コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 泡沫の夢
- 日時: 2016/05/05 17:49
- 名前: 零 (ID: dB4i1UE/)
はじめまして、零と申します。
此度は、このスレッドを開いてくださってありがとうございます。
このスレでは、短編やらポエムやら、詩やらを投稿していきます。
完璧な小説ではないので、そこを承知の上で、以降を読むことをお勧めします。
時間の無駄なのでね……。
また、小説カキコという場所で、小説ではないもの書くのはどうか、と私自身思っています。
ですが、最近のカキコは何でもアリなカンジになって来たので、その波(!?)に乗ってみることにしました←。
あまりよくないことなどは、理解の上でなので、そのことについての言及や、非難などはしないでください。
いいですね、しないでください。
どうしても気になる方は読まないでください。
あと、SS板で書くか悩みましたがこちらで書くことにしました。
ながながと、大変失礼しました。
このレス内の以下はお暇なときに読んでくだされば!
それではよろしくお願いします<(_ _)>
* * * *
もろもろ紹介
タイトルについて:泡沫のように、儚くも美しい、夢のような物語を書いていきたい、といった理由から
HNついて:零というのは、なにもない状態のことなので、今までいくつもの名前で書いてきたことを忘れて、初心に帰って書きたいという気持ちを込めました。
零について:読み/ゼロ・性別/女・職業/高校生・カキコ歴/4年弱 etc...質問あればご気軽に(いないとは思いますが笑)
- Re: 泡沫の夢 ( No.8 )
- 日時: 2016/05/08 00:40
- 名前: 零 (ID: dB4i1UE/)
【きせき】
今まで、奇跡が起こることを、望んでいた。
君と僕が、結ばれるという——奇跡を。
目の前の現実は、僕らの軌跡を蘇らせる。
幼馴染という肩書きから始まった君と僕の物語。いつしか、幼馴染という肩書きが嫌になりはじめて、急に女と意識して、態度がよそよそしくなって、離れて、また昔みたいに戻って、それがさらに僕の想いを募らせた。そうして、奇跡を望むようになった最近。
一方通行の想い。それこそ、奇跡が起こらなければ実らない恋。
でもそれに甘んじておけばよかったのかもしれない。いや、想いを伝えるべきだったのか?
ぐるぐると思考は巡るのに、結論は出なくて、結局頭の中はごちゃごちゃになっていく。
横たわるきみの骸を前に、ただ茫然とたたずむ僕は、奇跡を願って現実を見なかった愚か者。
神様、奇跡なんていらないから、どうか———。
彼女を返してください。
————————————————————————————————————————*
【きせき】
僕はまだ奇跡を望む
- Re: 泡沫の夢 ( No.9 )
- 日時: 2016/05/08 01:16
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
前から覗いてた人です(笑)
初めまして!!! 夜分に失礼します←
とても素敵な言葉や文章だなといつも感動していました(*´▽`*)
零さんのこの作品はずっと読んでいたいです♪
これからも頑張って下さい!!
4年もカキコで活動されてる事に驚きました!!
大先輩です〜( *´艸`)
タイトルの由来もしっかりと有って、良く考えて作られてるのを感じました。
また来ますね〜(*´∇`)ノ
陰ながらも精一杯の応援を込めて...!!
byてるてる522
- Re: 泡沫の夢 ( No.10 )
- 日時: 2016/05/08 01:35
- 名前: 零 (ID: dB4i1UE/)
■ てるてる522さん
コメントありがとうございます。
暇してたんで、夜分ウェルカムです(笑)
実は初めましてじゃないんです、HNがちがうんですけど……
誰かあててみてくださ((
改めて、はじめまして、零です。
そう言っていただけて、うれしいです。
一応カキコ歴長いので……
といってもただ長いだけで全く成長してないのですが(笑)
はい、お待ちしております。
- Re: 泡沫の夢 ( No.11 )
- 日時: 2016/05/18 15:55
- 名前: 零 (ID: dB4i1UE/)
【シンデレラ願望】
少女漫画はあまり好きじゃない、
はっきり言ってしまえば、くだらないから、好きじゃないし読まない
くだらないシンデレラストーリーを読んでいる暇があるほど、暇じゃない
確かに、高校へのそういう乙女チックな憧れがなかったわけじゃない
でも実際高校に入ってみれば、そうそうイケメンの類はいないし、
いたとしても接点もなく通り過ぎるだけ、
もし仮に関わったとしても、そこから恋愛に発展すること何て
万に一つもないだろう。
これは、まだ表向きの理由
ほんとうの、ほんとうは———
虚しくなって、心が空しくなるから。
少女漫画の主人公は、大体、ごく普通の女子高生
わたしと、同じ、表面上は。
だけどそんなヒロインはわたしと違って
優しくて、可愛くて、頭が良くて、運動ができて、何より——
みんなから好かれている
偶に、そうじゃないつんけんしたヒロインもいるけれど、
それでも行きつく先はどちらも同じだ
周囲の人に、恵まれている環境
それは、どの少女漫画でも同じだ。
ヒロインを心から心配してくれる友人と、心から想ってくれる想い人と、なぜか両親とも亡くなってて、心に闇を持っているヒロインが、いろいろあって心を繋ぐはなし
ありきたりだけど、人々はそんなのが好きだ
なぜか、
彼らはそれで、自らの埋められない心の隙間を、埋めようとしているんだ
それを読むことで、虚無感を満たして、満足感に擬態させている、
そんなシンデレラストーリーに自分を重ねている、
そう思えてならない。
これはわたしの考えだから、すべての人がそうとは限らないし
全く1人にも当てはまらないかもしれない。
でも、たとえば、これらが私以外のすべての人に当てはまっていたとして、
わたしはどう違うかというと、
そんな虚無感を、自らのない部分を、埋める書物を読むと、
さらに、胸の穴が、広がっていくように感じてしまうのだ。
たしかに読み終わった後は、思わず頬が緩むような描写もある
でも、そのあと、それを本棚戻して、
夕食を食べに食卓についたとき、
お風呂に入ったとき、
ベッドと毛布の間に体を挟み込んだとき、
その虚無感というか、虚脱感というか、
自分の価値を、生きている意味を見いだせない、虚しさが
全身を襲うのだ。
体中をめぐる血液に溶け込んで、赤血球が運ぶ酸素にまぎれて、
わたしという人間を形成する細胞という細胞に入り込んで、攻撃をする
そして、細胞がぼろぼろと崩壊して、わたしという存在が消えそうなとき
零れ落ちたわたしの欠片を、拾い集めてくれる誰かが———
少女漫画だと、現れるのだ。
そんなときに、
ああ、わたしはヒロインになれないんだなって、
悲しく、虚しくなる。
結局、塵の山となったわたしは、風に吹かれて散り散りになっていく
塵の山があった、その場所にぽっかり浮かんだ心は
形を保っていられない、
心を形成する情が、欠落して、欠乏しているから。
そして、
朝、目が覚めると
なにごともない一日が始まっていて、今日もまた
くだらない笑顔を浮かべていくのだろう
心に、隙間風が通って行く、
その風は、じりじりと心を削って侵食していく。
その風穴を、塞いで、埋めて、満たしてくれるその人は、現れない
幼いころ植えつけられたシンデレラ願望のような何かが憎くてしかたない。
これだけ、嫌だ嫌いだと言っていたのに、
ありえない、くだらないと言っていたのに、
今日も、その人を求めてやまない
——————————————————————————————————————*
【シンデレラ願望】
わたしだって、シンデレラみたいに……
これは、自論だが。
- Re: 泡沫の夢 ( No.12 )
- 日時: 2016/05/20 23:00
- 名前: 零 (ID: dB4i1UE/)
- 参照: https://shindanmaker.com/580997
【ワンシーン01】
「だからっ!!」
青い空に浮かぶ千切れ雲が、ゆっくりと空を渡る、ある日の昼過ぎのこと。
中庭でお弁当広げては、雑談に興じる人々のざわめきの中に、彼女の声は鋭く響いた。
「……もう、…………もう……」
「そんなことない、まだ…………まだ大丈夫だよ」
「でも……もう、無理だって……」
悲しげなその声は、先ほどの鋭さを失って、涙に濡れている。
ことの始まりは、ほんの十数分前——
「一緒にお弁当食べよー」
「うん、あたしも誘おうと思ってたんだ」
「どこで食べる?」
「天気良いから、中庭で食べよっ」
なんてことない、お昼休みの始まりの、よくある会話。未だこの時は、あんなことが起こるなんて。彼女は思ってもいなかったのだろう。
「う——んぅ……ッはぁ!! ほんと、いい天気だねぇ」
「うわ、日焼けしそう……」
一人は嬉しそうに、一人は若干嫌そうに、でもどちらも歩む足は止めずに。中庭の木下のベンチに腰を落ち着けた。
「ふふーん、聞いて驚け! 今日は、自分でお弁当作ったのでーすッ」
「なっ……お前にそんな、女子力が……ッ!?」
「なに、それ……ばかなの?」
「そっちこそなんだし、ばかじゃないしー?」
仲がいいのか悪いのか、くだらない話で盛り上がる、なんとも微笑ましい光景。だが——、このまま、冒頭へと戻っていく。
「だからっ!! もう、遅いって言ったじゃん……ッ」
彼女たちの足下には、ひっくり返ったお弁当箱が———。
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【ワンシーン01】
お弁当、分けてあげるからさ
シリアスかと思いきや、ネタでした。
診断メーカー、@_nmt_28様より、【そんなワンシーン。】の診断を使わせていただきました。
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