コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ガンソルジャー マキノ
- 日時: 2016/03/28 23:09
- 名前: ワタル (ID: Pk4hF4gE)
ガンソルジャー マキノ
主題歌 ONE OK ROCK the beginning
ending Kis-My-Ft2 eternal mind
挿入歌 Acid Black Cherry ピストル
(事件発生時、戦闘、逃亡シーンなどに起用)
《目次》
第1話 刑事シュガーキヨ >>1 >>2
第2話 ブリッジワーカー >>5 >>6
第3話 ビヨンドホープ >>7 >>8
第4話 タイムポリス >>9 >>10
第5話 武装集団 >>11 >>12
第6話 『タイムリープして助けに来た俺らが捕まり……コッチの世界の俺らに助けて貰うってどいう事!?』前編 >>13 >>17
第7話 『タイムリープして助けに来た俺らが捕まり……コッチの世界の俺らに助けて貰うってどいう事!?』後編 >>18 >>19
第8話 ガンソルジャーマキノ登場 >>20 >>21
※〈小説挿絵〉イラスト投稿掲示板もご覧下さい。
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.17 )
- 日時: 2016/02/29 22:03
- 名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)
湯桁のろま様へ
物語を褒めて頂き、嬉しい限りです!(やばいニヤケ顔w)
ドラマ風に書いてるので、それが伝わって貰えて光栄です!(キャッホイw)
はい!続き頑張りまーす!……ペコリ
byワタル
□ □ □ □ □ □ □
ここから本編始まります。
※再びBGMはピストルでーす。
『本当に撃って来やがった!』
『うう……耳がジンジンする!』
パリン!パリン!
困惑して身を潜める僕らを他所に、誰かが動いた!
銃弾を浴びて、ヒビの入った車のリアガラスを、マシンガンのストック部分で破壊しながら叫ぶ!
『しつこいな(ボソ)……北山隊長!武装したバイクが追って来ます!これより[緊急プラン対応マニュアル]に従いやむおえず反撃に移ります!』
『構わんよ!!ニカ隊員!派手にやっちゃってくれたまえ!!』
ダミ声で少しだけ強面(こわもて)の男が尋ねると、隊長と呼ばれた小柄な男が、鼻にかかる高い声で答えた!(鼻づまりの様な声w)
ヘッドホンにインカム。大きめのグラサンをかけている。
まるでヘリコプターのパイロットのようだ。
ニカ隊員と呼ばれた男は、身体を低くして伏せたまま、マシンガンの銃口だけ外に向けると、発砲しながら僕らに叫ぶ!
『耳を塞げ!』
ズババババババババ!
僕は少し動作が遅れて、耳がキーンとする……。
カチカチ
弾切れだ!
『ちっ!これだから骨董品は困る!』
ニカ隊員と呼ばれる男は、マシンガンを車外に投げ捨て腰のホルダーに手を伸ばし、見た事もない銃を抜いた!
ソレは、SF映画なんかでしか見た事がない代物だった!
『やめろぅ!ニカ隊員!!』
ミラー越しに叫ぶ!鼻づまりw
もとい!北山隊長!
※注意:作者は決して北山隊長をディスってる訳では御座いません!!
文章には音声がない為、止むを得ずです。
『しかし北山隊長!このままでは……』
『シャラップ!ニカ隊員!……絶対ダメだ!ここでの使用は許可出来ない!ギャラリーが多過ぎる!この時代でソレをやたらに使うんじゃない!』
「おいおい……カケル……なんなんだよ!こいつら?(小声)」
『ええ!?なんすか?松潤パイセン!?《大声》』
「ダメだコリャ(小声)」
と、次の瞬間!武装集団の乗る2人乗りのバイクが運転席側に横付けして来た!
後に乗る男は対戦車バズーカ砲を構えている!
『ヒュー(口笛)思った以上に過激な組織だな!』by北山隊長
『やっべ!バズーカだ!』
驚き立ち上がる松潤パイセンの後頭部を狙い、後方からもう一台のバイクの男が迫る!
北山隊長と呼ばれた男が、フリスクの様なケースから、おもむろに何かを口に放ると、プチっと噛む!
ドキュン!
撃ち込まれた弾丸!
時が止まった!!
キュウン……キュウン……(回転しながら空中に止まっている弾丸)
ニカ隊員が動き松潤パイセンをしゃがませる。
スローモーション……
驚き顔のままのカケル!
チッチッチ……
ドッカーン!!
『やっべ!バズーカだ!……って……アレ?』
興奮した松潤パイセン!一発の銃弾が撃ち込まれ頭をカスッた!
ギュイン!
車内を撃ち抜く!
『急に立ち上がるな!伏せていろ!』
緊迫した中、ダミ声が響き渡る!
遥か後方で爆発が起こる!
カケル達の行きつけのラーメン屋に、バズーカ砲が撃ち込まれ爆発炎上。
『うわ!あれじゃ カケルにしばらくラーメン奢れねーわ』何故か笑顔。
『松潤パイセン!今 それどころじゃないっす!……てか今……時が止まった?』
僕が、運転席の北山隊長の方を見ると、ミラー越しに"ニヒルな笑み"を浮かべて見せた……。
やがて僕らを乗せた車は、人気の無い埠頭の倉庫に逃げ込んだ!
どうやら、北山隊長のドライビングテクニックで、追っ手は巻いたようだった。
今頃になって、パトカーのサイレンが、遠くの方で、騒がしく鳴り響いていた……。
つづく。
※ED曲。
次回 【タイムリープしてなんたらかんたら……後編】
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.18 )
- 日時: 2016/03/05 17:40
- 名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)
前回のあらすじ〜のOP曲。
波止場の倉庫に着くなり、北山隊長はニカ隊員の銃を渡す様に指示した。
『ニカ隊員 その銃は私が預かろう!』
『あ はい……』
ニカ隊員から、光線銃を受け取る。
『直ぐに戻る!その場から離れずに待っていてくれ!』
北山隊長は、慌ただしく倉庫の二階に向かう。
それから、パソコンを開き誰かとメールのやり取りをする。
メールの相手は現代人だ。
未来人同志は小型のピンバッジで通信、会話をする。
録画機能も付いており、壁に映像を投影再生する事も可能だ。
『……ダメだ眠い……やはりコイツの乱用は危険だな……』
北山は、例のフリスクの様な錠剤をカシャカシャと鳴らし、ポケットに入れた。
直後、凄まじい睡魔に襲われた。
しばらく、カケル達がハイエースの荷台で大人しくしていると、誰かが車に乗り込み発進する。
ニカ隊員は、疲れのせいか?うたた寝をして、寝ぼけていた。
カケルと松潤パイセンもまた、度重なるアクシデントの疲れが溜まり爆睡していた。
『……ん……隊長……遅かったっすね……ムニャムニャ……』
呟き……再び、眠りこけるニカ隊員。
ハイエースは眠るカケル達を乗せ、朽ちた廃ビルに辿りついた。
寒さと、身体の自由が奪われた様な感覚にとらわれ、カケルが目を覚ますと、目の前は真っ暗闇だった。
と言うよりは、何か紙袋の様な物を被せられ、手足は拘束されていた!
(ここは何処だ!?)
隣にも誰かが、拘束されている!
被せられた、紙袋の下の隙間からスニーカーが見えた!
見覚えのある靴だ、松潤パイセンの物だ!
紙袋の隙間から見える風景から、僅かな情報を探る!
誰か倒れているのを発見した!
抵抗したのだろうか?
負傷している!!
よく見るとソレは、ニカ隊員と呼ばれていた男だった!
一旦CMでーす。
つづく
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.19 )
- 日時: 2016/03/12 08:10
- 名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)
カケル達が、ハイエースごと何者かに拉致られてから、北山隊長が目を覚ましたのは、数時間後の事であった。
北山の送ったメールの返信が来ていた。
内容はこうだ。
〔エレナです。ちょっと待って下さい!(君の弟は無事救出した)とは、どう言う意味でしょうか??カケルは今私と一緒にいます!これから邪教都に乗り込みます!自由解放軍ガンソルジャーと邪教都ブラッディーメアリーの小競り合いが、メールに書かれていた時刻通り始まりました!当初の作戦通りガンソルジャーマキノメイサの妹のカスミ(8歳)を探しています。ただフジガヤさんとはまだ合流出来ていませんが……タイムリミットが迫って来たので行動に移します!……長文になりスミマセン……それとバタバタしていて返信が遅くなりました!!!!
(>_<)〕
寝ボケまなこで、朗読してから飛び上がる北山隊長。
すっかり夜になっていた!
ドン!
ドン!
ドン!
爆発音が立て続けに鳴った!
ハイエースが無いことに気付き、倉庫の外に飛び出すと、遥か彼方に黒煙が上がる。
『あの方角は!邪教徒のアジト!!』
※ここでBGM流れまーす!
ピストル!
場面は変わり、廃ビル。
ガンソルジャーとブラッディーメアリーが、激しい銃撃戦!
鎮圧させるために、出動した機動隊とで三つ巴の戦いだ!
エレナはというと、シュガーキヨと共に拐われた人達の解放の為、邪教徒のアジトに乗り込んでいた。
邪教徒は人をさらい、洗脳して、信者を増やす。
カケルと松潤(現行側…捕まってるのは、ちょっとだけ未来側)、そして何故かロイズ中岡の姿がそこにはあった!
しかも先頭に立ち、仕切っている!!
………エレナは、ある日、"未来の自分"と名乗る者からメールが届いた。
最初は、何かの詐欺だと思い無視していたのだが、そこに書かれている内容は次々と現実に起こり、やがて信頼する様になり行動に移した。
それから北山と言う男から指示を貰い、行動せよとの事だった。
これは命令でも、お願いでも無い、貴女に…いや私に課せられた宿命です!と……。最後に〔大切な人を失い今でも後悔しています。30年後の未来にはカケルはもうこの世にはいません……後悔しないで!行動して!私!……未来のエレナより。〕
エレナ達は、ガンソルジャーに背中を狙われ無い様に同胞と思い込ませる為、ガンソルジャー特有のマスクやメイクをして誤魔化した。
ガンソルジャーは、素顔を晒してはいけない決まりがあるらしい。
まるで仮装パーティーの様な集団。
そのコスプレ染みた仮装が、したくて安易にチームに入りたがる若者も増えている。
ダークなテーマに基づいたメイクであれば問題ない、誰でも簡単に仲間に入れる。しかし派閥が多すぎて纏まりがない。
リーダーを名乗るマキノメイサの思想と反した、ただの殺戮集団も混ざっている。
シュガーキヨだけは、機動隊と対峙した際に戦闘にならぬよう、あからさまに刑事である事をアピールした。
そして、自ら機動隊に無線を入れておいた。シュガーキヨ特別チームだけは[確保鎮圧対象外]であると。
扮装して紛争を続ける輩を他所に、変装したエレナ達が、紙袋を被らされた人質達を見つけ縄を解き解放した!その数10人前後。
幸い混戦中の為、見張りは手薄だった。
見張りの男は1人だった為、エレナがミニスカート姿で誘惑して、油断したところをシュガーキヨとロイズ中岡で縛りあげたのだった!
そこにニカ隊員の姿もあった。
もちろんカケルと松潤(ちょっと未来側)もいるのだが、お互い顔が解らない。
そんなことより、逃げるのに必死だ!
出口の扉に手を掛け、喜び会う人質たちに『静かに!』と黙らせ聞き耳を立て扉に耳を当てる中岡。
ロイズ中岡は、決めセリフを言おうとして溜め気味に、皆に振り返る………。
皆が初めて中岡に注目した。
恐らく中岡自身もこの作品のシーンの中では、一番の見せ場である……NGは出したくない所だった……。
口をゆっくりと開き何かを言おうと息を吸った。顔のアップ。
プツっとカットが入りエンディング場面に切り替わる。つづく
※ここでエンディング
Kis-My-Ft2 eternal mind
次回 【ガンソルジャーマキノ登場】
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.20 )
- 日時: 2016/03/21 11:53
- 名前: ワタル (ID: jo2UR50i)
ロイズ中岡の、決め台詞は、やはりカットされていた。
総集編や、NG集、などの特集が組まれない限り、永遠に〈お蔵入り〉だ。
前回までのあらすじ…
からのOP曲!!
三つ巴の、銃撃戦の中、シュガーキヨのファッションは、よく見ると、あの某有名な警部に類似していた!
突っ込まずにいられない!
『キヨさん!そのコス!もしかしたら…あの!某有名な!銭●警部じゃないっすか!?』
『おほ!よーやく気づいてくれたか?カケル君!ありがとう!礼を言うよ……君にはコレをやろう…』
『いや……礼だなんて……そんなつもりじゃ……』
そのコスプレに気づいた僕に、キヨさんは、嬉しそうなリアクションをする。
そして、一挺の拳銃が手渡された。
『コレ……ワルサーP38……』
『そうだ!詳しいじゃないか!』
これぐらいなら、拳銃の知識の無い僕でも解る……。
なんだ?この重量感…。
モデルガンではない事に、気付かされる。
弾は、6発……大事に使え……。
『ゴク……』
僕は初めて手にする、本物の拳銃に生唾を呑んだ……。
それからキヨさんは、僕らが、ずっと気になってた、背負いの長細いケースから何かを取り出し、松潤パイセンにソレを見せた。
『よっこらしょい!と……えーーと……松潤君だったかな?君にはコレだ!真剣だから取り扱いには、十分注意してくれよぅ!』
『ああ!どうも!
え!日本刀!?』
戸惑う松潤パイセンを、他所に僕はある事に閃いた。
『……わかったぞ!コレで断片的だった違和感が繋がった!』
姉貴の妙な、真っ赤なセクシーコスと、金髪ブロンドのウィッグの意味が!
あれは!まさしく峰 不●子!
そして、僕がル●ンで、松潤パイセンが、石川 五●衛門!
待てよ!肝心な次● 大介が、いないじゃないか!?
あのシリーズには、決して欠くことの出来ない!
唯一!無二の存在!
〈絶対的相棒〉を忘れてないか!?
………いた!
全身黒ずくめの男!
ロイズ中岡!!
あの不自然な、ヒットマンかと思っていたら……
アイツが!
次● 大介だったかーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!????(爆)
一旦CMでーーーーーす!
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.21 )
- 日時: 2016/03/29 06:27
- 名前: ワタル (ID: Pk4hF4gE)
僕らは、紙袋に穴を開け、顔を隠して走った……。
※注意、タイムリープしたカケル目線。
助けに来てくれた、僕ら(ややこしいけど、タイムリープしてない方の)は妙にハイテンションだ。
邪教徒の狂った信者が、平気で斧なんかを振り回し、襲いかかるモノだから、日本刀を持った松潤パイセンが、まるで時代劇の殺陣の様に斬りまくる!
姉貴も、容赦なくワルサーPPK(アンクルに忍ばせる、小型リボルバー)で迫り来る邪教徒を撃ち殺した。
ここは、中庭のある四角いタワー状のマンション跡地だ。
僕らは下でもなく、上でもなく、ちょうど真ん中辺りの階にいた。
屋上からも罵声や、叫びと、乾いた銃撃音が鳴り響き、
下の階からは、怒号と、爆発音が木霊する。
察するところ、上の階は、ガンソルジャー(マキノ率いる少数精鋭部隊)対 邪教徒。
下の階と、建物の外は、ガンソルジャー(暴動する烏合の勢)対 機動隊の様だ。(シュガーキヨ情報)
撃たれた邪教徒が、中庭に落ちていく。
何故か、邪教徒は弱く、それぞれが死に様にこだわりを持っている様子だ。
斬られても、無意味なポージングを取り、なかなか死なない奴もいた。
わざわざ階段まで行き、転げ落ちる奴もいる。
さらに、全然物語と関係の無い、血で書かれたダイイングメッセージを書いて息絶える者……。
「誰が誰に送ってんだよ……このメッセージ……」
そこには、血文字で[おかずクラブ]と書かれていた……。
と!
その時!
急に静かになった後、
一発の銃声と悲鳴が聞こえた!
僕らは一斉に、中庭に振り返った!
屋上から、誰かが撃たれ落ちて来る!
周りの空気や悲鳴、叫び声からして、恐らく対立する双方のどちらかの大将クラスの大物が、撃ち落とされた!
僕らの視界に少女が見えた!
「マキノ!!」「マキノ!!」
その一瞬見えただけにも関わらず誰かが叫んだ!
松潤パイセンだ!
発せられた声は2つ。
紙袋を被った松潤パイセンと、日本刀を持った松潤パイセンだ!
直後2人は、顔を見合わせる!
紙袋の松潤パイセンは、秒速で顔をそらすが、日本刀を持った松潤パイセンは、目を見開きガン見だ!
いろいろマズイ!
僕は何もないのに叫んだ!
「アレは!!!!」
中庭を指差す!
皆が一斉に注目した!
(……マズイ……この後どうする……)
中庭に指を指したまま、苦笑いをしながら僕は、「なんてね〜」などと言いながら振り返ると、全員が驚きのリアクションで中庭を覗く様に駆け寄る!
「え?え?なに?」
向き直った僕の眼に映ったのは、牧野さんを抱き抱えて上昇していく、あの空飛ぶペンギン野郎の姿だった……つづく
ED曲
Kis-My-Ft2で、eternal mind。
次回 最終回 拡大スペシャルで、お送りしますw
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