コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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名もないある日の物語【参照二百突破ありがとう!!】
日時: 2016/04/08 21:50
名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)

どーもみなさん、初めまして。
三度の飯より猫耳幼女、ちくわです。
妹たちに振り回される兄、橋原修のなにげなーい日常をゆるっと面白いお話っぽく書いていきたいなーと思います。


…後、今回こそは三日坊主にならないようにしたいな…(切実)
投稿ペースがかなりのんびりかなと思いますが、何とぞ宜しくお願いします。

最後に、読んでみた感想やアドバイスを頂けたら嬉しいです。


〜お越し頂いた方々〜
・夏目 織さん
・どみのさん
・こんさん

ありがとうごさいます_(._.)_感謝感激雨アラレです。

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Re: ドミノさん ( No.7 )
日時: 2016/03/14 18:05
名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)

コメントありがとうございます!
自分もこんな状況に置かれてみたいな〜と思って書いています。
趣味全開の小説ですが、またお越しいただけると嬉しいです_(._.)_

Re: 名もないある日の物語 ( No.8 )
日時: 2016/03/14 19:02
名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)

三日目

じゃあインコのジャックの話を続けよう。
ジャックが家に来た次の日の朝のことだ。

「オキヤガレ!オキヤガレ!オキヤガレッッ!」
渋い声が俺の意識を呼び戻す。
「オキヤガレ!オキヤガレ!オキヤガレッッ!」
現在朝六時半。まだ学校に遅刻するような時間ではない。俺は誰だよ…と思いながら布団を被り直す。

………「オキヤガレ!オキヤガレ!オキヤガレッッ!」
まただ。凄くうるさい。朝っぱらから近所迷惑な奴だな…。しかし何故だろう、凄く近くで声が聞こえる気がする。
「オキヤガレ!オキヤガレ!オキヤガ「うるせぇぇぇぇぇえぇぇぇ!!」
布団を蹴飛ばし飛び起きた。
俺「誰だ朝っぱらからうるせーよ!安眠妨害すんなぁ!」
千秋「修兄こそうるさいわ!てかオキヤガレいった奴誰だ出て来やぁ!」
雷花「でもこの渋い声、どっかで聞いた気が…」
俺「ん?渋い声?」
俺は後ろにある昨日買った小鳥を入れる籠を見る。妹たちもつられて振り向いた。
ジャック「オーハーヨォ?」
「「「お前かぁぁぁぁぁぁ!」」」

その日以降、うちの家族は朝六時半以降に起きたことがない。

Re: 名もないある日の物語 ( No.9 )
日時: 2016/03/16 17:28
名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)

四日目

さて。今日は朝のジャックの様子を書いていこう。
最近、ジャックは変な言葉を覚え始めた。

朝、話題のタネを拾えたらなーと思い、朝食を食べながらテレビをつけた。
この時間はチャンネル8で『ゆざましテレビ』の天気予報がやっている。天気を知りたかった俺は、味噌汁を啜りながらテレビの画面を眺めていた。
ジャック「今日は…風が騒がしいな…」
天気予報のおねーさんも丁度ジャックと同じようなことを言っていた。
俺(まさかコイツ…!天気予報が分かるのか!?)
ジャックやるなぁと思い、このことを雷花に後日話してみた。
俺「なんかジャックが天気予報見て今日は風が騒がしいな…とか言ってたんだよ。アイツもしかして天気予報分かんのかな?」
雷花「?…多分それ修兄が見てるアニメのセリフじゃないのですか?」

……なんか恥ずかしい思いをしてしまった。

Re: 名もないある日の物語 ( No.10 )
日時: 2016/03/17 18:18
名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)

五日目

さて、今日は学校で起こったことを書いていこう。
今日の二時間目は社会の授業だった。

「で、あるからして…」
社会担当の上田先生の口癖が教室の生徒の眠気を誘う。
この先生はとても人気がない。前に女子に「あの先生最近前髪の前線後退すごいよね」とか言われていた。
きっと誰もが「早く授業終わんねーかなー」と思っているのだろう。

ガラガラガラッ「ういーす」
遅刻してきたのか、DQNっぽい性格の山下が入ってきた。
すると先生がいきなり、
「おいっ…山下ァッ!!お前何髪の毛金髪に染めてんだ!!」
え?…ああ、上田先生髪染めた山下見んのこれが初めてだっけ。
(ちなみにうちの学校はその辺の規則が結構緩い。)
急に切キレた先生を見て、「え、何?」「うわーキモ…」とかこそこそ言われている。怒り狂った先生の耳には届いていないようだが。
上田先生「お前その髪誰から貰ったんだと思ってるんだ!親だろ!?親から貰った髪の毛に何てことしてるんだ!!」
血走った眼で叫ぶ先生に、山下は冷静にこう言った。

「…じゃあ先生は親から貰った大切な髪の毛どこやったんですか?」

先生は頭を押さえながら泣いた。…お気の毒に。

Re: 名もないある日の物語 ( No.11 )
日時: 2016/03/25 18:33
名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)

六日目‐その壱‐

今日も学校で起こったことを二回に分けて書いていこう。
これは俺の学校で当たり前になった日常である…

チャイムが鳴った。俺はクラスメイトの高橋(たかはし)と達也(たつや)とある場所へ向かっていた。

高「よっしゃー、授業やっと終わったー」
達「フッ…俺はこの鐘の音色を聞きたかったのさ…」
本日授業の終了を告げるチャイムが鳴ったのは三回目。
「「「飯時じゃあぁぁぁぁぁぁ!」」」
そしてこれは、この学校における≪開戦≫の合図でもある…

高「走れ!多分まだ間に合うぞ!!」
達「くっ、俺の腹の中の暴虫が雄叫びをあげているっ…!」
俺「ただお腹鳴っただけだろ!」
達「待て友よ、前方に≪戦場≫を確認した…」
その言葉につられて前を見る。くそっ、少し遅かったか。
そう。売店の商品の取り合い。これが我が校における≪戦争≫なのである。俺の通っているこの学校は中高一貫性の上だだっ広い校舎の中に売店が一つしかない。さらにこの売店には全校生徒の約6割、およそ二千四百人が押し寄せる。
高「混みすぎだろ…でも行くしかねぇ…」
達「開戦の狼煙を上げよっ!」
呼吸を調え、俺たちは走り出した。

「「「突撃じゃぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!」」」

数分後…
高「ハア、ハア…お前らっ…戦果はどうだったっ…」
達「Do not think, I must feel…」
俺「みんな買えなかったんだな…」
ひとつ言い忘れていたが、売店で商品を手に入れられなかった不幸な人はロビーにたまり、それはそれは「飢餓地獄」のような光景になるそうな。
…決して過剰な表現じゃないよ?


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