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やばすぎ!学園生活☆
日時: 2016/04/06 00:23
名前: 貧困☆どみの (ID: 99568qQj)

こんにちは!

この小説は、hinn・こん・どみのの3人による合作です。

ぼっちの僕と予言者と弁護士のてっさんが取り巻くスリルな学園物語です。
だいぶ崩壊しています。
生暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

荒らしと成りすましはお引き取り下さい。

コメント、メッチャお待ちしてます(^^)

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Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.1 )
日時: 2016/04/06 07:36
名前: こん (ID: y5qheDIH)

普通、転校生といえば、みんなからちやほやされるものではないのか。
休み時間になれば何人かが席に詰めかけ、誰かが校内案内をしてくれる。

5月、父の転勤で埼玉県から神奈川県にきた。
僕は中学3年生をこちらの学校で過ごすことになった。
僕のクラスは1組。
1年もないが、楽しく通いたいと思っていた。
待ちに待った初登校日、僕は自己紹介で何を話そうか考えていた。
趣味とか?
好きな教科とか?
得意なこと?
いや、それとも好きな子のタイプとか…?
けれども、僕がホームルームで自己紹介することはなかった。
電車が遅延したのだ。
学校に着いた頃には、クラスの3分の2くらいの生徒が授業を始めていた。
担当の先生は、とりあえず後ろの席へ座れ、と言って授業を続けた。
その後全員揃い、帰りのホームルームになっても僕の自己紹介の機会はなかった。
ただ、担任に
「転校生が今日から加わる。みんな仲良くな。」
と言われただけであった。
そしてもうそろそろ試験前という事もあり、休み時間は各々勉強をしているため、僕に話しかけてくる人はいなかった。
理想の転校生とはあまりに違い、僕は肩を落とした。

Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.2 )
日時: 2016/04/06 19:15
名前: hinn (ID: IpxDtp3C)

夕焼けを知らせるチャイムが鳴り響く。

結局転校初日は何もアクションが無いまま学校が終わってしまった。


西日に照らされた教室はもう僕以外誰も残っていない。空っぽの空間にクラスメイト達の残像をみる。


このままでいいのか。


心臓がドクンと音をたてる。


このままクラスの雰囲気の流れに逆らえなければ僕には卒業まで友達のいない学校生活しか待っていない。

「これじゃあだめだ…」

小さく呟くと、拳を握りしめて強く決意する。

「友達がほしい」


いや、少し違うか。
まっすぐ黒板を見据えて自らを奮い立たせるように声を上げた。



「友達を…つくる!あわよくば彼女も!!」



「その言葉は本当か」

レスポンスが返ってきたことに驚き咄嗟に後ろを振り向く。

いつの間にか教室の後ろのドアが開いていて、男子生徒が壁にもたれかかっていた。


(人いたんだ!恥ずかしい!)


その生徒はゆっくりとこちらに近づいてにやりと不敵な笑みを浮かべると、スッと僕を指差した。失礼な奴だ。


「お前の願い、叶えよう。いや、叶えられる」

「……誰ですか」

ボソボソとしゃべるのは僕の専売特許である。この喋り方で僕は友達いない歴=年齢を更新し続けていることは火をみるより明らかだろう。

しかし男子生徒は聞き取れたようで、一度小さく頷くと目を細めて首を僅かに傾けた。


「我はお前の預言者だ」

「よ、よげんしゃ?」

思いもよらない答えに吃驚してボソボソ声が裏返ってしまった。

そんな僕の驚き様に男子生徒、もとい預言者は満足そうに笑う。

「お前の決意、確かに聞いたぞ」

「え?あ、いやアレは…違うんです…」

違うことはないのだろうが、今更ながら聞かれていたことに顔が真っ赤になる。

しかし今度こそボソボソ声は聞こえなかったのか預言者は僕の肩に元気よく手を置いた。

「そなたの理想郷を共に創りあげよう、友だけに、な!」

「いや…上手くないです…」

どうやら彼にとって都合の悪いボソボソ声は聞こえないしくみらしい。

「では、また16時間後に会おう」

さらばだ、と言い残して預言者は割と大音量の鼻歌を歌いながら教室を出て行った。



やがてその歌も聞こえなくなると教室は再び静寂に包まれた。太陽はさらに山へ沈み空は夕焼けの明るさから夜へ変わろうとしていた。



まるで嵐のような人物だった。

さっきはチャンスがなかったが、あの預言者ともしかしたら友達になれるかもしれない。

そう考えるだけでも僕の胸はワクワクが抑えきれなかった。

明日、また話せるかも!


僕は急いで鞄を掴むと急いで教室を出て帰路へついた。




Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.3 )
日時: 2016/04/07 10:36
名前: こん (ID: CwXyXkbt)

AM8:00。
昨日、預言者と名乗る男子生徒と言葉を交わしてからぴったり16時間後。
本当に僕らはまた会った。
「え。」
駅と学校のちょうど真ん中くらいにあるコンビニで飲み物を選んでいる時、ふと横を見たら預言者が立っていた。
(本当に僕の預言者なのか…?)
いやいや、まさか。
たまたまだろう。
「新商品のフルーツ・オレを買うといいかもな。」
預言者はそう言って、歩いて行ってしまった。
「あ、あの、ちょっと待ってください…」
呼び止めようとしたが、僕のボソボソした声はまるで届かなかった。
「…ああ。」
行ってしまった。
追いかければ良いのだが、僕にはできなかった。
(いや、まだ今日は始まったばかりだし。チャンスはいくらでも…)
思って、肩を落とした。
そうやっていつも失敗してきたのだ。
でも。
どうしてもなんとかしたい。
変わりたい。

僕は新商品のフルーツ・オレを買った。

Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.4 )
日時: 2016/04/07 10:41
名前: どみの (ID: Ft4.l7ID)

気をまぎらわす為に、フルーツ・オレを飲んでみた。喉が乾いていたせいか、より甘さが感じられ、まるで砂漠のオアシスのようだった。
飲み終わると、眠気に襲われ、僕はその場で寝てしまった。


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