コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 僕の隣にはいつも君がいた。第2部
- 日時: 2016/05/01 09:45
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=41234
皆さんこんにちは^ ^
火野カフカでございますd(^_^o)
この度、僕の隣にはいつも君がいた、を完結させまして、第2弾を作りましたV(^_^)V
ぜひ、これからもよろしくお願いします♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.4 )
- 日時: 2016/04/24 14:41
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
「1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ーーーーー」
講堂の裏口から入ると、ステージ横に出る。
「あぁ〜始まっちゃったか…」
宇宙の淡々と話す言葉を耳に軽く入れながら、優の事を考えていた。
(あれ以上入ってこられると、危険よね…危ないから監視しようかしら…)
色々と考えを巡らせていると、生徒会長代表の言葉は終わり、私の、副生徒会長の説明の時間になった。
「桃奈?出番だよ?」
宇宙に呼ばれてなかったら忘れていたであろう。
「えっ?っあぁ、行ってきます。」
ニコッと笑って、ステージへ出た。
「長かったね〜」
「生徒会長、超イケメンだったよ〜」
「勉強大変だろ〜な〜」
口々にまだ、小学生を感じさせる言葉が聞こえる。
「宇宙?大丈夫?顔色悪いけど…」
「えっ、あぁ〜…平気平気。」
無理して笑ってる感が滲み出ていた。
「そう、早めに保健室行きなさいよ。」
お母さんみたいに釘を刺して、一足先に生徒会室へ向かった。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.5 )
- 日時: 2016/04/25 17:52
- 名前: 火野カフカ (ID: tcaX5Vvk)
生徒会室の前には、すでに入学式を済ませた火野先輩や、南風先輩がいた。
「生徒会長、ちゃんと支えなよっ」
っと言って、肩を叩く火野先輩。
「俺みたいになっ」
って自慢げに笑う南風先輩。
「後で、宇宙呼んでくれるかしら?」
「はい?わかりました…」
何の話だろう…
最近の私は変だ。
宇宙が他の女の子と話してると気になってしょうがない…
仲良くなんてしてたら、落ち込むか、誰かに八つ当たりしちゃうな…
「ーーーーー。はい、分かりました。」
ガチャ
「宇宙、何話してたの?」
「あぁ、毎年の生徒会長の引き継ぎだよ。鍵や、資料の置き場、文化祭や体育祭の計画案の書き方とか?桃奈は何してたの?」
「あ、私はねぇーーーーー」
安心してる…?
ただの業務連絡で良かった…なんて
「ほら、明日から風紀委員の人たちに仕事をしてもらうんだ、挨拶に行かなくちゃいけないからね〜」
メンドクサーと呟く宇宙をチョップして、2人で、2人っきりで廊下を歩いた。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.6 )
- 日時: 2016/04/25 18:00
- 名前: 火野カフカ (ID: tcaX5Vvk)
ガラガラガラ〜
「失礼しまーす」
「失礼します」
「…はいはい、なんでしょうか〜?」
「あっ、生徒会です〜明日よろ…」
「桃奈…?」
「なんであんたなのよ…」
怒りを露わにして、睨みつける。
「あっ…」
「優っ…!!」
「まあまあ、そんな怒るなって〜」
怒ると老けるぞ、なんて冗談をかました優を殴りたい衝動に走る。
「あの…えっ、その…」
また、小動物のように縮こまる宇宙。
「気にしないでね、優、明日からちゃんとやれよ。じゃなきゃ…」
「はいはい、分かった分かった。」
「…行こう、宇宙。」
ぐいっと腕を引いて、また来た廊下へ戻る。
さっきとは違う、嫌な空気に包まれながら。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.7 )
- 日時: 2016/04/26 20:51
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
「桃奈…」
生徒会室について早30分。
お互い、気まずくて口を開かなかったが、宇宙が耐えきれないと言うようにポツリと呟く。
「何…」
予想はしていたけれど、なんて答えたらいいのかなんて、分からなかった。
「どうして…優さんには、そんな態度なの?」
「それは…言えない。ごめん。でも、いつか必ず伝えるから…」
「…分かった。」
帰る支度をして、たまたますれ違った同じクラスの小春と一緒に帰った。
宇宙は、裕人に連行されてったからね。
「桃奈、宇宙となんかあった?」
料理を作りながら、カフカさんは聞いてきた。
「なんかって、なんですか?」
「色々と、ね」
「色々と、か」
「そう、なんか悩んでんらな、私に言っちゃいなさいよ!」
カフカさんは、見た目チャラそうなのに、こういう大事な話は必ず守ってるれる人。
「ごめんなさい…でも、話せる時が来たら話したいです…むしろ話させて下さい…」
一度振り向き「待ってる」とだけ言いまた、料理を作り始めた。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.8 )
- 日時: 2016/04/26 21:01
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
「明日は、午前授業か…」
ご飯を食べながら、裕人さんが呟いた。
ちなみに、家では火野先輩をカフカさん、南風先輩を裕人さん、と呼んでいる。
本人たち曰く、少しでも親近感を持って欲しいから、らしい。
「じゃあ、何処か出かけない?最近、土日でも出掛けられてないし。」
宇宙の平静を装いつつも少し興奮気味に話す姿は、小学生を連想させた。
「良いわね!じゃあ明日はーーーーー」
食事を済まし、少し休憩していると、小春ちゃんから呼ばれた。
「小春ちゃん?桃奈だよ」
中から「どうぞ…」と声が聞こえたので、ドアを開ける。
「お邪魔します」
「あのね」
唐突だな、と思った次の瞬間、自分の耳を疑った。
「桃奈ちゃんって、宇宙くんのこと、好きだよね…?」
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