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- 勇者の剣と勇者な剣
- 日時: 2016/06/24 06:47
- 名前: 涙雫 (ID: 9BxfvGUD)
クリックしていただきありがとうございます!
涙雫です!
最近は色々と忙しいので更新が遅くなりますが、暖かい目で見てくれるとありがたいです!笑
感想、アドバイスなどのコメントもお待ちしております!
登場人物
・俺
男子 おそらく高校生 引きこもり
・黄色い髪の少女
女子 おそらく中学生 なんか可愛い
・勇者な剣
男子 声はおっさんに近い とりあえずうるさい
・レム(本名不明)
性別不明 年齢不明 ぼくっこ
・アルフェリア
女子 ヒニーより年上 行方不明
登場人物はこれからもっと増えていきます^ ^
暇つぶしにでも読んでいってください!笑
- Re: 勇者の剣と勇者な剣 ( No.9 )
- 日時: 2016/06/24 07:08
- 名前: 涙雫 (ID: 9BxfvGUD)
前回のお話。
レムっち 女の子の予感←
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
やっと……。
「ホテル到着!!!!」
「長かったですね〜!」
「誰のせいでこんなにかかったと思ってるんだよ!」
「え、そりゃあヒニーさんじゃないんですか〜?」
レムはにかっと笑う。
その顔、ほんとムカムカする!!
「いやいや、お前が遅かったから俺は手伝っただけだ!」
「でもそのせいでもっと遅れちゃったじゃないですか〜!」
「そ、そんなことねぇよ!」
「そんなことあります〜!」
俺がイライラしていると、レムはため息をつきながら窓の外を眺めた。
なんか、これじゃあまるで…
「恋する乙女みてぇだな!レムっちよぉ!」
お、おいばか。
お前は本当に人のこと考えないでズバズバ言うよな。
本当に恋する乙女だったらどうするんだよ。殺されるぞ。
けれどレムは顔色ひとつ変えずに
「そうかもしれませんね〜…あ、でも女とは言ってませんよ〜?」
いつものレムじゃない。
まぁ確かに出会ってまだ数日だし俺の知らないレムの顔もあるだろうけど、なんかすごく悲しそうってゆーか、寂しそうってゆーか…。
なんて言葉をかければいいのかわからない。
下手に声かけて殺されたくないし。
「じゃあそろそろぼくは寝ますね〜。明日は隣町まで行きますよ〜」
「はいはい」
「うぃっす」
レムは少し笑った後に、自分の部屋へ入っていった。
本当、急にどうしたんだろう。
買い物中に何かあったのだろうか。
「まぁ坊ちゃんよぉ、あれこれ考えてもしょうがないぜ、明日本人に聞いてみよう」
「それができたら苦労しねぇよ…」
でも勇者な剣の言う通りだ。
少し怖いけど明日レムに聞いてみるか。
俺はふかふかのベットに潜り込んだ。
その時、俺はまだ知らなかった。
『明日』がどれだけ大変な日になるかを。
- Re: 勇者の剣と勇者な剣 ( No.10 )
- 日時: 2016/06/27 16:00
- 名前: 涙雫 (ID: 9BxfvGUD)
前回のお話。
ヒニー「明日いい日になぁ…らないの?!」
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
さぁてと。
一度頭を整理してみよう。
昨日、レムはちゃんと自分の部屋で寝ていた。
勇者な剣もちゃんとバッグに入れた。
ところがどっこい。
朝起きてみれば…なんという事でしょう!誰もいないではありませんか!
それだけではありません。
なんと、ホテルの店員さんはもちろん、他に宿泊していたお客さんたちまで居なくなっているではありませんか!
俺一人!
俺一人…!
俺一人…?
俺…1人…?
すみません。
作者の体調不良により、しばらくおやすみいたします。
本当に申し訳ございません。
- Re: 勇者の剣と勇者な剣 ( No.11 )
- 日時: 2016/07/03 20:35
- 名前: 涙雫 (ID: 9BxfvGUD)
長く休んですみません!
もう大体は大丈夫なので、今日からがんばります!
ただ、まだ完全には治ってないので、更新遅くなるかもです、てか遅くなります。すみません…。
で、でわ続きから書きます(`・ω・´)←
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
俺…1人…?
頭がついていけない。
いやいや、ついていかないと。
でも…、いったい何が起きたのか…。
俺以外の人間(?)が一気に全員消える事なんて現実でありえるか?
ありえない。
現実、では。
忘れがちだがここは俺の夢の中。
何が起こってもおかしくはない。
ん…あれ…?
俺の夢の中ってことは…。
「俺が願えばなんでもできるのか?!」
思わず声に出してしまった。
そうだ、ここは俺の夢の中。
俺が願えばその通りになるはずだ。
もしかしたら、レムや勇者な剣の顔を思い浮かべれば居場所も一緒に思い浮かんでくるかもしれない。
俺はレムの顔を思い浮かべてみた。
『えぇ?!ヒニーさんてば引きこもりのニートなんですか〜?!まじうけ〜』
……………。
『ちょ、ヒニーさんwwwwもしかして今のビビってました?wwww』
………………………。
『ヒニーさんって以外と頭悪いし体力ないしまさに引きこもりニートですね〜!なんかもう尊敬します〜!』
だめだ。
どうしてもレムの顔を想像となるとうざい顔しか思い浮かばない。
うん、レムは後回し。
次に俺は勇者な剣の顔(?)を思い浮かべた。
……………。
ど、どれだ…?!
(※勇者な剣と勇者の剣の外見はほぼ一緒。)
「はぁ…。」
あれからもう30分。
なんかもう精神的に限界…。
もしかしたらあれかもしれない、サプライズとかで俺をびっくりさせるためにみんな消えたのかもしれない。
そうだそうだ、きっとそうだ。
俺は可愛い系男子だもんな、モテる男はつらいぜ…。
………。
ツッコミ無しってのもつらいぜ。
そこで俺はふと思い出した。
勇者な剣は俺の心を読める。
なら逆は…?
俺は試してみることにした。
え?なんでかって?
だって暇なんだもん。
ー10分後ー
あ、頭痛い…。
クラクラしてきた…。
これじゃ一生一人だ…。
そんなのいやだよ…。
なんでいなくなるんだよ…。
俺なんかしたか…?
俺はまだやりたいことが…やりたいことがたくさんあるってのに…。
レムの性別を暴く事…
勇者な剣の年齢も暴く事…
ついでに黄色い髪の少女、サー・ヒニスとかゆう奴からあんなことやこんなことを聞き出す事…。
まだまだ…たくさん…あるのに…。
俺は昔から泣き虫だった。
だけどもうそれはなくなったと思ってた…。
でも。
なんでこのタイミングで泣けてくるんだよこのやろー…。
その時。
「よぉ坊ちゃん!泣いてんのか?!www」
「?!」
その声は……!
「え、ちょ、まっ、本気で泣いてんの?!wwwwww」
勇者な…剣?!?!
- Re: 勇者の剣と勇者な剣 ( No.12 )
- 日時: 2016/08/05 10:00
- 名前: 涙雫 (ID: 9BxfvGUD)
…すみません
一つだけ、言い訳させてもらってもよろしいでしょうか
なっ、習い事とか学校とかで忙しいかっt
前回のお話。
ヒニー「勇者な剣キタコレ」
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
「え、ちょ、本当に泣いてるのか?wwwwwww」
「ゆ、勇者な…」
俺はゆっくりと声のする方向に振り返ってみた。
そこにはいつものうるさい勇者な剣が……
「えっ」
「あっ」
勇者な……剣……。
「…」
「え」
勇者な…剣…じゃない見知らぬロリ…ごほんげほん、女の子が立っていた。
「え、誰っすか」
「え、振り返るの早くね?」
高く結んであるツインテールを揺らしながら女の子はため息をついた。
「…はぁ、もうちょーっと楽しみたかったのになぁ〜…」
「誰っすか」
「わたくし?わたくしは世界中の人に幸せな『夢』を届けるアルフェリアってゆー者だよ!」
「あっ、アルフェリア…?」
聞いたことあるような、無いような……
「あぁ!!!」
「んん??」
勇者な剣が言っていた、あの引きニート!!!!
『引きニートとは失礼な』
…で、でもなんか話しと違う…。
確か俺より年上のはずなのに…
明らかにロリじゃねーか。
それに、夢を届ける?
何それ厨二病チック
「ねぇ、そろそろ自己紹介いいかしら」
「え、あ、はい。どうぞ。」
アルフェリア(?)はワンピースの裾を両手で軽くつまんで、軽く頭を下げた。
「ごきげんよう。わたくし、ある勇者な剣を探しております、永遠の10歳、アルフェリアでございます!」
「はぁ…」
永遠の10歳かぁ…。
「わたくし、ある呪いにかかってしまいまして、このような小さい子の姿にされてしまいまして…。」
アルフェリアはしょぼんとした顔をしたあと、急に俺の手を握ってきた。
「本当のわたくしの姿は、美しくすらっと脚長で綺麗な黒髪にモデル体型、本当に美人なんです!それなのに…こんなかわいい10歳に変えられてしまって…許せません、サー・ヒニスって人!」
「サー・ヒニス?!」
「えぇ、サー・ヒニスです。わたくしのお友達なのですよ」
「お、お友達ぃ?!」
話がこんがらがってきた。
…だめだ、引きこもりには難しすぎる。
『やっぱりこの子も引きこもりなのね…昔のわたくしと同じ…ヒニスちゃんの言っていた通りだわ…このままだと、昔の私のようになってしまう…』
「な、なぁ、アルフェリアさん」
「アルフェリアでいいわ!」
「じゃあ、アルフェリア、なんでみんなが居なくなったのか知らないか?」
「え?」
「え?」
少し間が空いた後、アルフェリアはあぁ!と声を出して
「わたくしの魔法ですわ」
「ま、魔法?!」
魔法?魔法って、あの、あの魔法?!
「ふふっ、驚いた?」
お、驚くも何も魔法なんてこの世に存在していたのか…?!
こんがらがってる俺を見てアルフェリアはニコニコと笑っていた。
- Re: 勇者の剣と勇者な剣 ( No.13 )
- 日時: 2016/08/06 10:44
- 名前: 涙雫 (ID: 9BxfvGUD)
前回のお話。
アフェリ…ア?(´・ω・`:)
魔法…?(´・ω・`:)
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
ま、魔法?!
「ふふふ、驚いた?わたくし魔法が使えるのよ」
「は、はぁ?!魔法なんて、非現実的なの…あるわけねーじゃねーかよ!」
「え?でもここはあなたの夢の中でしょう?非現実的なことがおこったっておかしくはないわ。それに」
「それに?」
「勇者な剣も非現実的じゃないかしら?」
あーーー…。
俺はなぜか納得した。
そうだ、ここは俺の夢の中。
なにが起きたっておかしくはない。
「ま、魔法って…俺でも使えますか…?」
「何よぉ〜あらたまっちゃって。まぁ、あなたの夢の中だし、使いたいって強く願えばできるんじゃね?」
そんな軽く…。
「それよりまずはわたくしの『夢』から覚めないと」
「え?」
そう言うと、アルフェリアは大きく手を振り上げ何か魔法の呪文みたいなのをブツブツと喋り出した。
次の瞬間。
目が痛くなるほどの光が全てを包み込んだ。
「………ん、……ゃん、…ちゃん、坊ちゃん!!」
「はっ?!」
目を覚ました。
あれ?
俺、さっきまでアルフェリアと話してて…
なんで今ベッドで眠っていたのか…?
あ、あぁ、アルフェリアに『夢』を見せられていたのか。
「坊ちゃん…?」
「あ、勇者な剣!!お前無事だったかぁ!よかったよかった!」
「坊ちゃん、お前、5時間もずっと寝てたから何事かと思って夢をのぞいてみれば…」
「はぁ?5時間?引きこもりからしたらふつーだろ」
「……」
勇者な剣は喋らない。
どうしたんだ?
夢を覗いて、なにかまずいもので…も………
アルフェリア?!
てゆーか、おま、勇者な剣は夢も覗けるのかよ!!!
もうストーカーだよ!!!
それより!!
アルフェリアの顔…見たのか…?
「勇者な剣…」
「よぉし!さっきレムっちも起きてきたからもう支度して出発するか〜!」
「…」
いつもの明るい声じゃない。
けど勇者な剣はあえてアルフェリアについて聞いてこない。
だから俺もあえてアルフェリアについて聞かない。
勇者な剣が何を考えているのか、何を思っているのか分からない。
でもわからない方がいい。
わかったところで俺は何もできないから。
俺は支度を始めた。
……俺にも魔法使えるのか?
めっちゃ気になる…。
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