コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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一言、私は君に【コメ募集中】「完結」
日時: 2016/12/11 23:00
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

私は・・・クラスでも決して目立ってない。
人からならよく言われるけど大して可愛くもないし、スタイルも良くないし・・・。
何より勉強ができない!

そんな私が恋したのは、私とは正反対・・・。人気者で格好良くて、他の女子からも人気が高い、


松宮眞城くん。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


心里みさとです。

文章力などは全くなく駄作ですが、心優しい方は読んでみてください<(_ _)>


キャラ一覧>>1

「届かないこの思い」>>2-5
「少しでも近づけたい距離」>>6-11
「分かってはいるけれど」>>12-14
「校外学習」>>15-19
「変わり始め」>>22-25
「校外学習で、さようなら」>>26-37
「よびかた」>>38-39
「一瞬」>>40-43
「苦しく」>>44-46
「告白」>>47-49

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Re: premier amour【コメ募集中】 ( No.35 )
日時: 2016/10/12 19:15
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)


けど、現実だけはどうしようもない。
柿崎くんと一通り話し終わった後、ふっと思い出す。

あの日・・・光で反射した、涙を。

「(でも・・・本当に自殺したりしたらどうしよう・・・)」

「(いや、茉里が・・・悪いんだ、元凶は茉里だ)」

「どうしたの?灯香ちゃん」
「え?何でもないよ」


私たちが乗っているバスの前には、茉里が乗っている。


「はぁ・・・疲労感はんぱない・・・」
「何か疲れたよねー・・・」

「てかさ、柿崎くんと話してたら疲れるんだけどー・・・」
「は!?何だよそれ!」

「ほらそーいう元気なところが・・・」

___キィィ__バンッ!


__キィィ__


ものすごい衝撃音がした後、急ブレーキがかかる。

「な、何・・・?」
「おい、大丈夫か!?」


その衝撃はすぐに消え、私は前を見てみる。


__すると、前のバスが__橋に突っ込んでいってたのだ。


Re: premier amour【コメ募集中】 ( No.36 )
日時: 2016/10/12 19:26
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)


「・・・ぁ、ぁ・・・」

「灯香ちゃん・・・?どうしたの・・・?」
「ま、前のバスが・・・」

「ま、まじかよ!?」


そのとき、前のバスの後部座席から誰かの顔が見える。
それは辛そうな・・・痛みを持ってそうな顔。

あれは__茉里?

大丈夫、なの・・・?

「茉里!!」

私は先生に止められたような声が聞こえたものの、そのまま飛び出していった。

「み、みんな・・・大丈夫?」
「俺らは大丈夫だけど・・・でも、篠木が・・・」

「え・・・ま、茉里が・・・?」

後部座席には、ぐったりとした顔で寝ていた茉里が。


「ぁ・・・ま、茉里・・・?」

Re: premier amour【コメ募集中】 ( No.37 )
日時: 2016/10/12 21:15
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)


茉里なんて嫌いになったはずなのに。
もう、話したくないって思ったはずなのに。


自然と__涙がこぼれてくる。


「う、うあぁぁ・・・」

「だ、大丈夫だよ灯香ちゃん・・・茉里なら絶対生きてるって・・・」

茉里と同じクラスの友達が声をかけてくれるけど、涙は止まらなかった。嫌いになったはずだったけど、溢れる。


「・・・ん?灯香・・・ちゃん?」


「茉里!」

私の名前を呼んだのは、茉里だった。

「うっ・・・茉里・・・」
「そ、そんな泣かないでよ」

「ごめん・・・ごめんね」
「え?」

「迷惑・・・って言ったこと・・・私疲れてて・・・あんまり記憶にないけど・・・」

「いいよいいよ、もう気にしてないよ、こんなに心配してくれてるんだからさ!行く前・・・さようならって言ったときはまだ気にしてたし自殺しようとも思ったけどさ」

「・・・うぅ・・・」

「泣かないでよ!キャラじゃないよ!ほら眞城!慰めてやれ!!」
「い、いいよ・・・!!」

振り向くと、心配そうな顔をした眞城くんと柿崎くんが立っていた。
そして困惑したような顔で茉里を見つめる。

「何で急に俺が・・・まあ茉里も無事なんだし泣くなよ灯香」



・・・灯香?

Re: premier amour【コメ募集中】 ( No.38 )
日時: 2016/10/15 22:05
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)

「「よびかた」」


「・・・眞城、くん?」
「ん」

眞城くんは何食わぬ顔でこちらを見ていた。
その視線に、ついドキッとしてしまう・・・。

「ねえ今灯香って・・・」
「は?・・・そうだっけ?」

疑問文で返されても知らないよ、と突っ込みたくなる。

「んー・・・何か・・・会津さんに影響された」
「美千保に?てか眞城くんって美千保と普通に幼なじみじゃなかったっけ?」
「まぁそうだけどあんまり話さないし」

Re: premier amour【コメ募集中】 ( No.39 )
日時: 2016/10/22 11:57
名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)


すると、後ろから聞き慣れた声が。

「松宮?・・・何よその言いぐさは」

美千保。
というか美千保も苗字呼び・・・だっけ。

「み、あ、会津さん!?」
「あんたが・・・」

『なあ美千保・・・もかのことを灯香って呼んでも変じゃないかな』
『まあ変じゃないと思うけど?』

「ってさ!うける!!乙女かよ!!!」
「うっせーよ・・・」

「(てか、美千保って呼んでたんだ・・・やっぱり・・・)」

心の中で嫉妬の声を呟く・・・。

「灯香」
「・・・っ、は、はい!?」

眞城くんに急に呼ばれ、変な敬語に・・・。
声も裏返り、陰で茉里が笑っていることに気付く。

「茉里笑うな!!」
「・・・だ、だって・・・ww」

「ところで」

美千保が通るような声で言う。

「眞城って」
「ふええぇぇえ!!?」

呼び方にびっくりしてまた変な声が出た。
すると柿崎くんと茉里が笑っている。

「もう茉里はいいや・・・おい柿崎」
「怖」

「ねえ空人黙って」

威圧するような笑顔で美千保が言った。

「(怖い・・・)」

心の声が漏れていないか、心配。


「眞城は、灯香のことが好きなの?」






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