コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 一言、私は君に【コメ募集中】「完結」
- 日時: 2016/12/11 23:00
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
私は・・・クラスでも決して目立ってない。
人からならよく言われるけど大して可愛くもないし、スタイルも良くないし・・・。
何より勉強ができない!
そんな私が恋したのは、私とは正反対・・・。人気者で格好良くて、他の女子からも人気が高い、
松宮眞城くん。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
心里です。
文章力などは全くなく駄作ですが、心優しい方は読んでみてください<(_ _)>
キャラ一覧>>1
「届かないこの思い」>>2-5
「少しでも近づけたい距離」>>6-11
「分かってはいるけれど」>>12-14
「校外学習」>>15-19
「変わり始め」>>22-25
「校外学習で、さようなら」>>26-37
「よびかた」>>38-39
「一瞬」>>40-43
「苦しく」>>44-46
「告白」>>47-49
- Re: この思い、届いてください【コメ募集中】 ( No.10 )
- 日時: 2016/09/17 11:28
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「・・・土曜日か」
あっという間に休日。
「バイト、行こっと・・・」
_______________
「おはようございます」
私は中学生。でも私の家はあまりお金がなく、中学生でもできるバイトを紹介された。2月から働いている。
普通有り得ないけど・・・。
私がバイトしているのは、喫茶店。
社長に私の紅茶の入れ方が気に入れられ、そのまま入れてもらえた。
「あ、千堂さんおはよう」
「北橋さんおはようございます」
正社員の北橋さん。
仕事もできていつも明るく、私の目標。
「着替えよ・・・と」
ここの制服は、白いブラウスにチェックのネクタイ、青いスカート。
年代別にスカートの長さが決まってくる。
中学生〜高校生は膝上のスカート。
__カチャン
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませ!」
あ、常連客の人だ。
「ご注文をお伺いします」
「いつもので〜」
「かしこまりました!」
お客さんの前では必ず笑顔。
そう北橋さんに言われ、そのことを何があっても守っている。
「いつもの・・・ロイヤルミルクティー・・・」
ブレンド茶葉に、お湯を注いで2分20秒。
この時間が一番私に合っている。1か月で習得した技だからあまり凝ってはいないけど・・・。
「5分の2の分量・・・ミルク・・・」
今でもそう呟いていないと間違えてしまうけど、このミルクティーは案外評判が良い。
一日5回くらいかな・・・。
- Re: この思い、届いてください【コメ募集中】 ( No.11 )
- 日時: 2016/09/17 14:18
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「お待たせ致しました、ロイヤルミルクティーです」
「ありがと〜」
次の注文は何かな・・・。
今日は土曜日ってこともあって、大盛況。
いつもの倍くらい。
学校が始まってしばらく休んでいたけど、久しぶりに来たらこんなに来てるなんて・・・。
__カチャ
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませ〜」
私も声を出した。誰だろう、と思って見てみると・・・。
__柿崎くんだった。
「(うわ、まじか!?)」
クラスにバイトしてることは内緒。
ばれたらやばい。
私はいつもくくっている髪の毛を下ろした。
注文を取りに行くべきか・・・。
しょうがない、これだとばれないだろうし・・・行こう。
「お客様、ご注文を・・・お伺いします」
自然に。笑顔を向けろ・・・。
「あ、じゃあこの・・・イチゴオレで」
あ、そういえば・・・柿崎くんってコーヒー飲めないんだった、かな。
てか苦いものが苦手だとか。
見た目も可愛い感じで中身も可愛いとかいう・・・。
「かしこまりました、少々お待ちください」
軽く頭を下げ、小走りで逃げた。
「はぁあぁああ〜・・・」
「どうしたの、千堂さん?」
「クラスメートが来てたんです・・・」
「あはは・・・それは大変ね・・」
「お待たせ致しました、イチゴオレです!それではごゆっくり」
- Re: 私は人気者の彼に恋をした【コメ募集中】 ( No.12 )
- 日時: 2016/09/17 21:55
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「「分かってはいるけれど」」
_______________
「ん・・・」
週末が終わって、今日は月曜日。
あぁ、眠たくて面倒くさくて・・・一番嫌な曜日・・・。
「・・・」
今日は美千保、もう先に行っちゃったかな。
すると突然、肩をたたかれた。
「ん?誰・・・あっ」
「おはよ」
「茉里か・・・おはよ」
可愛らしい笑みを浮かべながら言った。
その笑顔を見るたびに、心が痛む。
友達。友達だけど・・・。
私は・・・どうして。
「眞城くんと今日は話せたらいいね!」
「・・・う、うん」
いいよね、茉里は。
私はそんなにモテないし、可愛くもない。
いつも、誰にでも笑顔を向けることができない。
茉里は・・・いいよね・・・。
「あ」
200mくらい先。眞城くんと柿崎くんの姿が見えた。
「ん?あ、眞城と空人じゃん」
「・・・(呼びかた・・・)」
私のこれは、嫉妬って言うのだろうか・・・。
「やっほー眞城、空人!」
「あ、茉里か」
「おはよー」
「あ、ちょっと待って・・・」
私も小走りでそっちに向かった。
「てか茉里って本当に・・・チビだよな」
「はあ?うるさい!自覚はして・・・」
その言葉を言い終わらないうちに、茉里の頭に手を乗せ遮るように振り回した。
「お前が怒ると怖いからそこまでにしておくわ」
「はあああ!?意味わからない椅子投げ飛ばすよ!?」
「あーあーあー聞こえない」
「俺は最近怒らせないようにしてるけどな」
・・。
茉里・・・。いいなぁ‥。
眞城くんに頭触られるなんて・・・いいよなぁ・・・。
茉里は、可愛いもんね。
私は、可愛くないもんね・・・。
眞城くんは・・・茉里のことが___。
- Re: 私は人気者の彼に恋をした【コメ募集中】 ( No.13 )
- 日時: 2016/09/17 22:13
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「ふふー、灯香ちゃん、嫉妬してるんじゃないの?」
そうにやけながら言った・・・。
いや、めちゃ嫉妬してますよ‥。
分かりながらやるなんて・・・流石ですよね。
「ふ、ふん、知らない」
「またまた〜」
「眞城ってさ、MとTどっちが好きなんだ?」
遠くから、そんな声が聞こえた。
男子組と離れた私たち。
「俺?・・・かな」
「おおっ!ヒューヒュー」
「うっせ」
柿崎くんを軽く突き飛ばしている姿が見えた。
あいにく名前は聞こえなかった。
「・・・どっち」
心の声が漏れてしまった。
「ん?」
素早く茉里が反応したけど、何でもない、と言って笑ってごまかした。
その瞬間、遠くで。
眞城君が振り返り。
目が合った気がした。
「どうしたの?」
「あ」
その瞬間我に返った。
まさか。
そんな遠くから目が合うなんて、ないよね・・・。
ないよね・・・。ないよね・・・?
- Re: 私は人気者の彼に恋をした【コメ募集中】 ( No.14 )
- 日時: 2016/09/18 11:38
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「あ、美千保おはよー」
「灯香おはよ」
「(結局、どっちだったんだろ・・・)」
嫉妬心を茉里に抱きながら、そんなことを思っていた。
茉里とは別のクラス。
でもまあまあ仲は良い。
「あの、千堂さん」
「ん?」
美玲さんだ。
学級長で、少し疎遠な‥。
何の用だろ・・・?
「どうしたの?」
「あ、副学級長の仕事リスト・・・これ・・・」
窓開け、電気の管理。
うわ、面倒なパターンだ‥。
「うん、分かった・・・ありがと」
「よろしく、お願いします」
少しだけ微笑んで、その場を去っていった。
他のクラスからしてみれば、美玲さんはアイドル的な存在だと思う。
可愛いし、勉強もスポーツもできるし。
それに身長も高い。
やっぱり、完璧主義者なところなのかな・・・。
私だってそれで少し疎遠するところあるからな。
どうやったら上手くやっていけるんだろ・・・。
「灯香?」
「あ、ごめん」
「目、死んでたよ?大丈夫?」
心配されてるのか悪口言われてるのかどっち!?
「だ、大丈夫、だよ・・・窓開けてくるね」
なるべくその考え事を気付かれないように、笑ってその場をごまかした。
__私は・・・どうして思ったことをはっきり言えないのかな__
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