コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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PLUME!
日時: 2016/09/26 20:11
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

plumeと言う意味は英語で大きな羽と言う意味だと思います(likely)

あんまり深く読むと、意味不明な言葉や表現、誤字脱字があるので暇潰しにさらーっと見てくださいね!

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Re: PLUME! ( No.7 )
日時: 2016/09/27 01:12
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

東謙佑(Azuma Kennsuke)

茅ヶ丘中出身 中学からバドを始める

7月16日 O型 1年4組1番

169cm57kg

父、母、兄、姉、犬、犬

中学校からバド部に入り、深央とも仲良くプレーしてきた。約一年半大会には出れなかったが、新人戦から試合に出ている。腕前は少し上手いがジュニアに当たると負けてしまう。

にこやかでお人好しと思われるが、冷静に発言、行動できる。しかし異性のことについては不器用で下手。かわいい一面がある。

Re: PLUME! ( No.8 )
日時: 2016/09/27 23:39
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

早速、4人は部員集めのために行動を始めた。

「ポスター描こうよ」
「…あと、一回バドしたいな、皆で」
「それと可愛いマネージャー欲しくね?」
「自分たちで私物管理なり動けばマネージャーはいらないだろ」

深央は亮太郎の一言に頬を膨らませた。今、亮太郎の家でポスターを描いている。

亮太郎の家は農家を営んでおり、家も和式の造りだが、昔ながらに大きい土地と建物である。元々亮太郎の家系はこの地域の地主であったらしい。

「描いた」
「中々いい絵だな」

裕磨は亮太郎に出来上がったポスターを見せた。ポスターは可愛らしくシャトルやラケットが描かれていて、ラケットを持った深央と思われる人物がクリアを打つ瞬間があった。

「ヤバイかも…」
「ちょっ…大丈夫か?」

謙佑は棒人間でポスターが埋まっていた。深央は大笑いしている。

「於方も下手くそじゃん」
「うるへー、マネージャーがいたらこんな作業しなくてもいいのになー」

横目で亮太郎を見つめ続ける深央。すごい顔面になっている。亮太郎はため息を吐いた。

「まねじゃーやる」

亮太郎の部屋の襖が開き、甲高い声がした。

「菜々、挨拶は」

菜々と呼ばれたツインテールと水色のワンピースがよくにあっている女の子は、ペタペタと部屋の中に入ってきた。

「史家菜々です、よんさーいです」
「一番下の妹」

「可愛いね」
「ふふっ」

謙佑が菜々を褒めると、亮太郎の膝の上でぐるぐると一回りして、亮太郎の胸に顔を埋めた。照れたのだろうか。

「菜々、作業の邪魔だぞ」
「やだー」

兄はナンダカンタ言って菜々を膝から離そうとしないので嫌ではないのだろう。

「俺、姉ちゃん4人もいらね」
「でも於方ん家のお姉さん皆美人だよ」
「だけど、性格と部屋が死んでる、コキ使ってくるし女装させられて毎日笑い者だぜ?」

「笠原は兄弟いる?」
「妹が一人いるよ、でも俺と違って気が強い」

なんとなくわかるかも…他の3人は察した。

「なにしてるの」

菜々が裕磨の方に寄ってきた。

「ポスター作ってるんだ、人集めに」

「菜々もしたい!お兄ちゃん、鉛筆かして」

「ダメ、今作業してるから」
「やだ」

「やだやだやだ」

やだの連呼が始まった。でも首を横にふり続けて次第に、首をふるリズムと「やだ」が一致しなくなってきている。それを見た深央は切り取った残りの画用紙と鉛筆を差し出した。

「これ使えよ」
「ありがとー」

菜々は深央に抱きついた。

「於方すまん」
「いいよいいよ、可愛いな…」
「いらないからやるよ」

「もらってく」

ロリコン…裕磨の脳裏に浮かんできた。

Re: PLUME! ( No.9 )
日時: 2016/10/01 23:42
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

裕磨の家は本当は仙台の市街地にある。マンションで家族4人で住んでいた。しかし裕磨の進学のこともあり、母と二人で出海北高校の近く、田畑と高速道路がある一軒屋に住んでいる。だが大型のショッピングセンターやカラオケ店、ゲームセンターも徒歩20分で着いてしまう。田舎ではあるはずだが、微妙に新築やニュータウンのような団地もある。

「最近の田舎は違うはね、こういうのをIターンっていうのよ」
「うん、中学のとき習った」

若い人達を過疎地に呼ぶために、新しい一軒屋を安く借りることができたり、商業施設を作ったりすること。

今回、裕磨の母・歩は一軒屋の住宅に応募し見事当然したのでここに裕磨と住む。

夕食時に二人は向かい合わせになり、ご飯を食べていた。

「あんた何部に入ったの」
「バド」
「あら、パパと一緒」

裕磨には反抗期がない。マザコンと言うわけでもなく、小さい頃から親離れは不思議とできていたが、人見知りとおしめが中々とれなかったという。

「強い子いるの?」
「芽ヶ丘の人たちがいる、立川竈でやってて全中に出た人」
「いいわね!まぁあんたも一応ジュニアからやってるんだから」

「…うん」
「中学校の時みたいに部活がならないといいけどね」

「大丈夫、みんな優しそうだから」

たらこスパゲッティをフォークに巻き付けながら裕磨はにこにこしている。

「そう」

その顔を見ながら歩もとても嬉しそうだった。

PM11:30

裕磨は目を覚ました。

夕食を食べ、満腹の状態で部屋に着いた裕磨は吸い込まれるようにベッドへ倒れた。

約3時間、ヨダレを垂らしながら、春の夜の快適な空気に飲まれて寝ていた。

「お風呂入ってないぃ…」

スマホを見ると連絡が大量に来ている。中学のときは存在感が薄く、通話のグループの中にいても気づかれなかった。

しかし、某3名から大量の連絡が来ていた。

Re: PLUME! ( No.10 )
日時: 2016/10/02 20:48
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

出海北高校バド部は10年前に部員の減少により、裕磨たちの代まで再び姿を表すことはなかった。

亮太郎、謙佑、深央、裕磨の4人は廊下にポスター張り、ビラ配りを始めた。

「男子バド部入りませんか」

印刷したチラシは貰ってくれる人が多い。

謙佑からポスターを受け取った男子が口を開いた。

「男子バド部か」
「はい、今のところ部員が4人しかいないんです」

「1年だけ?」
「そうなんです、でもジュニア上がりが僕以外全員なんですよ」

「中々恵まれてるな…俺も1年なんだけど…いいか?」
「1年なんだ…」

身長は180cmを越えていて、制服の上からでも体格の良さがわかる。貫禄というか大将染みたものを感じた。

「皆!入部してくれる人いたよ!」

謙佑が他の3人に声をかけると、謙佑の方に集まってきた。

「1組の坂神隼斗、よろしく」
「よろしくな」
「よろしくお願いします…」
「よろしくねー」

挨拶だけで、キャラの察しがついた集斗。(3人の時点で個性がすぎるかもしれない…)

「一応、中学からはやってるんだけど、ジュニア上がりが殆どって聞いてて」

「それなら心配ない、まだ練習場所も正式な部の設立も決まらないんだ。先生にかけあってるけど、本当に初期段階から準備しなきゃいけないから皆一緒だよ」

「そうか」

亮太郎の的確な説明に集斗は相槌を打って納得したようだ。

「部長こいつだよ」

深央は亮太郎の肩を組んだ。亮太郎の顔を見て頷かせようとしている。

「まだきまった訳じゃないだろ」
「俺も、史家くんいないとまとまらないと思う…」

裕磨の一言に、史家はわかったよと大きくため息をついた。

Re: PLUME! ( No.11 )
日時: 2016/10/02 21:02
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

「バド部をまた、つくりたいんです」

教頭に直談判しようということで満場一致した。

「そうか、とりあえず男子バド部を正式な部としては認めるよ」

「ありがとうございます!」

5人は頭を下げた。

「体育館の割り当てが少し厳しくなるけど…でも顧問はちゃんと経験者の先生に当てるし、予算もきちんと割り当てる」

「ありがとうございます!」

5人は頭を下げた。

部長となる亮太郎、中学時代に部長の経験がある集斗が副部長になった。

「練習はいつからですか?」

「明日からでいいかな」

「はい!」

5人は職員室から出てきた。

輪になり肩を組んだ。

「よっしゃあー!!」

5人は職員室前で抱き合い、跳び跳ねている。

周りの生徒は5人を好奇の目で見ている。


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