コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 青春の過ごし方【第1部】
- 日時: 2016/11/04 22:36
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
諸事情により、書き換えです。
前とストーリー、登場人物はほぼ同じです。
文才がないなど分かりきったことですが、悪コメはご遠慮ください。
心が広ーい方は読んでみてください。
>>1キャラ紹介
>>2プロローグ
【第1部】
「異常なほどに」>>3-4
「できた友達」>>5-6
「中間テスト」
- Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.7 )
- 日時: 2016/11/02 18:32
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
第3話「中間テスト」
私がこの学校に来てから1週間が経った・・・っけ?
待ちに待っていない中間テストが3日後から始まるらしい。
何でこんな時期に転校してきたのか・・・。
私最初は・・・名簿を見たとき、小鳥遊さんのこと「ことりゆう」って読んでたくらいだからまあズタズタなのは目に見える。
中1はそこそこ成績良かったんだけどね・・・。
「佑莉ちゃんも千冬ちゃんも・・・成績良くていいよねー」
透き通った明るい声が右方向から聞こえてくる。
小鳥遊さんだ。
「だって私なんて・・・中1の学年末テストの5教科500点満点中231点だったんだからね?」
「え?そんなに低かったのか?私は・・・」
・・・南波さんってあんな感じの口調なんだ・・・。
微妙に聞こえたけど、南波佑莉さんは476点、鼓千冬さんは461点だったらしい。
私は前の学校では458点だったかな・・・。
「あっ、聖香ちゃん!おはよー」
鞄の仲の荷物を整理していた私に声をかけてきてくれたのは、やっぱり小鳥遊さん。私はなるべく明るい声で返す。
「おはよ・・・ございます」
私に話しかけてくれるのは、未だに小鳥遊さんだけ・・・。
そう思うと少し、辛かった。
- Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.8 )
- 日時: 2016/11/02 21:42
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
「・・・雲雀!」
「ほぇ?」
向こうから、男子が小鳥遊さんを呼ぶ声が聞こえた。
・・・幸岩・・・湊君?だっけ・・・。
「なんつー声出すんだよ・・・それよりここ分かる?」
「・・・あー・・・そこ私先生に聞こうかなって思ってたところだ」
「あ、そう・・・んじゃあ千冬は?」
「ごめん分からない」
「・・・流れで佑莉も・・・」
「もちろん分からない」
まじか、とため息混じりに言う。その瞬間幸岩君がこっちを振り返った。
私は何故かびくっとしてしまう。
「柊さん」
「は、はい・・・」
反応に困った私を見て、少し苦笑しながら幸岩君が言った。
「ここ分かる?」
「・・・あぁ」
歴史だ。社会科は私の得意分野・・・。
これは・・・。
「壬申の乱?じゃないですか?」
多分そのはず。これ・・・社会科のワークでやった気がする。
教科書見れば分かるはずじゃ・・・?
という心の中の黒い言葉を飲み込み、深呼吸する。
「あー・・・確かに言われてみればそれだな・・・おっけ、さんきゅ」
幸岩君が微笑み、自分の席へと去っていった___
- Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.9 )
- 日時: 2016/11/03 11:35
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
私は幸岩君の後ろ姿を見ていたけど、チャイムの音で我に返る。
「HRめんどくさいよね〜」
「だよね・・・千冬HRより勉強する方がましなくらいめんどくさい」
・・・鼓さんって一人称自分の名前だったんだ・・・。
委員長をやっているような真面目そうな見た目で物静か、休み時間でも勉強やりまくってる人かなーという偏見を持っていたんだけど。
「それにしても柊さん格好良すぎ」
・・・っは!?
小声ながらも聞こえた言葉に心の中で驚愕する。
「(あ・・・でも前にもあったな・・・)」
前は今より髪が短く、よく女の子にちやほやされたり__ってことがあったっけ。私はまあ女の子扱いされるのがそんなに好きではないから嬉しい反面慣れなかったけど。
というか私女子のグループ的なやつは苦手・・・。
いつも「一緒に行動する」っていうのが意味が分からないくらい、苦手。
友達ならいいんだけど・・・。
「(それにしてもさっきの言葉は・・・あそこの席・・・常磐さん?)」
__常磐みのりさん。ロングヘアで眼鏡をかけた、おしとやかな子。
でも喋っているのをこの1週間で見かけたことはなく、コミュニケーション障害なのかな・・・とか思ったりするんだけど・・・。
今のは、確かに常磐さんだった。
- Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.10 )
- 日時: 2016/11/03 11:46
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
時は流れ、中間テスト本番。
「では、スタート!」
問題を見ると・・・「あ、前の学校でもやったなー」と思うところが沢山出てきた。あ、いけるかも・・・?
「(あなたはカナダ出身ですか?って問題すごい簡単じゃん・・・英語はいけるな)」
余裕かまして問題を解いていく。と、
理科で終わった・・・。
「・・・今日5教科全部だったね、充希ちゃん」
「あー、私もう駄目かも・・・夢帆は?どうだった?」
「私案外いけるかも・・・」
「まじ!?」
・・・ああいうTHE 友達みたいな会話をこの学校でも出来たらなぁ・・・。
夢でしかないけど。
「あ、柊さん」
「ん・・・?」
ぼやーっと考え事をしていると、声をかけられる。
南波さんだ。
「今日一緒に帰らないか?」
やっぱりこんな口調なんだ・・・。と、心の中で思いながら
「あ、はい・・・」
この子と友達になれるかは何故か不安で、俯きながら返事をする。
まあ、普通に面白__友達になれる子だとは思うけど。
- Re: 青春の過ごし方【第1部】 ( No.11 )
- 日時: 2016/11/03 11:54
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
学校を出る。すると、屋上・・・?から音が聞こえた。
〜〜〜♪〜〜♪
「・・・綺麗・・・」
「え?」
「あ、・・・トランペットの音・・・」
ぽろりとこぼれた言葉を聞き返され少し恥ずかしかったけど・・・。偶然、この音色の楽器は知っていた。
トランペット。
「あぁ・・・これは多分知奈だな」
「瀬和さん・・・?」
「知奈は吹奏楽部に入っているんだ、ソロパートとか吹いてるらしい」
相当上手いんだろうな・・・。今聞こえる音も透き通ったような・・・こんな音を楽器で出せるのかと疑問を抱くほど上手い。
「柊さんは?」
急に疑問文を返され、へ?と首をかしげる。
「あ・・・部活」
「私はテニス部に入ろうかな、と・・・」
テニスは前からやっていたから、得意というか・・・
__好き。
この掲示板は過去ログ化されています。