コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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モノノ怪と電波少女の残念な共同生活+魔界造計画始動+
日時: 2017/01/27 11:57
名前: 雪姫 (ID: CWUfn4LZ)



**

電波な少女が学校からの帰り道に変な毛玉を拾い
なんやかんやで色々あってイケメンアニマルに囲まれてゆるフワに過ごす
日常系逆ハーコメディー? みたいな感じのお話です(*´з`)

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∽目次∽

story+>>01
魔界造(リメイク)版>>28
character+壱>>02更新>>11>>17
イラスト+こひな>>22キツネ>>23




*notice board*
開設日2017/1/13(金)
オリキャラ募集(秘かに)やっております♪>>06
読みやすいようにお話を魔界造(リメイク)計画始動中

タイトル変更しました。2017/1/25(水)
「無口少女と愉快なアニマルズ」
      ↓
「モノノ怪とデンパ少女の共同生活」→「モノノ怪と電波少女の残念な共同生活」

+17/1/18(水)参照100突破しました!
+17/1/23(月)参照200突破したした!

* * *

お客様

+てるてる522様+モズ様

以上 二名の方にコメントを頂きました! 常連になってくださると嬉しです♪

* * *

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episode11  二粒のこぼれ話 ( No.21 )
日時: 2017/01/23 11:38
名前: 雪姫 (ID: 8MLsWoCW)

*ちょっとした小話 その肆『狐の臭いと書いて…』 …のつもりが参の続き。





ぷにににににににににににににににににににに。

「ギリギリ。ギリギリギリ」

ジト〜〜〜〜〜。

「はっ(殺気!?」
「何やってるです?ユーリさん」

ふすまの向こう側からアニマルverのユーリさんが、血走った目でこちらを見つめてるです。
歯ぎしりのしすぎで口から血が流れてるのです。なにがしたいのでしょう…あのきつねは。

「しどいよっ、こなた!オレという愛玩動物が目の前にいるのに、カイトをモフるなんてっ。
 このっ浮気者!」
「ユーリさん以外をモフモフするのは、浮気と言うのです?」

ユーリさんはいつものようにわんわんと泣き始めたのです。
めんどひ。
仕方ありませう。ユーリさんもモフるです。

モフモフ。

「…あ」
「よかった、狐」
「…うんっ」

少し撫でただけで上機嫌なのです。ユーリさんは扱いにくいように見えて、チョロイのです。

ぎゅっ。

「こなた!?そんな、大胆なっ」

抱きしめるときつねさんの匂いがするです。まだ若干、カレーの匂いも混じってるでせう。
あ、そうです。ユーリさんにあの豆知識を教えてあげませう。

「ところで知ってますか?」
「な〜にを〜ウフフ〜」
「狐の臭いと書いて゛狐臭(わきが)と読むのですよ?」
「……え、ウソ?マジで?」

【狐さんは三日間口をきいてくれませんでした】


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*ちょっとした小話 その伍 『衝撃事実発覚!?』




市松にはこの物語が始まってからずっと気になっていたことあるのです。
それは…

「こなたー聞いてよ、オレさ〜」

ユーリさんの一人称が「オレ」の事です。
あとおじさん臭く、発言から加齢臭がし、乙女の皮を被った獣というところも気になりませう。
初登場回からず〜と気になってるですか、機会なくてなかなか聞けませんでした。
今回、作者が用意してくれたこのチャンスに聞いてみるでせう。

「ユーリさん」
「ん。なーに、こなた」
「ユーリさんは何故一人称がオレなのです?」
「あ〜それはなー」

ドキドキ。ワクワク。

「オレ。生きてた頃(狐だった頃)は男(♂)だったからだよ。
 生前の名残って奴だね〜」
「……はいぃ?」

今、このきつねはナンテ言ったです?
ユーリさんは市松の事なんて無視して、ケラケラと愉快に話します。

「いや〜、生まれ変わった時はマジびっくりしたよー。
 だって性転換してんだもんっ。胸もバイバインだしっね。キヒヒッ」

性転換…。
男の人が女の人に…。
女の人が男の人に…。

ならば今まで市松と一緒に

学校に登下校したり

ご飯を食べたり

くだらない遊びをやってみたり

お風呂に入ったり

お昼寝をしたり

色々楽しくもなくはなかった日々を過ごしてきたユーリさんは…

【こけしの中で何かが大きく音をたてて崩れ去っていきました】

「あ、そうだっ。オレ狐だし、男体化もできるんだぜ。ほらっ」

ドロン。

【狐さんは美少年に化けました。かなりのイケメンです】

ドキンッ。

「………」
「どーだ?カッコイイだろ〜。あまりのカッコよさに言葉も出ないってか?」
「……」
「男にも女にもなれるから、百合ルートとノーマルルート好きな方を選べるんだぜっ。
 一粒で二度おいしい的な!」
「ユーリさんを攻略する予定は有りません」

【ちなみに友情エンドはありません】


ユーリさんを攻略するかどうかは、さておいて…です。
そんな縁側に落ちた植木鉢の欠片よりも、です。
市松とこれまでずっと過ごしてきたユーリさん。その正体は…。

「女体化しただけのおじさんだったのですね」
「へ?いやいやっ違うって。女の方が本体!今は男体化してんの!」
「知らないのですっ」
「あ。こーなーたー!?」

スパッ。スタスタ。スー。

市松は部屋を出て自分の部屋に戻るです。
もう、ユーリさんなんて知らないのです。もうモフってあげないのです!


【男体化したユーリさんに少しときめいてしまったぶん、余計に腹立たしいこけしなのだった】


メインヒロイン? 市松 こひな イラスト ( No.22 )
日時: 2017/01/23 12:04
名前: 雪姫 (ID: 8MLsWoCW)
参照: http://img-i.akatsuki-novels.com/40079_20170123115248.jpeg





この小説のたぶんメインヒロインなのかなー?って感じのこけしさんを書いてみたので、イラストを載っけてみました!
うわ〜絵ド下手や〜。こんなんでよー載せたなー。恥ずかしっ(*ノωノ)
絵心ナシナシのなので温かい目で見守っていただけるとありがたいです(*´ω`*)

こひなのイラストは上記URLあります。いざクリック(笑

ヒロイン?ヒーロー? 狐のユーリさん ( No.23 )
日時: 2017/01/23 12:12
名前: 雪姫 (ID: 8MLsWoCW)
参照: http://img-i.akatsuki-novels.com/40079_20170123115338.jpeg




こなた大好きっ子の姫野瀬 勇璃さん。またはユーリさん。もしくはカレー臭い毛玉。
最新話(episode11)で男の子なのか女の子なのか、
なんかよく分からなくなったキツネのイラストついでに載せてみました〜♪
女の子verの狐さんのイラストでーす!
絵心〜?ナニソレおいしいの?美味なのでせうか??ギロリッ(; ・`д・´)

ユーリさんのイラストは上記URLにあります。いざクリック(笑

episode12 嗚呼、ナイスな夏休みの強敵(とも) ( No.24 )
日時: 2017/01/25 19:16
名前: 雪姫 (ID: nsrMA1ZX)
参照: http://img-i.akatsuki-novels.com/40079_20170125104836.jpeg






いつからでせう



      心を閉じることを覚えたのは



貝のように


    閉じていたいと



悲しいのなら


     傷つくのなら


          心なんていらない



失望するくらいなら


        希望なんていらないと



                 いつしか私は心を捨てた—





































そう







「手つがずの宿題を前に市松は動じません」
「オイッ」


【八月三十一日 午後九時 夏休み残りわずかである】

episode13 宿題はやらない派 ( No.25 )
日時: 2017/01/26 08:49
名前: 雪姫 (ID: nsrMA1ZX)




市松たちは縁側で星空を見上げてるです。
本日は雲が一切ないので、星がハッキリ見えて夜空が綺麗なのです。

チリーン。

やはり風鈴は良い音出すのです。あっ 流れ星。

「コラコラ。感じませんじゃないでしょ。どうすんの宿題!」
「ユーリさん。
 この雄大な星空を眺めていると人間の小ささに気づきませんか?
 自分たちの宿題(なやみ)なんて取るに足らないものだと」

あっ 夏の大三角形。

「わぁロマンチック〜。でもこなたは星空じゃなくて、問題集を眺めようね〜」
「大丈夫なのです。ユーリさん」
「ん?」
「市松は先生に怒られても動じません」
「開き直るなー!!」

どうやら市松とユーリさんは分かり合えない運命なようなのです。
ユーリさんは市松の肩を掴み

「諦めたらそこで夏休み終了なんだぞ!?」

カクカク。

上下左右に市松を揺らします。
頭がグラグラするのでせう。脳ミソがフリーズするのでせう。

「あばば…」
「狐。やりずぎ」

カイトさんがユーリさんの腕を掴みます。
ユーリさんが揺らすのをやめてくれました。でもまだカクカクグラグラするでせう。

「宿題くらいで大袈裟」
「はぁ!?」
「夏休み、永遠に続けばいいのに…」
「オマエもかっ!」

【狼さんもまた、夏休みの宿題をやらない派でした】

そうなのです、市松はカイトさんの意見を肯定しませう。大賛成なのです。
夏休みの宿題なんてやるだけ損なのです。
べつにやらなくても先生に怒られるだけで市松は平気なのです。

「も〜オマエらな…」
「ユーリさん先生。カレーパンが食べたいです」
「わかった。食べていいから宿題しよーな」
「はいなのです」

カレーパンという買収を受け、市松は嫌仕方なく夏休みの宿題と向き合うことにななりませう。
畳の上に丸いちゃぶ台を置きます。
イメージするなら野球アニメに出て来た頑固な親父さんがひっくり返したあのちゃぶ台なのです。
その上に鞄を置いて中身をぶちまけませう。
夏休みに入ってから一度も触らなかったのです。中身は夏休み初日のままなのです。

はむはむ。

「でも宿題はむずかしいのです。無理なのです」
「そんなこと言うなよー。手伝ってあげるから」

「じゃ、始めるよ」と言うユーリさんの言葉を合図に、夏休みの友(問題集)を開くです。
文字が沢山書いてあるのです。

うつら

「解らない所があったらすぐに聞」

うつら うつら。

カクン。 

「すうすうzzzz」

【開始 三秒のことでした】

「お き ろ!」
「う〜ぬ〜」

せっかく気持ちよくうとうとしてたですのに、ユーリさんが市松の頬をぐい〜んと力いっぱい引っ張るせいで、目が覚めてしまったでせう。

「まぁまぁ狐。俺に良い策思いついた、から」
「あ?」
「おかっぱさん。宿題なんてしなくても大丈夫」

?
策なんてなくても市松は宿題をやらない派なので大丈夫なのですが…?

「古来より、木を隠すなら森の中と言う。俺の故郷の森でも言われてた」
「だからなんだよ?木と宿題はカンケイないでしょ」
「狐甘い。
 呪詛の大天才、玉藻の前(たまものまえ)先輩に頼んで、生徒全員の宿題を忘れさせればいい。
 そうすれば先生の怒りは分散されて、俺もおかっぱさんも安心!」

ビクン。

「「(悪霊め!!!)」」

カイトさんの怖すぎる意見は当然却下されました。

「駄目か?
 あとは呪詛って学級閉鎖を起こすくらい?
 他所の宿題を略奪とか…」
「全部却下だ!とゆーか、オマエが言ったらシャレにならん!
 ジョーダンに聞こえねぇー」
「そんなっ」

ガーン!!

気づいてなかったのですか。
カイトさんは大きく膝から崩れ落ちました。
人間が持つ狼男のイメージアップのために人間界へ来たと言ってらしたのに、これじゃあ逆効果なのです。
イメージダウンなのです。
狼は知性が高い動物だと前にテレビでやっていなのですが、どうやらカイトさんのおつむは弱いようなのです。


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