コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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まめなんて要らない煎らない!
日時: 2018/08/29 20:42
名前: 小川ミント (ID: ???)  

チェリードロップスと並行して書いていきたいと思ってます。はい。
アレを見て分かる通り、下手なんですけど、良ければ、、。
読んでいただきたい、ですね!
タメおけ。悪口NG。アドバイスおけです!
((あの、分かる人コメしてほしいんですけど、コメを更新??する方法を教えて欲しいです!!おなじコメントを上書きしてるひとがいたので…。いろいろ知らずにすみません。お願いします。
恋愛、っちゃ恋愛ですね…。
じゃ、スタートします。

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Re: まめなんて要らない煎らない! ( No.5 )
日時: 2018/08/31 16:56
名前: 小川ミント (ID: ???)  


 晶は恐る恐る、後ろを振り返った。
_その正体はと言うと。
 「ゲ。またクソ王子かよ。」
 「は?それ、相当ひでーな」
 逃げる体制になった途端。晶はよろけ、転びそうになってしまう。
 その瞬間。
 体が斜めの状態で、支えられた。…クソ王子に。
 「…ちょっ。離せ!アンタに助けられるくらいなら、倒れる方がマシだわっ」
 そこで、クソ王子は、ニヤリと笑う。
 「ああ、そっか。じゃホントに落としてやる」
 「えええっ!?」
 「嘘だよ」
 そこで、手が離れた。
 それと同時に、マナミのあきれがお。怒り心中にあり。と言った顔つき。

Re: まめなんて要らない煎らない! ( No.6 )
日時: 2018/09/01 02:05
名前: 小川ミント (ID: ???)  

 「ねぇーえー。王子様のこと、好きなんじゃないのー?もー、せっかくアドバイスしてるんに、意味ないじゃーん……↓」
 「だってさぁ…」
 晶にしては珍しく、べそを掻く。
 晶と王子様_こと、桜沢尚輝(さくらざわ なおき)は、幼少からの幼馴染みだった。尚輝は、今昔共々親切な性格だった為、女子に人気だった。
 だから、王子様、という異ニックネームが付いたと思われる。
 なのだが。
 晶はアニメに関しては口から滑り落ちてくるかのように止まらないくせして、恋愛だけは不器用だった。ぶっきらぼうな態度をとる癖がある。
 ちなみに晶にとってはこれが初恋。そして、片想い歴はなんと8年。よくもったものだ。
 「せっかく同じ学校なれたのにぃっ。晶」
 「そーだよなぁ。まあ頑張ってみるわっ。応援しろよな!一応の形で」
 「言ったな??言ったからには、絶対ハッピーエンドで終わってよー?」

Re: まめなんて要らない煎らない! ( No.7 )
日時: 2018/09/01 02:18
名前: 小川ミント (ID: ???)  

 そうして今日という日は、無事終了した。
 入学式は相当短かったはずだが、晶にとっては何時間もあったように感じられた。
 晶は気だるい面持ちで教室を後にすると、玄関へと向かう。
 普通の高校生なら、友達が出来るのかとか、中学生の頃出来なかった髪型とかに拘るのだろうけど。晶は正直どうでもいい。
 友達は一応マナミがいるし、もしマナミが離れていったって。別に動じやしないだろう。そう、思っていた。
 _マナミが待ってるはず、だよな?
 そうして玄関へと到着した時だった。目の前に、いた。
 マナミは確かにいたのだが。横には_晶の知らない女友達。
 きっと、新しいクラスで出来た友達だろう。良いことじゃないか。
 そう、思いたいのに、心の奥底の自分は、ショックを受けているようだった。
 「いーやいーや。かーえろ…」
 こういう悲しい時にいつも現れる尚輝は。今日は何故だか、現れなかった。
 _ドラマじゃあ有るまいし。
 その後晶は、一人、少しばかり沈んだ気分で、家へと向かった。
 その時。

Re: まめなんて要らない煎らない! ( No.8 )
日時: 2018/09/01 04:18
名前: 小川ミント (ID: ???)  

 目の前の大きな樹木から、桜吹雪が舞った。
 晶の視界が塞がれる。
 「うわウザっ… 見えねえええ」
 すると、晶の目の前を、何かがよぎる。白い、人間か、何か。
 「酷いなぁ。死んだ人に向かって、ウザイなんてさ。何様ぁ?」
 「晶様だけど?…って、ハァ?死んだ人?ちょっと正気かよ。で、どこにいんの」

Re: まめなんて要らない煎らない! ( No.9 )
日時: 2018/09/01 04:28
名前: 小川ミント (ID: ???)  

 その_アレが正体を晒した。
 晶なんかよりも比べ物にならないくらい、小さい。と言うよりも。
 「チビだな」
 その男の子らしき人物は、首をかしげる。
 「はぁ?僕、あんたなんかよりも、ずーっうと年上なんだけどぉ?」
 「あっそ。…で、あんた誰。いきなり現れてなんなんさ」
 晶は溜め息をついた。またも、毛だるそうに。
 内心でも、マジでウザイと思っている。男の子という生物が、晶は大の嫌いだった。
 消えろ。
 「あ。今心の中で消えろって言った。僕ぜーんぶお見通しだよー?」
 まさかクソ王子のことも判るのか。
 「マジ消えろ」
 「はぁーあ。僕、これでも君のパートナーなんだけど。今日から一緒に住むんだよ?分かってるー?」
 ……
 「はぁぁ?!?」
 その瞬間、周りの木に止まっていた鳥たちが一斉にとびたっていったのだった。
 カラスやらなんやらの声だけが、そこには響いていた。


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