コメディ・ライト小説(新)
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- 作家異世界物語
- 日時: 2019/02/21 14:11
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
作家、泉美也子は眠った。その時、彼女は異世界へ転送されてしまった!?
新たな名前ミヤを名乗り、セットでついてきたスライムと共に
異世界での生活を始める。この転送はたまたまか、それとも何かの
運命か!?
【転送編】
1.転送、泉美也子 >>01
2.森の村へ >>02
3.植物を宿す種族 >>03
4.そっくりな男を知る人物 >>04
5.そっくりな男に負けた人物 >>05
【森林乱闘編】
6.鬼 >>06
7.鬼の事情 >>07
8.赤い目の男と仮面の男 >>08
9.竜人の交渉 >>09
10.開戦そして加勢 >>10
11.スライム&ミヤvs白オーク >>11
12.戦後の活力 >>12
13.今までを振り返って >>13
【】
14.魔王たちの談話 >>14
15.ミヤを調べた男 >>15
16.戦闘中止 >>16
17.建国リグミル >>17
18.雇われた傭兵 >>18
19.カルメンが見た素顔 >>19
20.
- Re: 作家異世界物語 ( No.1 )
- 日時: 2019/02/13 18:57
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
作家は仕事を終えて眠りについた。本棚には自身の書いた本や好きな物語の
本がずらりと並んでいる。その中には異世界モノの本も…。
少しして目を覚ますとそこには見覚えのない景色が広がっていた。
そしてプルプルと揺れる水色のスライム。
???「初めまして異世界人の人」
スライムは美也子の頭に飛び乗る。
???「ルルって言うんだ俺。君を手助けするのが俺の仕事」
ルルは少しトロンと溶けた。頭の中に幾つかの単語が浮かぶ。
ルル「ここで泉美也子なんて名前は通用しないよ。とりあえず歩こう」
美也子、基ミヤは頷いてルルを抱いて歩き始めた。
並んでいるのは青々した木々だ。所々色鮮やかな花も咲いている。
ミヤ「魔法とかってあるみたいだけど…それって使えるものなの?」
ルル「魔力が備わってるなら使えるよ。魔法は大体想像が重要になる。
スキルってのがあるだろ?お前のは【オリジナル】魔法を色々
作り出すことができる」
魔法を作る…か。その辺りは職業が関係しているのだろうかとミヤは
考えた。今までの常識が通用しないことがあるということだ。
- Re: 作家異世界物語 ( No.2 )
- 日時: 2019/02/14 18:21
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
森を進むと綺麗な歌声が聞こえた。その声に引き寄せられるように
木々の間を通り抜ける。半透明の女性がハープを弾いている。
ミヤ「あのぉ…」
???「まぁ…あの人そっくりね」
ミヤは首を傾げた。ミヤはルルに視線を向けるも彼も首を傾げた。
女性は静かに笑った。
???「私は森を管理する者エリーダです。ミヤさん、ルル、貴方たちの出会いの
瞬間を私は知っています」
ルル「エリーダさん、ここに村とかはないのか?流石に野宿は良くないと
思って…よかったら教えてもらえませんか?」
エリーダ「いいですよ。私から彼らに貴方たちを紹介しておきます」
エリーダに道を教えてもらい、ミヤとルルはその道を歩いていく。
管理された道を辿っていくと小さな村が見えた。その前に誰か立っている。
ルル「あそこにいるのって…村の人か?」
ミヤ「かな?とりあえず声を掛けてみよっか」
ミヤはルルを抱いたまま村の前に立っている男に声を掛けた。まず自分の
名前を言ってエリーダから案内されてここまで来たことを伝えた。
男の首筋や額から花が咲いている。変わった姿だな、とは思ったが
ここが異世界である以上、そういう種族がいても不思議ではないと
考え直した。男の名前はクチナシと言い用心棒などをして生計を立てている。
クチナシ「スライムを連れた人間ねぇ…それも森の管理者と出会って
話もしたと…あの人もアンタに何か感じたのか?まぁいいや、とにかく入れよ」
ミヤ「(良かった何事も無く入れそうだね)」
ルル「(そうだな)」
クチナシが刀を抜いた。ミヤとルルは首を傾げた。
クチナシ「ただし俺を納得させてからな」
ルル「ミヤ、やるしかないみたいだぞ」
ミヤ「分かってるよ」
ミヤとクチナシ先に動き出したのはクチナシだった。