コメディ・ライト小説(新)
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- 23歳の小学生
- 日時: 2019/11/17 12:30
- 名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)
ストーリー
「大人ってやなもの。子供の時と比べて自由がなくなってきてる気がする。
わがままも言えなくなっちゃうしお仕事とかめんどくさ。
もし子供に戻れるなら小学6年生ぐらいになってみたい。
この願い。叶えてくれるか?彦星さん。織姫さん。
無理なことぐらいわかってるよ。ぜひその短冊を見て雲の上で笑ってくれ。
7月7日の午前六時。自分の運命は変わった。
織姫さん。彦星さん。すごいな。あんたら。
子供の頃叶えてくれなかったのは前触れだったのか?
まあいいや。恩に着るぜ!お二人さん!!
自分は今日から小学生だぜ!
- Re: 23歳の小学生 ( No.11 )
- 日時: 2019/12/31 10:57
- 名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)
まあ言われるだろうなって事は薄々?いや普通に思ってましたとも。
ゆうき(なんだよこいつ、、!織姫さんと、、ひこb、、、www)
ゆうき「ふふっ、、。まあいいや、それよりこれで着替えて来い。」そう言って勇気は
自分に綾さんが持ってきてくれたという下着と服が入った紙袋を渡された。
えるな「おうサンキュー!あっ、そうだユウキ。頼みがあるんだけどいいか、、?」
ゆうき「頼み、、?何だ?できることならやってやるけど、、。」
えるな「朝ごはん作って欲しいんだけど、、。」自分は勇気の隣で胡座をかきながら
両手を頭の上で合わせてお願いする。
ゆうき(やっば!こんなお願いされたら断れねえし断りたくねぇ!)
ユウキ「もちろん作ってやるともっ!どうせ冷蔵庫の卵ポケットとかレンジの取っ手に手が届かなかったんだろ?」、、、ばれとるしっ!?
エルナ「あーそうだよっ!!手が届かないんだよっ!!全くなんでこんな身長が短いんだよ自分、、。」そう言いながら頭をがむしゃらにかく。
ゆうき(wwwこいつからかうのおもしれー(笑))
ゆうき「じゃあなんか適当に作ってやっからその間にあっちで着替えてこいっ。」
えるな「はぁーい、」自分はそう言うと寝室のドアを閉めて袋の中の服を漁った。
綾香「、、、、行ったね。」
ゆうき「、、、、行ったな。」
綾香「さてと。じゃあご飯作りましょ!エルナちゃんの為に!私も手伝うから!」
ゆうき「ほんとかっ!じゃあ台所にレッツラゴー!」勇気たちのその声。寝室にまでしっかり聞こえた。あの二人って仲いいよな、、。自分もあんな風な兄弟欲しかったよ、、。あぁ、和んでる場合じゃないね。着替え着替えっと。えっとー勇気が買ってきてくれた服はぁー、、、。これ何歳用?自分が小6んときなもっと大きいの着てたっつうのに、、。110っ!?自分は幼稚園児かっ?
- Re: 23歳の小学生 ( No.12 )
- 日時: 2020/01/10 18:08
- 名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)
これ着れるかっ!?いくら体が小さいからって無理があるだろ!限度限度!
と言いつつ自分の体に服をあてる。何ということでしょ〜〜う!
ピッタリどころか手が隠れて萌え袖になってるてはありませんかぁ〜〜!
いや真面目にやばくね?えだって身長120だよ?なのに110でゆるゆるなん?
えなに?自分体めっちゃ小さいじゃん!?身長よりちっせぇじゃん!意味不明
なんですけろ!あ、やべ、かんだ、ふぅーハァー、、、、、。
意味不明なんですけどぉぉぉぉ!
えじゃあ体重はっ?何キロなん?自分は体重もどれぐらい変わったのか気になって
体重計がある洗面台に下着だけ着用して向かう。
ゆうき「おわっ!?お前まだ服着てねぇのかよ!俺ロリじゃねぇよっ!?」
えるな「ちょっと洗面台にっ!」自分は自身の追求抑えられず恥じらいとか何もかも捨てて体重計に向かう。目的の体重計に飛び乗ると14キロと表示された。
えるな「ま、マジですかぁ、、、、。自分が小6んときだいたいみんな三十いってた
ぜぇ?あぁつら。つっらっ!てか自分ほんとに6年生なのか?だんだん違うように感じてきた、、、、、。まあいいや着替えよ。
がチャ。二人が待っている部屋に向かう。
ユウキ「おぉ!やっぱお前オーバーオール似合うな!選んで正解だ!」袋の中に入っていた服、今自分が来ている服に何か不満を感じる。
えるな「おい勇気っ。女用の服ってねぇのか?」
ゆうき「じゃあ聞くけどお前昔の小学生の時女用の服着てたか?」
えるな「、、、。女専用は、、来て、、ない。」そう。自分は昔から性格とか見た目が男見たいと言われ続け、髪が短ければ男だねって家族からも言われた。自分も長い髪は嫌いだったからショートカットというかボーイッシュにヘアアレンジした結果。銭湯行ったら女湯から連れだされるハメになった。そんなにっ?て親に聞いてもそんなにっ!って言うからもう自分は男なんではないかと薄々思っていたりしていた。
ユウキ「だろ?お前はこれが一番似合ってて可愛いんだよ!」
ゆうき(やっべ!声に出てたっ!?)恐る恐るエルナの方を見てくる勇気。ユウキの予想通りにエルナの顔は真っ赤。そういうガラじゃねぇんだからそんなことすんなってエルナ自身もわかってる。でもやっぱり一応女として可愛いと言われるのはちょっと心臓に刺さるというかビビるんだよっ!
えるな「自分も自分だけどゆうきも可愛いとか柄じゃねぇこと言うんじゃねぇよ!いちいち恥ずかしいだろうがっ!」
ゆうき「はいはいWWW(あ~やっぱかわえー)」
- Re: 23歳の小学生 ( No.13 )
- 日時: 2020/01/16 18:09
- 名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)
綾香「はーいご飯できましたよぉー。」台所から炒飯を両手に持って
やってきた綾さん。その表情や自分を見つめる目は昔の自分の母さんにそっくりだ。
つってもそんなに年行ってないし綾さんのほうが不服ながら美人なんだよなぁ、、、。
勇気「おううまそう!えるな!早くくおうぜ!」
えるな「お、おぉ、、、、、。」まさかこいつ、、。朝飯食ってないのか?
確かに想像以上にこっちに来るのが早いなぁーとは思っていたが、、、。
自分は勇気の方に目を向ける。そいつのイケ顔には小さな米粒がまだらに付いている。
えるな「ふぐっ、、ww。お前米粒、、、www」自分に指摘されて恥ずかしいのか
うざかったのかそっぽを向いてティッシュで口の周りを拭いていた。
綾香「あ~あ、エルナちゃんにこんなところ見られてるしぃー。はずかしーい♪」綾さん、なんでそんなにいきいきした顔なんだよ、、、。
綾香「いつまでも子供みたいで、ばっかみたい。ホイホイえるなちゃん、髪結いてあげるからおいで。」綾さんは自分に手招きしながら勇気を煽る。
自分はこの邪魔っけな髪をまとめてほしいと内心思っていたので恥じらいのある勇気も朝飯より自分を優先してくれた優男(勇気)はよそに置いといてよちよちと綾さんの方に向かう。綾さんは手慣れた手つきで自分の髪をブラシで解く。痛くもないしむずったくもない。むしろ何もされていないかのようで怖い。でもさっきまで寝癖がやんわりとついていた髪はいつものど直毛に変身していた。その後ぱっぱと自分の髪をポニーテールに仕上げてくれる。
綾香「はい、出来たっ。ご飯食べちゃってください。」自分は後ろを振り返りペコリンと一つお辞儀した後勇気の隣に座り炒飯にかぶりつく。もちろん炒飯は店のみたいでクソ旨いんだけどどうも俺のスプーンを何の心動もなく使う勇気が気になってきた。いやまあ付き合いは長いっちゃ長いけど一応いい年で異性なわけだし、、、。
こんな自分でも戸惑うものだ。
- Re: 23歳の小学生 ( No.14 )
- 日時: 2020/01/29 19:25
- 名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)
二人「ご馳走様。」勇気とハモりながら手を合わせ四角に切ってあった豚さん(つまりハムね。)と暖かかった卵のうみ親(コケッコッコー)とタイムセールで買ったおっさんとバッさんが作ったお米、そしてこの個体の食材を最高の料理に仕上げた綾さんに心から感謝する。
勇気「あぁーうまかった」勇気の目の前にあった大盛り炒飯が入った皿は空になっていた。米粒一つ無い。その心がけ、大人になってもそういうの意識する勇気はその時だけ非常に可愛い。とは言っても料理上手な美人の弟が子供の心を忘れないピュアイケメンなんてどこぞかの異次元なアニメでしか見たことのない兄弟構成。綾さんも大変だよなぁ、、、。
綾香「あ、そうそう、エルナちゃん炒飯足りた?」
えるな「あ、はい足りましたよ?どうしたんですか?」
綾香「イヤ、もしかしたら中にはいる量も少なくなるんじゃないかなー、、と思って勇気の三分の一にしたんだけど、、、、。」へ?あれって性別とかから考えたわけじゃねぇの?そこまで考えてくれてたの?ありがとっ。いやそうじゃなくてっ!!え?これで腹いっぱいな自分って、、、。
体の大きさから考えれば当たり前とも思えるけど、自分流石にこれやばいんじゃねーか?どこまで再現度だけぇんだよ、、。←再現とかじゃない
勇気「ところでお前これからどうするんだよ。そのままじゃ流石に一人暮らしとか無理だろ。」まあ、卵ポケットにも電子レンジの取っ手に手が届かなくて生活に支障ないはねぇよな。支障ありありだわ。
エルナ「うーん、、、。どうするべきか、、、。」悩む自分。一緒に考えてくれられる綾さん。そして自分にちょいちょいと手招きする勇気。これは、、もしかしなくても、、、。
自分は勇気の理想に乗ってやることにした。
どう反応するか。もしかしたらからかうなと怒られるか。たぶん叱られるよな、、。
辞めようと思う自分よりやってみようと思う自分が勝ち、思い切って、
えるな「とーうちゃぁーんっ♫」と言いながら勇気に飛びついてみた。結果。
何故か赤面で洗面所に去っていった。
- Re: 23歳の小学生 ( No.15 )
- 日時: 2020/02/03 18:22
- 名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)
30分ぐらい立ったか?綾さんが呆れ顔で洗面所に向かって
顔赤くしてる勇気を引っ張ってこっちにやってきた。
エルナ「えっと、、。とりあえずどしたん?あんな顔赤くして。」
もちろん理由は分かってる。あいつはああ見えてロリコンなんだ。
ただ、いくらロリでもなんで自分に、、、、。
とは思った。ええ思ったとも。思わないとか自信過剰なこと
思いませんともさ。
そこで考えられるのは、その、、、。ギャップつー奴?
昨日まで達者な口でボーイッシュキャラだった自分が←自分で言うか
今日になったら少女になってるんだもん。
ギャップと言うかいつもとの性格の温度差に萌えることもあるでしょうとも。
これは、、、。まあ煽りっちゅうやつだせ。
えるな「なぁ勇気。俺は大歓迎だけど、お前はほんとにいいの?」
あいつから誘ってきたけどなんとなく聞いてみた。
勇気「え、と、、。まあ、、そりゃ、、、、。(///_///)」
いや可愛いかよ!自分よりこいつのほうが断然可愛くてピュア!
癒やされるわぁー、、、。天使?この照れ方やっべー。
いや和んでる場合ではない。嫌でも和んでいていいのか??
とりあえず勇気は
えるな「Yes!でいいんだよな!」ええいままよ!って感じで
強制的に押し切る。
勇気「うグッ、、、。も、もちろんだとも!我が娘、、、い、妹よ!」
親子じゃねぇんかい。
えるな「やった!感謝するぜ!兄ちゃん!」
乗ってみた結果。また洗面所に去っていった。