コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 俺のクラスの陰キャ大魔王
- 日時: 2020/01/03 17:59
- 名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)
俺は今、母さんに頭を下げている。
俺は字村建。母さんと父さん、双子の姉と姉の意見で買いだした雑種の猫一匹の四人家族(三人と一匹家族?)で普通に暮らしている小学六年生の大人しめな男子だ。
なんで俺が母さんに頭を下げているかと言うと、引越し先の家に家具を置く時に誤ってさらをわってしまたったからだ。そう、俺は田舎から神奈川に引っ越しをした。
理由は父さんの仕事の都合。部長になっておめでたく家族全員で都会デビューをする事になった。おめでたい気分に浮かれてたのかよそ見をしていたのかよく分からないけど置いてあったダンボールに足を躓かせ豪快に運んでいた皿を床に投げ出し俺の膝小僧と共に皿は重症。←ダーレがうまいこと言えと
母さんは別にいいよって言うけど父さんが通った時にガラスの破片を踏んで膝小僧と皿だけではなく父さんの足の裏にまで被害が及んだのだから謝らないわけにもいかない。
父さんもティッシュで足の裏の血を抑えながら別にいいよって言ってくれた。ただそのお皿が姉ちゃんが田舎での友達からの誕生日プレゼントだったから全く被害が及んでいない姉だけ激おこプンプン丸。いやもちろん悪いとは思ってるよ。だけど3日間おやつなしはないでしょぉ、、。
姉ちゃん「あ~ぁ、友達になんていおっかなー。」うるさいなぁ!そのままど直球に言えばいいだろぉ!゛弟が割った゛て!いちいち引きずるんだよな姉ちゃん、、。
引っ越し早々謎の不穏な空気を充満させた俺は自分の部屋の荷物を二階にもって行く。
建「えーっと教科書教科書、、、。あったあった。」教科書の束をダンボールから出すとその間から一通の手紙が入っていた。前の学校の親友、植上奈緒美だった。
多分お道具箱の中にこっそり入れてそのまま気づかすダンボールにINしたんだろう。
なんて書いてあるのか気になる、、、。異性だったからラブレターとか!?!?
- Re: 俺のクラスの陰キャ大魔王 ( No.7 )
- 日時: 2020/01/21 17:27
- 名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)
先生「と、いうわけで、よろしくお願いします。」
母さん「はい、こちらこそよろしくお願いします。」会話の流れ的に話が済んだっぽい。いやぁー今から俺も転校生ってわけか!吉田くん!俺頑張るかんな!友達たくさん作るかんな!橋本、、、何でもありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つっても、この立場になると緊張する。今は俺が転向するクラスの前の廊下で棒立ちをしている。多分猫背な俺でも今ほどに姿勢が整ってることなんてなかったと思う。
「今日は転校生を紹介するよ!入っておいで!字村さん!」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!?
えと、この流れは入っていくんだよね、うん、頑張るぜ!俺!
ガラガラ
ざわざわと生徒の声が聞こえる。俺は先生の教卓の前まで歩いていきいざ自己紹介となった時だ。一番後ろの廊下側に座る冷たい少女に目が行く。
お、、、!?有れってもしかして、、、。
《俺の急所けった口悪少女!?!?》まじかよ嘘だろ、、、。
彼女も俺に気づいたのか三秒間程目を丸くし我に返ると俺をまるで今から殺す獲物を見るような目で俺を見てくる。さっっすが!初対面の男の急所蹴るぐらいの度胸が有るぐらいの彼女の目付きは格別に怖いっ!!ビビリ死する!!
先生「じゃ、自己紹介を。」あ、はぁいー。
建「えっと、あ、あざ村、、。たつです、、、。よろしくお願いします、、。」
俺が言う終わる頃には黒板に綺麗な字で「字村建」と書いてある。
この流れだとだいたいアニメとか漫画で、、、。
「字村さんはお父さんの仕事の都合でこっちに来たそうです!田舎から出てきたらしくてわからないこともあるかも知れないからいろいろ教えてやれよ!みんなに期待してるからね!」何この先生めっちゃ美人だし優しっ!え、、好きです←突然の告白乙
- Re: 俺のクラスの陰キャ大魔王 ( No.8 )
- 日時: 2020/01/23 21:13
- 名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)
あわわ、違う違う、、、。えっと、あっと、とりあえずお辞儀しよ。
(*・ω・)*_ _))ペコリ
俺の目線が地面に行くとみんなの拍手が聞こえる。そろ〜、、、っと例の彼女の顔を見るとまるで命令されていてやってるかの様に心のこもってない拍手。目はもう死体を見る目であった。
先生「はい!じゃあーえっとねぇー、、。開いてる席ないなぁー、、。」ちょっと!?そういうのってだいたい事前に決めるもんじゃないんですか先生!
先生「うーーん、、。明日で日直最後まで回るし、席替え、しちゃおっか。」先生がそう思い切ったように言うとザワッといきなり声が立った。やったぁー!と叫ぶ男子。〇〇と離れたくないよぉーとどことなく嘆く女子達。次こそは近くになろうなっ!と遠くの友達にGoodポーズを示す生徒達。
先生「それじゃあ、字村さんからくじ引いていいよっ!」えっ?合っつ、いいんすか?もうクラスに溶け込んでるっていうか、だいぶあっけないですね!?で、でも吉田くんもこんな感じであっけなく自己紹介は終わったけど休み時間にみんながどっと寄ってくるタイプだ!先生とは別に生徒がテンション挙がるタイプだ!きっとそうだっ!うん、、、そう、、、だよね、、?
先生「??字村さんどうしたの?引いていいよっ??」あ、ハァイ。
ガザゴソガザゴソ
俺が引いたのは「17番」であった。気づくとクラスの人達が黒板の前に集まり皆でくじをひき始め、先生は黒板に席の表を書き白で17番と書かれたマスに俺のネーム磁石を貼る。数十秒かすれば席の表がみんなの名前が書いてあるネーム磁石で埋まっていた。俺な隣のマスには「神奈月愛瑠」と書かれたネーム磁石が貼ってあった。てか、いつもならみんなここでドキドキするところなのに転校初日だから誰かどの名前かわかんねぇしっ!まあ、でもまさかとは思うけど急所ける子じゃ、、。
その子の席に目を向けるともうそれはそれは、この世のものを見る目とは思えない目を俺に向ける口悪少女、神奈月愛瑠がいた。
- Re: 俺のクラスの陰キャ大魔王 ( No.9 )
- 日時: 2020/01/24 21:30
- 名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)
今、控えめに言って最悪の事態に陥ってる少年、字村建。
今、みんなはガヤガヤしながら机を新しい席に移動している。だが俺はそんな気にはなれそうにない。転校初日に嫌われている女の子と隣になってしまうなんて、どんな展開だよおい?吉田くんももうちょっとマシな転校初日の日送ってたよ?(リバースしたけど)ま、かかわらなければそれで良し。それに「あいつらのグル」とかなんとかかんとか言ってたし、それにそんな根に持つ必要ないもんね。人生今を大切にしていかなきゃっ!ってことだいっ。諦めて俺も席を動かすことにした。マスの場所に机を置き、
建「よっ!この前のっ!これから半月よろしくな!」と思い切って声をかける。
愛瑠「はっ?うるせぇょ。喋んな」なんかちょっとそう言われる予想はついてたけど、、、、。まさかそっくりそのまま言われるとは、、、。
建「あっ、ごめん。」俺はそう言い席に座りうつ伏せる。
あああああああああああなんであの子あんな無愛想なんだよぉぉぉ!
話しかけずれぇっつーのぉぉぉぉ!だいたい転校したら一番最初に隣の席の人と仲良くなるだろぉぉ!ありきたりなんだからこれぐらいの物語展開理解しとけよぉぉ!
と、またこれは別の話か。無気力にうつ伏せると近くからこんな声が聞こえた。
「ねぇねぇ、あの転校生可愛そうじゃない?」
「わーホントだー神奈月さんと隣りじゃぁん。どうせまた無愛想なこと言ったんだろうね神奈月さん。」これって口悪小J、、、。神奈月の陰口?こいつ嫌われてんのか?無愛想だから?
- Re: 俺のクラスの陰キャ大魔王 ( No.10 )
- 日時: 2020/01/25 18:48
- 名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)
休み時間。期待していた事がなんとか叶い、俺の周りにはいろんな人が駆け寄ってきた。ここだっ!!ここでリハーサルの成果を活かすのじゃ!
女子「字村くんって前の学校ではなんて呼ばれていたの?」
建「あっと、たっつー、、、、?」
女子「へーかわいい!!」
偏見だけど陽きゃ男子「建って何のスポーツが好きなんだよ?」
建「えっと、走るのが好きです。リレーとかっすかね?」
偏見だけど陽きゃ男子「おぉ!じゃあ今度勝負しようぜ!」
建「うん!負けねえぜ!」
女子字村くん気を付けてね?こいつ毎年リレー選になってるから!」
俺達の会話の相づちがより目立つぐらい暗い顔で小説を読む俺の隣の神奈月。
俺が神奈月の冷たく冷蔵庫のような目元を見ていると肩をトントンと突かれた。
女子「字村くん、神奈月さんね?すっごい無愛想で関わってもつまんないから無視したほうがいいよ?」と言いながら女子は冷たい目を持つ軽くウエーブか掛かったポニーテールの女子を指差す。そう、それが神奈月だ。顔も悪くない。だが背は低い。そんな言葉がぱっと出てくる人形みたいな体型の神奈月。ただ、顔負けにやさぐれたこの性格、どうにかならんのか。
そんなことを思ってると「おーい、大魔王なんかに見とれてないで外にあそびいこーぜ建!
建「お、うん。」大魔王?神奈月のあだ名か?確かに一人称俺だし、大魔王みたいな性格だし(力任せってこと。)でも魔王?じゃない気が、、、。言えば陰キャ大魔王だよな?おーいみんなー!陰キャつけたほうがいいぞぉー!
あっ待て。これがいじめをしている奴の感覚。何て罪悪感、、。
いじめ、ダメ、絶対!←アホみたいなアホ、字村建。
- Re: 俺のクラスの陰キャ大魔王 ( No.11 )
- 日時: 2020/01/28 20:53
- 名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)
転校初日の学校、終了。
俺は転校初日でこっちの通学路の人たちとは話してないからぼっちっちであった。
いきなり神奈月の事が頭によぎる。
その後授業の中でも「この問題わかるか?」とか「あのこれってさぁ、、。」ってめげずに話しかけてみた。結果、何を言っても「黙れ」とか「話しかけんな」とか塩で返されるだけ。会話に弾みっていうか、言葉のキャッチボール下手っていうか、もう一方的すぎて会話って言っていいものなのか、、、、。と考えさせられる位あいつはつまらん奴であった。
公園の前を通ると黒のリュックサックと男子用のランドセルが無残に投げ捨ててあり、
遊具のトンネルの中では誰かが言い合っている。口調や言い方で分かるぐらいだ。
何故かばれちゃいけねぇ気がして、こっそり遊具のトンネルを除くと、俺の目に写ったのは、痛々しくて、見るに耐えられない光景だった。
一人の少女を3人がかりで殴り蹴りしている同じクラスの男子と、それを言葉と力で必死に抵抗する、、、、神奈月。
神奈月は力も強くて言葉もなかなか力があり勝てる気がするが、1対3となって来ると話は別になってくる。殴られ続けて体に力が入らなくなったのか、いきなり神奈月の体から力が抜け、殴リ返す手も下に降り抵抗していなかった。
その後の神奈月はとてもじゃねぇけど見てらんねぇ。右目の下には切り傷ができちは涙のように頬をつたり黒色のパーカーを赤に染めていく。