コメディ・ライト小説(新)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

友情物語。
日時: 2020/11/05 21:33
名前: sky (ID: xplvrg7n)

閲覧いただきありがとうございます!
楽しく更新していくので、よろしくお願いします。
友情物語です。

[主な登場人物]

○日和
小六、友達グループのことで悩むことがある。
めんどくさいことが嫌い。
○美波
小六、日和と同じクラス学年で1番日和と仲がいい。
誰にも流されない子。
○桜
日和と同じクラス。独占欲が少し強い。
○真奈
日和と幼なじみ。違うクラスだが時々一緒に帰る。

登場人物増えるかもです

Re: 友情物語。 ( No.7 )
日時: 2020/11/09 16:54
名前: sky (ID: xplvrg7n)

帰り
「さよーならー」
また男子がいち早くドアを開けた
日和は無言で後ろを振り返った
「今日は一人で帰るから」
美波が日和と目を合わせないで帰って行った。

「...」
日和はどうすればいいか分からなくなり桜の方を見たら、
一瞬目があってそらされた。
そして桜もそそくさと教室を出て帰って行った。
日和は隣のクラスを覗いた
もう真奈のクラスは終わっていて真奈の姿はなかった

日和は仕方ないので、一人で帰ることにした。

「どうすればいいの」
日和は帰り道何回もこの言葉を呟いた
家に帰り
「お帰り」
お母さんの声が台所からした
「ただいま」
日和が返すと
「何かあったの?」
「えっ⁉︎なんで⁉︎」
日和はびっくりして裏声になってしまった
「wwなんとなく」
日和はお母さんには敵わないと心の中で思っていた
「で!どうしたの?」
「あっえっと、前お母さんが言ってた受験の話で_」
日和は四人のことを話した
「うーん、難しいことだけど、この話は誰が悪い。とかじゃないんじゃない?」
「?どういうこと?」
「だから、美波ちゃんは心から応援したんでしょ?だけど、桜ちゃんとか真奈ちゃんからしたら少しプレッシャーに感じたのかもよ?」
「プレッシャー?応援が?」
「そう!そう思うこともあるの!」
「そっか、、プレッシャー、、どうすればいいのかな?」
「いまは少しそっとしておいたら、日和がどっち側って言う話じゃないんじゃない?」
「うん!わかった。」

日和はお母さんに話せて少しスッキリした。

「じゃあ自分の部屋行くねー」
「あっ、日和、二人が受験受かったらちゃんと喧嘩しててもおめでとうって言うんだよ」
「喧嘩してても?」
「ええ、仲良くしてきた子の良いお知らせなんだから」
「了解!」

日和は喧嘩しててもおめでとうと言うのはいいのかわからなかったが、友達やめたわけじゃないもん!と自分に言った。



友情物語。 ( No.8 )
日時: 2020/11/12 17:27
名前: sky (ID: xplvrg7n)

翌日

「おはよー」
日和は教室のドアを開けた
いつもなら美波が1番に駆け寄ってきて、それで桜の机に向かって3人で話すのが恒例だった
だが今は美波も桜も自分の席で、美波は本を読んでて桜は折り紙をしている。

日和はとりあえず自分の席へと向かって、美波とは目も合わせなかった。
だが美波が背中をつついてきて
「中休み、4人でこれからどうするか話そ」
と、だけ言ってまた本を読み始めた
日和はうなずいて前を向いた
そして、日和は隣のクラスに行って真奈に伝えた
真奈はうなずいただけだった
次に桜に伝えたが桜は
知ってると無愛想に答えた
少し日和はカチンときたが抑えて、
自分の席に座った。

休み時間
「、、、きたよ」
真奈が桜の席に集まっている3人に言った。
「、、、、、、、、」
30秒ぐらい沈黙が続いた
「あのさ、私は怒っているわけじゃなくてなんで頑張ってって応援したらキレられなきゃいけないの?
それが知りたいんだけど」
美波が喋り出した
「いや、、だからそれさ怒ってないって言うけど怒ってるようにしか見えないからね!」
桜は強い口調で言った
「桜だって怒ってんじゃん」
真奈が話に入り出した
「えっ真奈は今の話に関係ないじゃん」
桜が言った
「本当のことを言っただけだよ」
真奈は冷静に言った
「はぁ、これ怒ってる怒ってないの話しじゃないよね?」
日和が下を向きながら言った
「なにそれ、最初に話変えたの桜だし。それに日和は日和の考え全く言ってないよね!自分の考え言ってよ!」
「ww今自分の考えとか全く関係なかったけど
真奈は笑いながらいうが目は笑っていない
「私は、どっち側とかはない」
日和が答えた
「なにそれ。なんなの?」
桜が言った
「4人で楽しく遊んでただけだよ。
正直私この喧嘩の発端とかよく知らないし受験に関しては人それぞれだ思うし」
「なんでそんな急に、優等生みたいな発言してんの?」
桜が言い返した
「別に」
日和はそっぽを向いて答えた
「、、この4人ってなんなの?、前まで4人でいて1番楽しいって思ってたけど、今は違う。」
真奈が言った
「、、、、、」
また沈黙となった
「もうこの4人やめた方がいいでしょ」
日和が小さな声でボソッと言った
「じゃあやめる?もうこの4人で関わらないようにしよ」
美波が言った
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った
「じゃあもうこの4人で集まるとかなしでい?」
真奈が聞いた
「もういいよ」
桜が言った
日和も小さくうなずいた

これで4人は今後関わらないっていうことになってしまった。

友情物語。 ( No.9 )
日時: 2020/11/20 15:14
名前: sky (ID: xplvrg7n)

昼休み

いつも日和は4人で教室で話したりしていて1人の時はほとんどなかった。
美波は後ろで本を読んでいる。
桜はなんかよくわからない折り紙の本を読んでいた
「、、しょうがない。図書室行くか」
と日和は図書室へ向かった
ガラ
図書室はすごく静かだ。
「何読もっかなー」
日和は時間ギリギリまで面白そうな本を探したがどれも読んでみたいと思えるのはなかった



下校
日和は誰にも挨拶をされずせず、家に着いた。
「ただいま」
「お帰り」
ーーーーーーーーー
「日和ー降りてきてー」
部屋で漫画を読んでいた日和だが母に呼ばれ階段を降りた
「なに?」
「3人と喧嘩したって言ってたじゃない?休み時間とかどうしているのかなーって思って」
「、、そんなことか、別に図書室行ってるよ、まだ一冊も借りてないけど」
「どうして?」
「だって面白そうな本がないんだもん」
「そっかーじゃあ日和にはこの本がいいんじゃないかな?」
そー言いながら母は一冊の本を日和に渡した
「、、、なにこれ、友情物語。?」
「そう!少女4人の友情物語なのよ。」
「ふーん、4人」
「そう、今日本屋さん行ったら見かけて4人のところとか日和たちに似ているとこあるからさ、読んでみなよ。」
「、、うん、わかった」
この友情物語。という本の表紙は紫、青、オレンジ、ピンクの4色系統の色が混ざり合っている感じだった。まるで天の川のように星も描かれていて。
「キレイな表紙」
日和は階段を登りながらそう呟いた

友情物語。 ( No.10 )
日時: 2020/12/14 19:44
名前: sky (ID: xplvrg7n)

友情物語。
それは4人の少女の物語
朱音、詩織、愛佳、円華
それぞれ趣味も性格も全然違う。
だけど4人を
「みんな違ってみんな良い」
この言葉がまとめていた

「みんな違ってみんな良いか、、、」
日和はベッドの上で呟いた
LINEを開いて4人のトーク履歴を見る、最後は美波の「私たちが違う価値観持ってもお互いのことを尊重しようね」という言葉。
「美波、、、」
涙が落ちた
「私たち自分のことばかり、、これじゃダメだ」
LINEに
「みんな違ってみんな良い」
という字を打ち込んだ
送って5分で既読がついた
返信はない
「明日休み時間、この言葉のことも含めて伝えたい」
日和は続けて送った
「分かった」
「了解」
「はい」
3人から返信が来た
日和はこの言葉を白い紙に書いてベッドのそばに貼った
いつでも忘れないように

友情物語。 ( No.11 )
日時: 2021/01/16 20:37
名前: sky (ID: xplvrg7n)

翌日

朝きても誰も来ない
そりゃそうかと日和は自分の席に座った

美波と目が合ったがすぐにそらされた
前までは席が近くて2人で喜んでいたが今じゃ気まずすぎて早く席替えをしたい

「休み時間待ってるから」
美波がボソッと呟いた
「うん」
日和は前を向いて答えた

休み時間
日和の席に3人が来た

「教えて」
真奈が急かすように言った
「、、、うちらはさ、ずっと仲良くて喧嘩なんて、無縁だった、、けど今回の喧嘩でわかったの、うちらは自分のことだけだった」
「どゆこと」
美波が頭を傾けている
「この、友情物語っていう本は4人の女の子が主人公で、、みんな趣味も違うし性格も全然違うけど、1人がみんなのことをみんなが1人のことを想い合ってるの、、私たちは自分が自分のことを思ってるんだよ」
「うん」
「このままじゃ、私たちはだめだとおもう」
「日和の言いたいことは分かった」
美波が言った
日和は反論されるとおもい目を瞑った
「話し合おう」
「え?」
予想外の答えに日和はポカンとする
「心の距離が私たちは離れちゃったんなら少しずつでも歩み寄っていこう、」
桜がみんなの顔をみながら言った

日和はものすごく今友情というものが理解できた気がした


Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。