コメディ・ライト小説(新)

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ソライロスコール
日時: 2023/01/18 22:55
名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)

ぼっちざろっく面白すぎだろ!!!
私もかつてはバンドを組んでました。ベースのあと、キーボードに異動しました。


投稿頻度いいの最初だけです

Re: ソライロスコール ( No.8 )
日時: 2023/01/25 18:04
名前: 黒猫夜空 (ID: O.mDLNUw)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

こんにちは。
黒猫夜空です!
あの…迷惑だったら削除してよろしいです!
緋彗神様、明日から始めるカキコ番組で放送するインタビューに来ました!(といっても、ただのスレ)
質問に答えてください。
Qカキコをやってよかった、と思ったことはありますか?
Q現在書いている小説の内容を大まかに教えて下さい。
(番組で紹介させていただきます。)
ではでは。

Re: ソライロスコール ( No.9 )
日時: 2023/01/25 19:25
名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)

よかったこと
色んな人と繋がれることです

主人公である神田亜希帆は、中学の頃にバンドでベースを担当していた。
しかしある日、メンバーからの悪口を聞いてしまったため、音信不通に。
そのまま高校に進学し、何気ない日々を過ごしてきた。はずだった。
クラスメイトでクラスのマドンナ的存在の高倉薫子に助っ人をやってほしいと頼まれた。
渋々それを受け入れ、再びバンドでベースを弾く。
メンバーになってほしいと勧誘される亜希帆。

こんな感じで

Re: ソライロスコール ( No.10 )
日時: 2023/01/25 19:33
名前: 黒猫夜空 (ID: O.mDLNUw)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

こんにちは。
黒猫夜空です!
わかりました!
明日放送します。
ちなみに、このインタビューは1回のみで、1日1人しか放送されません。
1人目に緋彗神様を、私は選びました。
ぜひ番組スレの方もご覧ください。

Re: ソライロスコール ( No.11 )
日時: 2023/02/09 19:06
名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)

第7話「神田さん家」

夏フェスまで残り2週間となり、今日はBoxの定休日で家に一人で過ごしていた。
「あー...暑い...」
いくらクーラーが効いているとはいえ、横須賀の街は暑い。
今日の外気温は36℃、思考が淀むぐらいには暑い。
ピンポーン。
不意に鳴ったインターホンにすら、一瞬何の音か分からなかった。
「はーい...」
「よっ」
ドアを開けると、買い物袋を持った世那が立っていた。
「世那?なんで家に...」
「あとでみんなも来る」

「...」
「...」
うわー気まずー...。
あれから10分が経ち、誰も来ず、会話すらないこの状況で僕にどうしろと言うんだ!
「暑いね」
「うん」
え、終わりー?僕のトーク力皆無すぎん?
「なんかごめんね、つまらないでしょ」
「ううん、亜希帆が居るだけでいいよ」
ちょっと動揺してしまった。

「おっじゃっましまーす!!」
「聖、人ん家なんだからもっと静かに入ってよ」
しばらくすると、他のメンバーもやって来て、この気まずい空間からはなんとか脱却できそうだ。
コミュ障の僕にとっては、女の子と二人きりは慣れているとはいえかなりキツかった。
「神田さん家結構広いな...ん?これ...」
水色のノートに手が伸びた南原さんを僕は必死で止めた。
「そっそれは_____」
時すでに遅し。ノートは開かれてしまった。そしてこの低身長が今だけ憎い...。
ノートの内容は歌詞。かつてのバンドで曲を書いていたが、全ての曲は採用されることはなかった。
南原さんはノートを開いたまま、その場に立ち尽くしていた。
「...南原、さん?」
恐る恐るその名前を呼ぶと、目から涙が溢れていることに気付いた。
「えっちょ綾乃!?なんで泣いてんの!?」
「いや、あまりにもこの歌詞が刺さりすぎて...」
「え!?あの、その...僕が作った歌詞で泣いてくれるなんて、その...」
嬉しい、たった4文字が喉の手前でつっかえて言い出せない。
その開いたページには、「独りぼっちリバーブ」と僕の字で書かれていた。
「亜希帆」
不意に後ろから名前を呼ばれ、体を縦に震わせた。
「な、なに?」
「アベリアの曲、作ってくれない?」
「...」
え?

「亜希帆、勉強教えてあげようか?」
「えっ、世那全教科赤点では...」
「...綾乃、言わなくてもいいことがあるんだよ?」
...聞かなかったことにしよう。
とはいえ、僕もそこまで勉強が出来るわけではない。順位は真ん中ぐらいで、赤点ギリギリ回避はしょっちゅうだ。それもこれも、バンドという青春に注ぎ込んできたから。
「神田ちゃん結構授業中寝てたりしてるし、最近寝れてるの?」
「あ、えっと...ここ最近帰りがいつも遅くて、そっから色々やるからあんまり寝れてないんだよね...」
「えぇぇぇ!!??神田っち、授業中寝てんの!?いかにも優等生っていう感じなのに!?」
「偏見、よくない」
優等生...僕とは程遠い言葉だな...。
まあ寝れてないのは仕方ないし、単位も落としてはないし、別に問題は...大ありだな、うん。
「ライブばっかりで疲れているのに、私たちが邪魔するのも申し訳ないな」
「いやいや!!むしろありがたいよ!」
嘘ではない。
「そう言ってくれると、私らも時間かけて来たかいがあったよ」
夕暮れ時、空は朱色に染まり出した。


7話終了です

Re: ソライロスコール ( No.12 )
日時: 2023/02/20 20:56
名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)

第8話「開幕宣言」

「忘れ物ない?」
「大丈夫」
「それじゃ、会場にゴー!!」
今日は夏フェス当日。朝の6時に会場へ向けて出発。ちなみに今年の会場は、長野県の松本市である。
楽器類をバンに載せ、僕らも乗り込んだ。
「神田ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫大丈夫...」
「うんなんか大丈夫じゃないね。薬物切れた時の震え方だよ、完全に危ないやつだよ」
果たしてその例えがあっているのかどうかは不明だが、とにかく緊張しまくっている。
むしろメジャーデビューを果たしているバンドも居るなかで、こんな高校生バンドが紛れ込んで、緊張しないわけがない。
しかし出発して、もう横須賀の街にはしばらく戻れない。
「朝ごはんどっかで買って食べるか」
「さんせー!琉歌さん早く早く!」
「おい薫子!暴れるんじゃねえ!!」

「ぜぇ、ぜぇ...」
なんとかサービスエリアに辿り着くことができたが、琉歌さんは完全にやられている。
僕もついさっき酔って吐いたし。
「亜希帆、これ」
「あ、ありがとう...」
世那から乳酸菌飲料をいただき、少し気分がよくなったので、再出発だ。
ちなみにようやく長野県に入り、少し肌寒くなった。
「神田さん、眠いのか?」
「ん?ああ、少し眠くなってきた...」
まずい。睡魔と必死に闘っていたが、そろそろ限界だ。
「寝てたら?私らが起こしてあげるから!」
四宮さんのお言葉に甘え、僕は深い眠りに落ちていった。

起こされるよりも前に起きることができ、目を開けると...
「...誰もいない」
車の外を見回すと、どうやら会場に着いていたようだった。さらに車の窓には、付箋で『ステージ袖で色々やってるから起きたらおいで!』と丸い文字で書かれていた。
僕は急いで車から出て、ベースを持って指定された場所にダッシュで向かった。
「セッティングお願いしまーす」
「あ、はーい!って、神田ちゃんおはよー!」


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