コメディ・ライト小説(新)
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- 日本一のアイドルになりたい!大長編
- 日時: 2025/04/16 16:22
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
この小説は、2024年12月24日に作成いたしました。
約3か月半にわたって支えて下さった読者の皆様、誠にありがとうございます。
★こんにちは★
やっぱり、どうしても「日本一のアイドルになりたい!」は短縮したくないなと思ったので、大長編を作成させていただきました。
こちらは更に詳しく書かれておりますのでご確認いただければと思います。
昔書いた小説をそのまま映しているだけなので、誤字や曖昧な文があるかと思いますがご了承くださいませ。
★お知らせ★
しばらく、全話(>>1-111)の修正および第90話(>>111)内容の変更を行います。
また第91話(>>125)を最終話として、新たに作成していこうと思っております。
一部の内容は異なりますが、更なる文章向上の為ご了承いただければと思います。
★スタート編★(変更終了)
>>1 ★第1話 自己紹介★
>>2 ★第2話 注意★
★アイドル編★
>>3 ★第3話 とある学校★
>>4 ★第4話 杉並デビュー局★
>>5 ★第5話 デビュー局★
>>6 ★第6話 東京アイドル事務所★
>>7 ★第7話 レッスン開始★
>>8 ★第8話 9歳の頃★
>>9 ★第9話 アイドルオーディション★
>>1-9 ★アイドル編を一気読み!★
★レッスン編★
>>10 ★第10話 玲萌音のレッスン★
>>11 ★第11話 羽のレッスン前編★
>>14 ★第12話 羽のレッスン後編★
>>15 ★第13話 七音のレッスン★
>>16 ★第14話 絆星のレッスン前編★
>>17 ★第15話 絆星のレッスン後編★
>>18 ★第16話 心愛のレッスン★
>>19 ★第17話 向日葵のレッスン★
>>20 ★第18話 紬のレッスン★
>>21 ★第19話 芽衣、結愛のレッスン★
>>22 ★第20話 陽菜、さくらのレッスン★
>>23 ★第21話 美咲のレッスン★
>>10-23 ★レッスン編を一気読み!★
★学校生活編★
>>24 ★第22話 新しい学校生活★
>>25 ★第23話 お知らせ★
>>26 ★第24話 夏休み★
>>27 ★第25話 CM出演★
>>24-27 ★学校生活編を一気読み!★
★握手会編★
>>28 ★第26話 握手会★
>>29 ★第27話 仕掛け★
>>30 ★第28話 人気ランキング★
>>28-30 ★握手会編を一気読み!★
★Xグラマー編★
>>31 ★第29話 Xグラマー★
★大東京駅編★
>>32 ★第30話 大東京駅前編★
>>33 ★第31話 大東京駅後編★
>>34 ★第32話 センター問題★
>>35 ★第33話 美咲のチーム センター選手権★
>>36 ★第34話 小ネタ★
>>32-36 ★大東京駅編を一気読み!★
★大東京探索編★
>>37 ★第35話 大東京水族館★
>>38 ★第36話 江戸前寿司屋さん★
>>39 ★第37話 NPKテレビ局★
>>40 ★第38話 喫茶店★
>>41 ★第39話 グループ結成おめでとう★
>>42 ★第40話 Vチューブ会社★
>>43 ★第41話 美咲の悲劇!?★
>>44 ★第42話 大東京寺★
>>45 ★第43話 美咲と洋子★
>>46 ★第44話 リベンジ★
>>47 ★第45話 バズりたい!前編★
>>48 ★第46話 バズりたい!後編★
>>49 ★第47話 アイドル浮気疑惑★
>>50 ★第48話 CM企画★
>>51 ★第49話 お正月スペシャル★
>>52 ★第50話 思ってたのと違う・・・★
>>53 ★第51話 ライブ 日アイのきっかけ★
>>54 ★第52話 マリア交差点★
>>55 ★第53話 マリア商店街★
>>56 ★第54話 オタク★
>>57 ★第55話 マリア美術館・博物館★
>>58 ★第56話 美咲の母はね・・・★
>>59 ★第57話 ホテル・マリア★
>>60 ★第58話 美咲のチームの危機!★
>>61 ★第59話 繁華街・マリア★
>>62 ★第60話 美咲と陽菜★
>>63 ★第61話 お祭り★
>>70 ★第61話の続き★
>>71 ★第62話 否定アイドル★
>>72 ★第63話 マリアタワー★
>>73 ★第64話 ラッピング列車★
>>74 ★第65話 センター問題★
>>75 ★第66話 ダイヤモンドブリッジ★
>>76 ★第67話 大東京ワールドツリー★
>>77 ★第68話 ストロベリーム★
>>78 ★第69話 東京メトロ星川ライン★
>>79 ★第70話 さて★
>>80 ★第71話 チアダンス★
>>81 ★第72話 ロケ★
>>82 ★第73話 緑黄色公園★
>>83 ★第74話 イベント会場★
>>84 ★第75話 東京都庁★
>>85 ★第76話 一本木ビルズ★
>>86 ★第77話 皇居外苑★
>>89 ★第78話 日本化学未来館★
>>93 ★第79話 キャットストリート★
>>94 ★第80話 サンリオピューロランド★
>>95 ★第81話 SHIKAYA109★
>>96 ★第82話 流行の商品★
>>97 ★第83話 お土産★
>>37-97 ★大東京探索編を一気読み!★
★番外編★
>>98 ★第84話 番外編★
★明星劇団編★
>>99 ★第85話 明星劇団★
>>100 ★第86話 子役★
>>103 ★第87話 白熱バトル★
>>99-103 ★明星劇団編を一気読み!★
★日アイ編★
>>104 ★第88話 映画 日アイ★
>>110 ★第89話 閲覧回数1000回!!★
>>111 ★第90話 日アイ準備★
>>125 ★第91話 日アイ★
>>104-125 ★日アイ編を一気読み!★
- ★第61話の続き★ ( No.70 )
- 日時: 2025/03/13 13:20
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
日アイをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。2025年1月18日くらいから休んでいたのですが、閲覧回数が600回を突破したので、このまま最終話(まだ内容は未定)まで書き込みたいと思っております。
第61話が完結していませんでしたので、続きから書いていきます。第61話(途中)については、>>63を閲覧してください。
日アイの閲覧回数 628回!!
作家プロフィール閲覧回数 494回!!
ページ数 14ページ!!
引き続き、応援をよろしくお願いします!!
2か月近く、お休みしている間に、まさか閲覧回数が262回も上がっていたなんて思いませんでした。
これからも、日アイをどうぞよろしくお願いいたします。
久々に書くので、間違いがあったらコメントにてお伝えいただければと思います。
「どうしたの?」
美咲は、陽菜に問いかけた。
「・・・金魚すくい・・・やりたい・・・」
「えっ?」
陽菜は、金魚すくい屋さんの前で立ち止まっていた。
いや、だって早くさくらを探さないと・・・。
陽菜は、美咲と手を離し、まるで赤ん坊のようにドタバタとその場で暴れだした。
アイドルが、こんなことをしているとは・・・。
もう、そのおかげで着物はめちゃくちゃ。せっかくの新しい着物だったというのに。
「金魚すくいやりたい!金魚すくいやりたい!金魚すくいやりたい!金魚すくいやりたい!・・・」
陽菜は大きな声で叫んだ。周りの人が、それに気づき、こちらを見てきた。
これじゃ、まるで美咲が悪いみたいだ。美咲は、仕方なく決断する。
「分かったから落ち着いて!金魚すくい、やろう?」
すると・・・。
「やったー!」
陽菜は暴れるのをやめ、起き上がった。
はあ、これじゃもう、私が陽菜のお母さんみたいじゃん・・・。
こうして、金魚すくいに行ったのだった。
そこには、おじさんがいた。いかにも、お祭りにいそうなおじさんだった。
「さあ、一回50円だよー!」
おじさんの声は、大きくて聞き取りやすかった。
「はい!」
そう言って、陽菜は持っていた50円をおじさんに差し出す。そして、おじさんから、網をもらった。
「よーし、取るぞー!」
陽菜は、網を持っていた腕を挙げて金魚が来るのを構えた。
そして勢いよく、中央にいた金魚を、網ですくおうとした。
完全にやる気・・・。
金魚がかろうじて、一匹網に乗ったかと思えば、あともうちょっとの所で、網が破れてしまった。
「あー!惜しいー!おじさん、もう一回!」
まだ、やる気か。
「はいよ」
おじさんは、50円を再び受け取り、陽菜に網を渡した。
今度は違う金魚を捕まえようとするも、あともうちょっとの所で敗れてしまった。
そして、それを何回も繰り返していた。
これって、そんなに中毒性あるかな・・・?
美咲は、そんなことを考えるのであった。
5分後・・・。
「あの・・・陽菜ちゃん、そろそろ・・・」
美咲は待ちくたびれていた。
「もう一回!」
陽菜は、美咲のことなんて聞こうともせずに、おじさんに頼んだ。
「まだやるのかい!」
ついに、おじさんも突っ込みにきた。これで20回目になるのだ、無理もない。
「・・・・・・」
陽菜は、バツが悪そうにしていた。
「そうだ!お隣のお嬢ちゃん、あなたもやってみない?」
おじさんは、陽菜の隣にいた美咲に声を掛けた。
「えっ、私!?私は・・・こういうのは苦手だし・・・」
それに、さくらを探さないと・・・。
「ほら!一回やってみようよー!」
「じゃあ・・・」
美咲は、おじさんの甘い誘惑に負け、50円を差し出した。
まあ、一回くらいなら、いいよね。
「はい!がんばってね!」
おじさんから、網を受け取った。
適当にやったところ、なぜか金魚が上手く網に乗り、5匹も捕まえることができた。
「美咲ちゃんすごい!」
思わず、隣にいた陽菜が驚く。
「え・・・えっとこれは・・・その、まぐれで・・・」
美咲は、言い訳をしようとするが、美咲に言い訳は難しかったようだ。
金魚つりなんて、やったこともなかった。それなのに・・・。
おじさんは目を丸くしていた。さらに、周囲の人までもが、こちらに拍手をしていた。
その後も、美咲は射的やヨーヨーつりやらで効果を発揮していった。
「こんな偶然・・・あり得るんだ・・・」
もう、自分でもびっくりしてしまった。どれも初めてやったものなのに、大量にもらえてしまい、手はもう荷物でいっぱいだった。
こうして、二人できゃっきゃっと話しながら、ホテル・マリアに帰っていくのであった。
道中、美咲は何か引っかかる。
「あれ・・・なんか、忘れてないっけ?」
「気のせいじゃない?」
「・・・そっか!」
2人はこうして、ホテル・マリアに無事、たどり着くことが出来た。
そして、疲れたのでそのまま、ベッドに寝ようとする。その時、美咲は、はっとした。
「あっ!さくらちゃん・・・探さないといけないんだった・・・」
しかし、もう今日は遅いし、陽菜もぐっすりと眠っているので、明日にしようと思い、そのまま美咲も眠ってしまったのであった。
- ★第62話 否定アイドル★ ( No.71 )
- 日時: 2025/03/13 13:21
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
そして、朝になった。雀が目覚ましの代わりに起こしに来てくれる。2人は、すぐにパジャマから普通の服に着替え、朝食を食べた。
でも、今考えれば私が否定アイドルと言われた、あの日から・・・さくらは私の事が嫌いだったのかな・・・。だとしたら・・・。
ただ、今はとにかくさくらを探さないといけないと美咲は思った。
朝食を急いで食べ、美咲は立ち上がる。
「行くよ、陽菜ちゃん!」
「えっ!ちょっと待って!」
陽菜も、なるべく急いで食べる。
美咲は、それを確認し、陽菜の手を引っ張りながら走り出した。
そして、また繁華街・マリアに行ってみた。
もう、さくらはいないかもしれないけど、マリアキッズになった子は大体ここに来る。
そこは、マリア広場と呼ばれている場所だった。そこにはさくらがいた。いつの間にか他の子たちと友達になっていた。
「さくらちゃん、やっと見つけた・・・はあっ・・・はあっ・・・」
美咲は、急いで走ったため、息が切れそうになった。本気で走ったのは、熊山中学校の転校の時以来ではないだろうか。
「なに?否定アイドル」
さくらは、まるで別人のように変わっていた。前までは、アイドルって感じだったのに、今ではその輝きが見当たらない。
「あの・・・私の・・・ことは、どう思ってくれてもいいよ・・・」
汗を掻く美咲の姿は、いつも以上に可愛くて、そして輝いていた。特に、目の輝きはみんなを誘い出すような感じだった。やはり、この子はアイドルに向いている。さくらは、そう感じた。他のマリアキッズは、その超絶な可愛さに呆然としていた。まあ、初めて見たのだから無理もない。しかも、生で見れるというのは、なかなかないチャンスだ。
「でも・・・アイドルだけは・・・辞めないで・・・」
美咲の輝かしい目から涙がこぼれてきた。
「なんでよ!せっかくここに来て、楽しかったのに!」
「だって・・・夢だったんでしょ・・・?アイドルになること・・・」
「ふっ・・・ははははは!」
さくらは、わざとらしい笑いをする。
「もう今は違うわよ!私は、このままマリアキッズとして生活していくの!もうアイドルに戻るつもりはないわ!」
完全に変わってしまっていた。前のさくらとは全然違う。
「でも・・・バーシー様が心配するよ・・・?」
「バーシー様?ああ、懐かしいわ!私、正直あの人のこと、そんな好きじゃなかったから。まあ、いいよね、美咲ちゃんは。私と違って・・・。どうせまた、私を貶して来たんでしょ!」
「だから違うって!別に・・・そういうんじゃなくて・・・ただ私は・・・」
美咲は、どんどん弱弱しくなっていく。このままだと美咲が負けてしまいそうだ。
「また否定するのね、否定アイドル!まあ、あなたがどう生きててもいいけど、私は今更アイドルに戻るつもりなんてないから。あと、もう友達でも何でもないから」
さくらは、段々と怒りをぶつけてきた。しかし、美咲も頑張る。
「私はね・・・全ての・・・全国の人を幸せにすることが夢なんだ。まだまだ、遠い夢かもしれないけどね・・・。でもね、一番大事な人は・・・さくらちゃんなんだよ」
こうして、さくらは美咲にハグされた。
大嫌いだ。この優しいハグ、この感覚。あの時、キスをされた時もそうだった。美咲は、本当に何を考えているか分からない。どうしてそこまでして、私を好きでいられるのか分からない。ただ、美咲のハグはなぜか人をおかしくさせる。
「やめてっ!」
私はすぐに美咲を振り払った。
もう、戻るつもりなんてない。いいよね、美咲は。何をしても人気があって、あなたに炎上って言葉は似合わないくらい素敵で、だからこそ憎さとか妬ましさとかも生まれてきて、アイドルっていうのは、裏でそういうこと思ってるんだよね。本当にでも、アイドルになった自分がばかばかしい。いくら人気が出ていても、美咲に叶うはずがない。
その時、さくらは、美咲の後ろに隠れていた陽菜に気づく。
「なによ!隠れてないで出てきなさいよ!」
陽菜は少しむっとなったが、美咲の隣に出てきた。そして・・・。
「お願い!アイドルに戻って!そしてまた、一緒にやろうよ!もう今度からは酷い事しないから!」
あの陽菜が、こんなことを言うとは。あんな強気な陽菜が。
「いつの間にか陽菜ちゃんも美咲ちゃんに似てきたねえ。まるで姉妹みたい、はは」
「ごめん、さくらちゃん。私のせいで・・・」
美咲は泣いている。その涙は輝かしかった。服装も可愛く、もうまるで正真正銘のアイドルって感じ。
「そうやってさ、また否定しTえ、そしてまた謝って。そんなアイドル、初めてみてさ、私はそのやり方、大嫌い。だから、美咲のチームはもう辞める」
「えっ・・・じゃあアイドルは・・・」
「もちろんやるよ!そして新しいユニットを作る!」
2人は安心した。陽菜が言う。
「そっか。じゃあ最後に、今まで本当にありがとう!」
美咲も続けて言う。
「私もさくらちゃんのおかげで、色んなことを学べたよ、また日アイで会おうね!」
「うん、二人とも今まで本当にありがとう!新しいところでも頑張るね!」
こうして、美咲のチームは二人となり、さくらは違う道へと進んだ。
そして一応、仲直りは出来たし、マリアキッズの子たちに拍手までもらってしまった。
このことを、直ぐにバーシー様に伝えると、もちろん驚いてはいたけれど、了解してくれた。
その後は、テレビにも報道され、3人はさらなる人気を遂げたが、賛否の声がネット上であがった。
「さくらちゃん、どうなるのか楽しみ!」
「これから美咲ちゃんと陽菜ちゃんはどうしていくんだろ?」
「えー、まさか・・・いきなりだったなあ。まさか、あの噂が本当だったとは・・・」
「これで良かったんだと思う。これからも美咲のチームも、そしてさくらちゃんもきっと伸びていくと私は思っている」
などなど、多数の声が寄せられた。
「さて、これからどうしよっか?」
二人は、自分のスマホで、そのコメントの数々を見ていた。
「マリアタワー行きたい!」
陽菜は、そう言った。
「えっ、でもまずは新しいアイドルを・・・」
「マリアタワー行きたい!マリアタワー行きたい!・・・」
「よし、じゃあマリアタワー行こっか!」
「うん!」
こうして二人は更に仲良くなっていったのであった。
さて、次の場所はマリアタワーである。これからも、東京探索編は続く。
今までお読みいただき、ありがとうございました。これから、美咲と陽菜がどうやって過ごしていくのか楽しみですよね!
日アイ豆知識!★第19話 夢は小説家だった★
私の子供の頃の夢は、小説家でした。ただ、国語がどうしても苦手だったので、諦めましたけど。でも、今ではこうして小説カキコと医者という人を助ける仕事が出来て嬉しいです。皆様も、大変な時期だとは思いますが、頑張っていきましょう!
次回 ★第63話 マリアタワー★
次回もお楽しみに!!
- ★第63話 マリアタワー★ ( No.72 )
- 日時: 2025/03/13 13:21
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
日アイの閲覧回数 645回!!
作家プロフィール閲覧回数 494回!!
ページ数 14ページ!!
引き続き、応援をよろしくお願いします!!
マリアタワー、それはマリア区にある大きなタワーで、全長はなんと450mにも及ぶ。そんなマリアタワーの最上階に居たのは美咲のチームであった。
「うわあああ!」
陽菜は目を輝かせながら、まるで子供みたいにはしゃいでいる。でも確かに、この東京を一望できる景色には圧巻される。南側には、あの東京アイドル事務所も見える。こうして上から見ると、小さく見える。
「こわいこわいこわい・・・」
そんな時、どこかから声が聞こえてきた。美咲のチームが振り返ると、下にはしゃがんで手で頭を抱えている女の子がいた。この子、アイドルだ、見たことがある。二人は警戒心を持ちながらも話しかけてみた。
今、美咲のチームの知名度も上がって来た中での、さくらの引退。そして、ちょうど、このマリアタワーに来た理由は、新しいアイドルを見つけて三人ユニットにするためでもあった。そして今、ここでこのアイドルに逢えたのは奇跡とも言えるかもしれない。そんな出会いだった。陽菜の戸惑いにも気にせず、美咲はその子に話しかけた。
「高い所、こわい?」
美咲の声は優しく、どこか包んでくれるような、そんな不思議な口調で、誰も彼女を真似することは出来ないだろう。すると、羽はゆっくりと顔を上げ、二人は見つめ合う。陽菜はドキドキしながら見ている。美咲はしゃがんでいる。
(えっ・・・うそ・・・)
羽は一瞬、目を疑った。
美咲は、はてなマークを作ったみたいに首をかしげる。
(いや、ちょっと待てよ、そっくりさんってこともあるかな・・・)
羽は美咲を疑いつつも、試してみた。
「あの・・・私は・・・」
羽はあえて動揺気味に言う。実はこれも全て演技。まあ、高い所が苦手なのは本当だけれど。
美咲は、なんで演技するのかなと思いながらも声を掛けた。
「羽ちゃん・・・だよね?」
羽は固まってしまう。凄い汗が出ている。
「あれ?ごめん、なんか変だった?」
美咲はとりあえず謝っておく。
羽は体制を整える。
「いや、なんか羽ちゃんって呼ばれたの初めてで・・・」
私は今まで、明星様と一緒に色んな活動をして、人気は二位にまで上ってきた。
ただ、これは大チャンスかもしれない。
私を誘っているんでしょ?美咲ちゃん・・・。こう見えて、私も一流のプロ。その表情を見れば、簡単に分かる。ここは乗ってあげるか。美咲のチームの向上と、私のアイドル人気一位の交換条件で。
その時、隣で二人を見ていた陽菜は震えあがった。
(この二人・・・やばい・・・)
ライバルアイドルが重なると、こんなに恐ろしいことになるんだと、陽菜は実感した。
「あの・・・今、美咲のチームって二人で活動してるんですよね?その・・・私が入ってもいいですか・・・?」
「陽菜ちゃん、どうかな?」
「いいんじゃない?」
そして、ついに決まった。新たな物語・・・。
「いいよ!でも、明星様は・・・?あとバーシー様にも伝えなくちゃ!」
美咲がスマホを取り出そうとしたところで、羽が止めた。
「ちょっと待って!二人にはもう、ちゃんと伝えてあるの!」
「そっか・・・じゃあ・・・」
美咲は立ち上がり、手を差し伸べた。
「羽ちゃん、よろしくね!」
陽菜も笑ってみせた。
「私からもよろしく!」
羽は、自然な笑顔をみせ、美咲の手を握った。
「これからお世話になるねー!」
三人の笑顔は嬉しそうで、ほほえましかった。
さあ、ここから新しい美咲のチームが幕を開ける・・・!
その出来事が起きてからは、再び美咲のチームがマスメディアに上がってきて、「このまま日アイに出るのかな?」とか「羽ちゃんと美咲ちゃんのギャップが面白そう!」などと言った声が上がった。しかし、そんな中、美咲のチームの評価を下げるようなコメントが一件あった。コメ主はマスガルド。シックスで、美咲のチームのツイートに、いつも悪口を書き込んでいる最低男だ。
「アーア、ドウセ、ミサキチャンナンテ、コレカラオチルシ、ヒナチャンダッテサクラチャンミタイニ、インタイスルンジャナイノ?ツバサチャンナンテ、ミサキノチームノセイデ、ドウガノホウガオチソウ・・・。ホント、ハヤクキエテホシイ」
みんな、「気にしないで」とか「美咲のチームは悪くないよ!」とかコメントしてくれるけど、こんな文章を読んっで嬉しい者は一人もいない。更に、最近になると、コメントが荒らされていたりもした。一体、このマスガルドとは誰なのだろうか。美咲のチームの知名度が上がれば上がるほど、それを嫌に思い、評価を下げてくる奴はいるのだ。ただ、もしこれがグループ(組織)の犯行だとしたら・・・。
厄介なことになりそうだ・・・。
日アイ豆知識!★第20話 勉強について★
私は、勉強は全くできませんでした。特に、英語と数学は駄目でした。まあ、強いて言えば、社会が良かったというイメージがありますけどね。皆さんの得意な教科と苦手な教科は何ですか?教えていただけると嬉しいです。
次回 ★第64話 ラッピング列車★
次回もお楽しみに!!
- ★第64話 ラッピング列車★ ( No.73 )
- 日時: 2025/03/13 13:21
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14073
日アイの閲覧回数 663回!!
作家プロフィール閲覧回数 494回!!
ページ数 15ページ!!
引き続き、応援をよろしくお願いします!!
※作家プロフィールURLを掲示させていただきましたので、まだ読んでいない方は、ぜひお立ち寄りください。
今日、ついに前から予定していた日アイのラッピング列車が完成した。場所はもちろん東京で、列車の中は広く日アイ好きにはたまらない。そんなラッピング列車、通称日アイ列車に美咲のチームも揺られていた。
「わーい!本当に私たちの列車ができちゃったあ!」
そうはしゃいでいるのは、美咲の隣に座っていた陽菜だった。
陽菜は飛び跳ねていて、まるで子供のように無邪気である。
陽菜が喜んでいるのを確認し、羽は美咲にこそこそと聞いた。
「それで?今更なんだけど、あの時、どうして私を誘ったの?」
美咲は一から事情を説明する。
「かくかくしかじかで・・・」
「ふうん。でもいいの?これで」
「えっ?」
美咲は驚いて羽の方を向く。
「ここから先は今までよりも過酷だと思うよ」
列車はどんどん進んでいく。
「わかってる・・・。ただ、私はセンターなのに、まだ予定も決めてない・・・」
美咲はうつむきながら、手をぎゅっと握りしめ、半泣きした姿になっていた。
本当に、私なんかがセンターでよかったのだろうか。こんな、私にリーダーシップなんてあった?どうして、さくらちゃんは私がいいと思ったの?
羽は、美咲の姿をちらっと見ながら、ため息をついた。
(はあ・・・こういう子ってすぐに、自分のこと否定するからなあ。まだ、そんな歳じゃないのに・・・)
「ちょっと陽菜ちゃん!この子どうにかして!」
羽は怒り気味に言う。まったく、こんな時に・・・。
陽菜は飛び跳ねるのを止めてこちらを向く。
「どうしてー?」
陽菜の顔は、まるで美咲のようで、まるで何も考えていないような、分かってすらいないような・・・この感じ・・・。陽菜ちゃん・・・なんか、昔と比べて変わったよね・・・。昔は苦しかっただろうに、辛かっただろうに、今ではその真逆で明るくて愉快で、まるで本当に美咲みたいな・・・。それに比べれば、私はあなたたちを真似することはできない。ただただ、大人の奴隷としてやることだけをやって、友達とか、そういう人はいなくて、信頼できる人なんて作りたくもなかった、はず・・・なのに・・・。
しばらくして、美咲は涙を拭き、顔を上げた。
「あの・・・羽ちゃん、センターとか、やってみたくない?」
「えっ・・・」
下手な言い回しだ。自分に自信がないからって・・・私に何を押し付けようとしてんのよ。
日アイ豆知識!★第21話 運動について★
私は、運動も全くできませんでした。特に、バスケとかは苦手でした。運動するのが苦手というよりは、運動したいけれど運動不足でうまくできないみたいな感じでしたね。
次回 ★第65話 センター問題★
次回もお楽しみに!!
- ★第65話 センター問題★ ( No.74 )
- 日時: 2025/03/07 07:53
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14073
日アイの閲覧回数 674回!!
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ページ数 15ページ!!
引き続き、応援をよろしくお願いします!!
「ムリムリムリムリ!絶対に無理だから!」
「そっか・・・じゃあ、ダイヤモンドブリッジ行かない?」
えっ、切り換え早すぎる・・・。
「行く行くー!」
いや、なんで二人とも、そんなノリノリなのよ。センター問題はどうなったのよ!
まあ、いっか。にしても、ここから先はVチューブとアイドル活動の両立。アイドル活動はさらに仕事も増えてきていて、なんかこれって・・・私が一番大変な気がするんですけどおおお!!
そして、ついに歓楽街に近い大東京駅に着いた。岬のチームは駅から降りる。
「うわあ、懐かしい・・・」
そう、ここは前に美咲が東京に着いて初めて恐ろしさを実感した所。あの広くて人も多く迷子になりそうになったことは、今でも覚えている。
「懐かしい?」
羽が聞く。
「うん、前にもここに来たことがあるんだ」
「ふうん」
羽は平気で受け流す。
「さあ、ここからはダイヤモンドブリッジから近いから、すぐに行けるはず!確かこっち!」
そう言って、美咲は二人を誘導した。
ここは、センターとして仲間を引っ張れる存在にならないと。
二人は美咲の後をついていく。ずっと・・・ずっと・・・。
「あの、美咲ちゃん?」
「・・・あれ?おかしいな・・・確かこの辺だった気が・・・」
美咲のチームは迷子になってしまったようだ。
羽は呆れてしまっていた。
くっ・・・この否定が!にしても、一時期は否定アイドルと言われていた美咲。この子の謎は多いと言われているけど、たまに本当か嘘かわからなくなるんだよなあ。本人でさえ、分かっているのか怪しいし。でも、もしこれが素だとしたら?本気を出したら、まさかもっと恐ろしいことになる・・・!?いやいや、でもこれが・・・もしかしたら令和のアイドルなのかもしれない・・・。このままだと確実に・・・美咲に負ける・・・!!絶対にセンターじゃなくてもすごいってこと、見せつけてやる!そうすれば・・・。羽の予想上は日アイのライブ会場。そこでは一人だけ究極のアイドルが震えあがるほどの感動的な演技を魅せる!そして、私はもう、一躍大人気となり日アイ決勝戦までいき・・・そして優勝!そうすれば明星様も喜ぶし、メロンだってたらふく食べられる!そう、なぜ美咲のチームに入ったのかと言えば、ここを利用して知名度を上げるためである。日アイではグループ関係なく個人での戦い。なので、自分自身を磨けば勝つことはできる。美咲ちゃん、陽菜ちゃん、ごめん、土台として使わせてもらうよ・・・。
日アイ豆知識!★第22話 宿題について★
作者は、小学校の頃までは宿題を一応、やっていましたが、中学生になってからは、まるっきりやらなくなりましたね。
次回 ★第66話 ダイヤモンドブリッジ★
次回もお楽しみに!!
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