コメディ・ライト小説(新)

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笑い合える日を目指して
日時: 2025/02/02 20:16
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

・2025.2.2 閲覧100突破!皆さんありがとうございます!

初めまして!!ひなです(≧∇≦*)
本当に初めて小説書くので注意事項です!
・小説がヘターー!
・不定期投稿☆☆(主に休日に投稿する予定ですが…)
・突然やめるかもしれない
・話のテンポが遅め(なるべく記事を短くして読みやすくしたいから)
それでもいい人は、ぜひ読んでみてねー!

目次☆
登場人物(ネタバレ注意)>>8
プロローグ>>1
第一話>>2
第二話>>3
第三話>>9
第四話>>10
第五話>>11
第六話(書き途中)>>12

登場人物 ( No.8 )
日時: 2025/02/02 12:28
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

こんにち!ひなです!(o^^o)
この記事では「笑い合える日をめ 目指して」というオリジナル小説の登場人物です!
ちなみに随時更新中!!


主人公!

小倉おぐら まい
紫髪でボブカットの中学1年生!
無口で、人と話すことが苦手。
どうも笑うことができないのが悩み。
昔、自分がどういう子だったか、親がいたかもわからない。
今は児童養護施設にいる。



第一話登場!

宮本みやもと あかり
丸メガネをかけた黒髪ポンパドールと中学一年生!
社交的で誰にも話しかけてくる。
児童向け小説が大好き。

そして、舞のはじめての友達。

第三話 ( No.9 )
日時: 2025/02/02 16:05
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

次の日

カラッと晴れた青空が綺麗で、気持ちいい天気だ。

私が校門前で空を見ていると、燈が遠くから手を振ってきた。

燈「おはよー!」

舞「あ…な、なに?」

燈「なにって、朝の挨拶だよー」

舞「あ、そっか。おはよう…」

燈は少し不思議そうな顔をしたが、すぐに元の笑顔に戻った。
私が昇降口まで歩いていると、燈もついてくる。
私は不思議に思って燈に問いかけた。

舞「ついてくの?」

燈「うん!」

燈は答えるとスキップ気味に昇降口へ向かった
燈もいい天気がうれしいのかな?と私は思った。

それから数分後

先生「朝のホームルーム始まりまーす」

今日は朝っぱらからホームルームというものをするらしい。
ホームルームは、中学校や高校などで朝に行う話らしいが…

先生「今日は初めてだし、自己紹介でもしよーか!」

と言っているので、今日は自己紹介をするらしい
私がぼーっと黒板を眺めていると、燈が耳元で囁いてきた。

燈「舞ちゃん!自己紹介はね、舞ちゃんをよく知ってもらうためにすごい大事だから!頑張って発表した方がいいよ!」

舞「え、うん…」

自己紹介なんて、名前とか、好きな食べ物とか言って、終わりーみたいな…
そんなので頑張っても、なにになるんだろ…

先生「それでは1番、A山さん」

A山「はい!」

元気よく返事をして、髪を二つ結びにした女の子が立ち上がった。

A山「A山A子です!好きな食べ物はいちごです!みんなと仲良くしたいです!」

A山さんはそう言ってぺこりとお辞儀をした。
それと同時にクラス中が手を叩いて拍手をする。

舞(あー…親しくなりたいわけじゃない人の自己紹介とか、だるいなぁ」

私はあまりにも自己紹介がつまらなくて、ウトウトしてきた。


先生「それでは…8番!小倉さん!」

舞「はっ!!」

先生に名前を呼ばれた気がして、私はすぐに目覚めた。

舞「あぁ…そっか、自己紹介…」

私は少しつぶやいてから眠気の抜けない体を起こした。

舞(自己紹介かぁ…緊張するな…)

第四話 ( No.10 )
日時: 2025/02/02 16:55
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

私はその席をスッと立った

舞「あ、あののの…」

ああ、どうしよう
緊張でおかしくなって言葉が出てこない

舞「えと…お、おく°ら、ら、舞です…」

みんな「なにあれー クスクス」

はぁ…これだからみんなの前で話すのは嫌いなんだ。
個人と対話するのは正直言って個人にしか私の声は聞こえてないようなものなので、あまり緊張しない。
だけど…みんなの前で話すのは、みんなに見られてる…聞かれてる…失敗したらなんで言われるかと、不安になって言葉が詰まる。

舞「あののの…私は…その…ウタバの…その…フラペチーノが好きで…」

好きなものの話をするのも、なかなかうまくいかない。

舞「えと…み、みんなが…ウタバの…フラペチーノを…のの、飲んでくれると…嬉しい…です…」

私はそう言い終えたら、静かに席に座った。
ああ…すごく恥ずかしかった…
丸で地獄の鬼たちに反対意見を言ってるくらい怖かった…
燈が私に失望してるかもしれなくて、怖くて隣を見れなかった。
すると燈は私に話しかけてきた。

燈「舞ちゃん…」

ああ、どんな言葉を浴びさせらるのだろうか…

燈「すごい可愛い!!」

舞「え…?かわ…」

私は燈の言葉に唖然とした。
こんな私を、かわいい?
馬鹿にしているのかという怒りの感情が込み上げられてきた。 でも…
それと同時に、嬉しいという感情が怒りより上をいっていた。
嬉しい
笑いたい…

舞「ありがとう!」

私は元気に、できるだけ明るい感じで言った。
そして、顔も笑顔に…

燈「舞ちゃん、顔…大丈夫?無理して笑ってない?」

舞「え…?」

私は、窓ガラスに映る自分を眺めてみた。
…なんだこの顔。
目は死にそうという言葉がピッタリなくらい細まり、あげたつもりの口角の周りにしわが寄っている。
………ちゃんと、笑えなかった…


その晩


私は児童養護施設の二段ベッドの上段で、布団をかぶって泣いていた。
どうして私は笑えないんだろ…
これじゃ燈が嫌な思いをしてしまうかもしれない…
笑うことのできない気持ち悪い友達がいるって噂されるかもしれない…
それに…
私はその晩、笑えない自分を恨んだ。

第五話 ( No.11 )
日時: 2025/02/02 20:06
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

次の日

私は学校へ行きたくなかった。
というより学校へ行ける気力がなかった。

でも児童養護施設の先生は
『その子ならきっと大丈夫よ』
といって学校へ行くことを勧めてくるから
仕方なく学校へ行った

これから数十分後…

とうとう学校へ着いてしまった。
私は燈に会うのが怖くて、ただただ立ち尽くしている。

燈「舞ちゃん…」

舞「あっ!あか…燈…ちゃん‥…」

…声をかけられてしまった…
なにを言われるのだろう「絶交して」「もう話しかけないで」「気持ち悪い…」
考えるだけでもじわじわと不安になって、勝手に1人で辛くなってしまう。
もうなんでもいい
何を言うんだ
かかってこい!!

燈「おはよう!今日部活決めるって!一緒のとこ入りたいね!」

舞「え……??」

覚悟して身構えていた私にかかった言葉は、普通の「トモダチ」のような会話だった

燈「『えっ』てどうしたの?何か、変なこと言ったかな?」

燈は不思議そうに首をかしげる

舞「だって…昨日‥笑えなくて…気持ち悪いかなって…」



燈「…なんでっ!?」

え…?
私はびっくりした。笑わない人間なんて、気持ち悪いって思われると思った。
だから、『なんで?』って言われると、予想外でびっくりした。

燈「笑えないのが気持ち悪いなんて、おかしいよ!!」

燈は凛とした声で、私に訴えかける。

舞(笑えないのって…気持ち悪く…ないの?)

今まで、いや、小学生の時…
どんなに楽しくても、嬉しくても、笑いたいって思っても…
ちゃんと笑えなかった。
そんな私を…クラスの女の子、男の子…そして先生にも気持ち悪がられた。
だから、トモダチなんいなくても無理ない。

私は…気持ち悪いから

でも、燈は…
おかしいって…言ってくれた。
自分で受け入れてるつもりでも…
完全に受け入れられなかった…
『笑わない人間は気持ち悪い』
と言う言葉…

燈「舞ちゃん…」

舞「…何…」

燈「一緒に笑えるようになろう!」

舞「!?」

第六話 ( No.12 )
日時: 2025/02/02 20:24
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

燈「一緒に笑えるようになろう!」

!?!?
私は予想外の言葉を言われて、思わず、言葉を失った。
私の心の底を勘づいてくれた。
『私もみんなと笑いたい』
と言う心の奥底に秘めた。本当の思いを、引き出してくれた。
そのままでいいと言われても別に悲しくなったりはしない。
だけど
燈は…
私の本当の思いに気づいてくれた。
嬉しかった
とてもとても

舞「うっ…ヒック…」

燈「ま、舞ちゃん!?」

私は気づいたら泣いていたようだ

続く


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