ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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残りわずかの命を、君へ。
日時: 2008/09/15 15:23
名前: はぴゅー (ID: bTQW6E54)
参照: http://にゃおーん☆

私の命は、あとちょっとしかありません。
だから、この残りの命を君に
君だけに———…



    ささげます。





   3月24日 寒那



————————————————————————

始めまして〜(^−^)
はぴゅーです。
コメディ・ライト小説からお引越し〜してきました。
応援してください。

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Re: 残りわずかの命を、君へ。 ( No.3 )
日時: 2008/09/15 15:31
名前: はぴゅー (ID: bTQW6E54)
参照: http://にゃおーん☆

—小学生の時—

始業式にクラス分けがある。
ボクの心臓は
今にも飛び出てきそうだ。

「長山大可」

2年2組だった。
<あいつは…ボスは…>

ボクの未来は真っ暗だった。
あいつ—ボス—も同じクラスだった。
ボスは
そっとボクの後ろに近づいてきた。
そして囁いた。


<もっと楽しく遊ぼうな…
 た・い・が・く・ん?>

そのとき、ボクは決意した。

———母に相談しよう———

ボクは全速力で走って
ボロボロの家に帰った。

Re: 残りわずかの命を、君へ。 ( No.4 )
日時: 2008/09/15 17:34
名前: はぴゅー (ID: laaGvqHD)
参照: http://にゃおーん☆

—小学生の時—

「はあ!?
 何冗談ぶっこいてんだよ!
 殺すぞ!!」
「本当だよ!
 信じて、お母さん…!」

ボクは半泣き状態だった。
何時間も母と口喧嘩を続けた。
そのうちボクは
泣きじゃくって
ご近所さんに聞こえるくらい
叫んでいた。

「ちょっと! お宅のその子
 黙らせてもらえませんの!?
 うちの子が起きちゃうじゃない!」

母はお詫びの言葉を連発した後


窓をしめ、


カーテンもしめ、


ドアにも鍵をかけた。

母はゆっくりとボクに近づいてきて
にらんだ。

「お…お母さん?」
「ピーピーぎゃーぎゃーウルセーんだよ
 このガキがっっ!
 誰のおかげで飯食ってると思ってるんだよ!?」

ドタガタンッ! バタタッ!!

母は、右手で

おもいっきり


ボクを…



———…殴り飛ばした。

Re: 残りわずかの命を、君へ。 ( No.5 )
日時: 2008/09/16 17:57
名前: naruchan (ID: wbEZ.sQ0)

面白いです!
もっと書いてください!

Re: 残りわずかの命を、君へ。 ( No.6 )
日時: 2008/10/18 22:58
名前: はぴゅー (ID: acvkxCqg)
参照: http://にゃおーん☆

—小学生の時—

体じゅう痛い…。
腕も、足も顔も、頭も。
ボクは暗い路地裏を通り、
狭苦しい公園に行った。

ここが、ボクの居場所。
いちばん落ち着く、
大好きな公園。
誰もこないから
静かで、いい。

ボクはブランコに腰掛け、
ギコギコと不快な音を鳴らしながら
少しブランコを揺らした。
もう夕日が見える。
帰らないと、もっと怒られる。
ボクはそっとブランコを降りた。

———そのとき。
「ねぇねぇ! 
 君、雪町市立雪町小学校の子?」

ボクと同じ歳ぐらいの女の子が
無邪気な顔して
ぼくにきいた。

Re: 残りわずかの命を、君へ。 ( No.7 )
日時: 2008/10/19 09:34
名前: 明日雅 (ID: JGzXFNlX)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?...

おぉ!いい展開ですッ♪


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