ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ぼくらのいるばしょ
- 日時: 2010/01/18 16:00
- 名前: 朝倉疾風 (ID: ikrpTGuK)
消されてたんで、もーいっかい!
http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12884
上記からどぞ。
イメソンhttp://www.youtube.com/watch?v=qHJa3mKeoKg
目次 第8章(続きからだけど)>>2 >>5
第9章 >>8 >>9 >>11
- Re: ぼくらのいるばしょ ( No.17 )
- 日時: 2010/01/21 17:25
- 名前: 朝倉疾風 (ID: ikrpTGuK)
「楓がいない・・・・・、それってヤバくないですか?」
「家にも帰ってないらしい。 さっき親から連絡が来た。 警察沙汰にはあまりしたくないっつってたけど・・・けどさぁ、アイツ何するか分からんから、さっさと捕まえたいんだけど」
同じ病棟で偶然来ていたメジロさんが、喫煙コーナーで煙草を吸っている。
「お前らを潰したのも、どーせ楓だろ?」
「ああ、はい。 トモを捜してて・・・・・・」
ため息をつき、メジロさんが頭を抱える。
「だから・・・・・・トモはいねーっつーのに・・・・」
「無理ですよ。 楓にそんな理屈は通用しません」
「分かってる・・・だから危ないんだろ。 アイツの生存理由は全──部そのトモなんだからよ」
楓が生きている理由。 トモに会う。 それだけ。
そんな薄っぺらい理由の壁を、俺らは突き破る事ができないままでいる。
「・・・・・・・青は、よくなりますか?」
「ピンピンしてるだろ」
「じゃなくて、青は正常に戻りますか?」
メジロさんが、煙草を灰皿に押し付ける。
少し驚いた顔だった。
でも、絶対それは、
「無理だな」
「無理でしょうね」
かぶった。
「アイツもダメだ。 そんで・・・・・・お前も。 正常に戻る可能性はあるけど、本人らがその気がない。 ましてや自分の人間性がズレているのに気づいてねェ。
無自覚で心は無防備。 ちょいと突付けば、すぐに壊れる」
その中に、俺も入ってるんだろうか。
スリッパを脱いで、メジロさんが視線を床に注ぐ。
「アイツらよりも、俺はお前が怖いけどな」
真っ直ぐに、俺を見てくる。
「俺が?」
「ああ。 何を考えているのか分からない。 普通過去に事件に巻き込まれた場合は何らかの感情性が失われ、暴走したり発作が起きたり、自分自身も加害者になったりするんだが・・・・・・・お前は何故か石垣の傍にいてやっている。 石垣を支えている。 石垣の望みを満たしている・・・・・。 それがエゴだとしたら、何になるんだろうな」
エゴ・・・・・・ねぇ。
石垣青を守る事は、俺にとってのエゴになるんだろうか。
「お前は今、何を思ってる?」
何・・・・・・?
思っている事?
そんな事言われても、俺は何をどう答えればいいのか分からない。
そもそも、俺が青の傍にいるのは、
「明日の青の機嫌がいいかなー、とか?」
「それでいい」
メジロさんが笑った。
そっか、それでいいんだ。
「あと、お前にもう一つだけ報告が」
「はい」
「宮岡マコトも、行方不明だ」
「・・・・・・・・・・・」
ざわめく。 ぬー。 関連性はあるんだろうか。
- Re: ぼくらのいるばしょ ( No.18 )
- 日時: 2010/01/22 17:21
- 名前: 嵐猫 (ID: AiiL/B92)
マコトくーん!!叫
青・・・正常にならないんですか。
なるといいなー・・・、なんて思います!
- Re: ぼくらのいるばしょ ( No.19 )
- 日時: 2010/01/22 17:25
- 名前: 朝倉疾風 (ID: ikrpTGuK)
ならないでしょうねぇ((遠い目
- Re: ぼくらのいるばしょ ( No.20 )
- 日時: 2010/01/22 17:26
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15134
何かやばいことが起きるような……
続きがかなり気になります!
- Re: ぼくらのいるばしょ ( No.21 )
- 日時: 2010/01/22 17:27
- 名前: 朝倉疾風 (ID: ikrpTGuK)
その直感は、かなり当たってます。
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