ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 夢殺人
- 日時: 2009/10/12 09:56
- 名前: ヘ音記号 (ID: OZyDylja)
みなさんは、夢の中で人を殺してしまったことはありますか?
「夢の中で」です。
- Re: 夢殺人 ( No.9 )
- 日時: 2009/10/14 17:02
- 名前: ヘ音記号 (ID: OZyDylja)
ピンポーン・・・
「はーい。」
みちるは家のドアを開けた。
「みちる・・・。」
「あれっ?龍!どうしたの?今、晩ご飯食べ終わったばかりなんだけど。」
「話したいことがあるんだ。」
「?そんなのメールでいいじゃん。」
「おまえと・・・恵のことで。」
みちるは一瞬目を見開いた。
「・・・・・・いいよ、あがって。」
- Re: 夢殺人 ( No.10 )
- 日時: 2009/10/14 17:27
- 名前: ヘ音記号 (ID: OZyDylja)
午後6時30分 みちるの部屋
「・・・で、何?恵になにかあったの?」
「みちる・・・お前、最近携帯いじったか?」
「うん。使ったよ。」
「恵からメールは?」
「・・・・・・きてないよ。」
「本当にか?」
「だから、きてないって言ってるでしょ!?」
みちるは床をおもいきり殴った。
「なんなの?さっきから恵、恵って!・・・」
みちるは龍に背を向けた。
「私、恵に何もしてないわ!!ただの恵の被害妄想なんじゃないの!?」
みちるの声は震えていた。
龍にはそれが嘘には聞こえなかった。
「・・・・・・みちる、昨日お前、どんな夢を見た?」
「夢?・・・それが、よく思い出せないの。まあ、当たり前だけど。」
「夢に・・・恵が出てこなかったか!?それも、恵の部屋で・・・。」
「・・・・・・・・・なんで?」
「みちる?」
「なんで分かるの??」
「見た・・・のか?」
みちるは「見た」と目で語っていた。
玄関で龍は靴をはきながら、
(二人が同じ夢を見る・・・そんなキセキがありえるのか?)
とばかり眉間にシワをよせて考えていた。
「じゃ、・・・おじゃましました。」
「うん。」
「あのっ・・・」
龍は一瞬言葉をつまらせたが、
「お前のこと、信じてるからっ・・・!」
それだけ言って彼は帰っていった。
- Re: 夢殺人 ( No.11 )
- 日時: 2009/10/14 22:28
- 名前: ゆーの☆ (ID: 6xS.mLQu)
小説がんばってねw
てかうちも夢で何回も殺されかけてるんだけど…
不審者がナイフ持ってきて全速力で追いかけてくる夢w
死ぬかと思ったw
- Re: 夢殺人 ( No.12 )
- 日時: 2009/10/16 18:58
- 名前: ヘ音記号 (ID: OZyDylja)
「・・・っ・・・。」
恵は目を覚ました。
「頭・・・痛い・・・。ここは・・・?」
そこは夕焼けの美しい公園だった。
「私・・・ベットで寝てたはずじゃ・・・。」
これは・・・夢??
“夢”・・・恵にとって嫌な響きだ。
恵はあたりを見回した。
誰もいない。
とても静かだ。
「恵・・・?」
「!?」
突然後ろで声がした。
この声・・・・・まさか?
「・・・・・・龍・・・君?」
「恵・・・。」
龍だった。
「・・・恵。これは、普通の夢なのか?」
「!・・・たぶん違うと思う。」
二人の意識ははっきりしていた。
「この公園、前にオレ達があった所だよな。」
「うん、・・・むしろ同じ風景じゃない。」
マエニアッタンダ
「・・・えっ!?」
ワカレテナインダ
「恵?どうした?」
龍君、聞こえないの??
恵は恐ろしさのあまり声が出なかった。
だってこの声は・・・
みちるの声だったから
- Re: 夢殺人 ( No.13 )
- 日時: 2009/10/16 19:06
- 名前: ヘ音記号 (ID: OZyDylja)
「恵!?」
・・・・・・・・・・・。
「ここは・・・オレの・・・部屋?」
龍はベットの上にいた。
「やっぱ、夢か。」
恵・・・恵はこの夢から覚めたんだろうか?
龍は携帯を手にとった。
ピ・・ピ、ピピピ
『現在。お電話にでられません。ピーッとなったりましたら・・・』
「恵、まだ夢から覚めていないのか?」
龍はとてつもなく不安になった。
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