ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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僕は弱いから。
日時: 2010/11/01 23:41
名前: 詩音 ◆iSY4c59rlo (ID: Jgqeoa.s)

   どうなってもいいんだ。  


挨拶

クリックありがとうございます!!
シリアス書くのは正直不安だけど、ホラーとグロを含めて、
頑張っていきたいとおもいます。
こんな私ですが、よろしくお願いします!!

プロローグ

僕は君に造られた。

君は「失敗作だ」と言った。

僕は何の為に生まれた?

分からない。

僕は弱いから。

僕は失敗作だから。


登場人物

アコーズ 男


  ?  男 


目次

 第1章  

>>1 1
>>2 2
>>3 3
>>7 4
>>11
>>13
>>15

訪問者

みかん様/[7]紫来様/[1]/[]

[]の中にある数字はコメントしてくれた数です。

5回以上コメントしてくれると常連様に。

※記号や顔文字は取り除かしてもらってます。

つぶやき

久しぶりですね。

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Re: *) 僕は弱いから。 ノ+ ( No.19 )
日時: 2009/10/22 20:43
名前: みき。 (ID: duKjQgRl)

面白いww(2つの意味でw
「マジで?」
「マジで。」
吹いたww
何ていうか、こういう雰囲気の小説好きw
頑張ってね!

Re: *) 僕は弱いから。 ノ+ ( No.20 )
日時: 2009/10/27 16:58
名前: キャッツクローバー (ID: w3Re2V0V)

楽しく読ませていただきました
私、こうゆうのすきなんで
これ、続くんですか?
続いたらいいなぁと思います
がんばってください!!

Re: *) 僕は弱いから。 ノ+ ( No.21 )
日時: 2009/10/31 18:40
名前: 青うさぎ (ID: O.mDLNUw)

いやぁ〜面白い!!!!!!!!!!

名無しさん(?)「殺す」って言いまくってるっすね(^^:)
危険な人だぁ!!!!!!!!!
小説うま!!!!!!

僕は弱いから。 ( No.22 )
日時: 2010/11/01 23:50
名前: 詩音 ◆iSY4c59rlo (ID: Jgqeoa.s)

9.


僕は名無しさんのご機嫌を取り戻す為ににこっとできるだけ笑った。
君は僕をギロリと睨みつけて机をバンと叩いた。
その音は部屋に響き渡るほどだった。

「・・・痛・・・・・。」
名無しは手を押さえて痛そうな顔をしていた。
思わず僕は大笑いした。
「何笑ってんだよっ しばくぞっ こらっ」
君は顔と手を赤くして怒鳴り散らした。

「あっはっはっは!!!!!」
「笑うなっつってんだろ!!」
「うひあはははははははははは!!!!!!!」
調子に乗って笑い転げて、おおげさに床をバンバン叩いてひーひー言いながら笑い続けた。
「もうっ やめてくれよっ そんな大声で笑われたら近所迷惑だろっ」
「迷惑・・・」

僕は失敗ロボットだけど、名無しさんの迷惑になるような事はしたくない。
それに、迷惑をかけると名無しさんは僕を殺そうとするかもしれない。

だから、僕は笑いを止めた。

Re: 僕は弱いから。 ( No.23 )
日時: 2010/11/02 00:15
名前: 詩音 ◆iSY4c59rlo (ID: Jgqeoa.s)

10.


「ん、何だ、急におとなしくなったじゃないか。」
「迷惑だと言われたので。」
「・・・・・?」

五月蝿い僕で定着してしまったのだろうか、名無しさんはおかしいとでも言いたそうな顔で睨んでくる。

「今機嫌が悪いんだ、どっか行ってくれないか。」
「そうですか・・・悲しいです。」
「気持ち悪っ 犬かお前は」
「どっちかっていうとロボットです。」

僕はまたご機嫌を取り戻す為に笑った。
「本当うざいな。殺されたいか。」
「それだけはやめて下さい。」

・・・一瞬、名無しさんの顔が本気の様な気もした。
本当は優しい人なんだ、大丈夫・・・・。
人間ならば汗をかいてると思われるこの状況から逃れる為、小走りで別の部屋に非難した。

壁にもたれて名無しさんに治してもらった手を見つめる。

名無しさんは、自分を造ろうとしていた。
だから僕は名無しさんの知ってる事を全部知っている。
顔も名無しさんととても似ている。
ただ、名無しさんと僕は、違う。
もう1人の自分を造るという事は、出来ないんじゃないか?
そう僕は考えていた。

名無しさんは、自分を造って何をしたいんだろうか。
こういう部分だけは僕のデータには入れてない。
・・・まぁ、当然だとは思うけど。

感情というものが僕にはあって、それだけで幸せなんだと思う。
僕が生きる事、これで充分・・・・・

ふと端っこの角に目をやると、何やら小さくて黒い物が落ちている。
「何だこれ。」
指くらいの大きさで、その大きさのわりには重たい。

突然、僕は震えだした。


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