ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 宝箱 闇人生活物語
- 日時: 2009/11/08 21:18
- 名前: 羽夜 ◆RZNKdBQtkc (ID: xYJBB/ey)
その子の光、頂に参ります……。
ご挨拶、注意書き
どうも、羽夜と申します。気まぐれで書いた小説。だが完結させる気は満々……だから
シリアス、ギャグ、ダークファンタジー。ありきたりな構成だったら泣いちゃう!
アドバイスカモーン。行が詰め詰めなのは本格的小説、とまでは行かないが自分的にこれの方がいいので
雑談だけは止めて欲しい、否、本当に。雑談掲示板に雑談スレ立てているから、行っておいで
宣伝おkだが宣伝だけなら行きませーん。と言うか宣伝してコメントされると思っているならどぞ
まあこれだけは守って頂きたい。頑張って書きますよ
目次
一話 >>1 二話 >>2 三話 >>3 四話 >>7 五話 >>8 六話 >>11
お知らせ
少し、社会問題系の小説を作ったので小説の更新が不安定になります。ってかネタが無いと言うのが本当だが←
とりま社会問題系を色々な意味で、楽しんでいって下さい。アレ、宣伝なっちゃったよ
- 四話 ( No.4 )
- 日時: 2009/10/26 21:40
- 名前: 羽夜 ◆RZNKdBQtkc (ID: xYJBB/ey)
「あーあ。グチャグチャ。これを片付ける聖人は可哀想だね!」
暗紅は死んでいる人間を見ながら、笑って言う。
「……何時かはやるんですよ?」
「お父様、死神にはならないでほしいね」
暗紅は悲しい笑顔でそう言った。勿論闇紅は分からない。暗紅は後ろを向いているから。暗紅を見て分かる物と言えば、悲しそうな背中だけ。それを見ると、闇紅は、優しい笑顔で、
「……そうですね」
と言った。闇人であっても、聖人であっても、“人”と言う物には変わりないのだ。只、地位が違うだけである、だから、勿論人間を殺すのも嫌な訳であって。
聖人、闇人、人間は“命”だけが違うのだ。即ち、同じ命であっても、その材料は違う。その体に適した命で無いと拒否反応を起こし死んでしまう。人間は光、聖人は天、闇人は魔の命を持っている。これらは真神様がくれた宝物。ならば体は宝箱。そう、闇人は宝物を壊しているのだ。人としても殺すのは嫌だ、宝箱としても壊すのは嫌だ。正に、罰当たりな事をしている様な物なのだ。
「さて、此処は人目も無いし、放って置けば聖人が来ますかね」
「そうだねぇ……と言うか、お腹空いた」
中断
- Re: 宝箱 闇人生活物語 ( No.5 )
- 日時: 2009/10/26 19:33
- 名前: 苺羅 ◆RP4/4zHHbo (ID: fQl/VR.0)
- 参照: 時は昭和の戦時中、暗黒の時代の中で一生懸命生きた少女が居た——by戦場のジュリエット
こんにちは、鑑定にきましたっ!!
相変わらず上手いなぁ……。
年下と思えないよ((
まぁそれはさておき、鑑定を。
!や?のあとに1マス開ける、文の最後に「。」をつけるなどの基本はほとんどマスターしたようです。
だがここで指摘点。
点の場合は「・・・・・・」ではなく三点(……)を使います。
それからもういっちょ。
>>夜の空に、空を飛んでいる十五歳位の二人の少女が居た
空と言う言葉が重複しています。
夜の空を飛んでいる十五歳位の二人の少女が居た
でも良いと思います。
あと段落ですね。段落は文の始めに付けます。
例えばこの文章が
>>光を求める闇の人々——。
>>世界には、三つの人類が居た。
>>闇人、聖人、そして人間。
>>聖人と闇人は対立をしており、人間は聖人の味方につく。無力であり、そして弱者ながらに。
光を求める闇の人々——。
世界には、三つの人類が居た。
闇人、聖人、そして人間。
聖人と闇人は対立をしており、人間は聖人の味方につく。無力であり、そして弱者ながらに。
と、文の始めにスペースをあけるわけです。
お話の構成もいいですし、読みやすくて楽しかったです。これからも頑張ってください。
反論や文句などありましたらスレまでどうぞ。
- Re: 宝箱 闇人生活物語 ( No.6 )
- 日時: 2009/10/26 21:26
- 名前: 羽夜 ◆RZNKdBQtkc (ID: xYJBB/ey)
苺羅>
ありがとうございます。いや、年下は年上を見て小説を書くものさ
大体分かったから少し編集してみようかね。どもども、ありがとうございました
- 四話 ( No.7 )
- 日時: 2009/11/16 20:02
- 名前: 羽夜 ◆RZNKdBQtkc (ID: xYJBB/ey)
「あーあ。グチャグチャ。これを片付ける聖人は可哀想だね!」
暗紅は死んでいる人間を見ながら、笑って言う。
「……いつかはやるんですよ?」
「お父様、死神にはならないでほしいね」
暗紅は悲しい笑顔でそう言った。勿論闇紅は分からない。暗紅は後ろを向いているから。暗紅を見て分かるものと言えば、悲しそうな背中だけ。それを見ると、闇紅は、優しい笑顔で、
「……そうですね」
と言った。
闇人であっても、聖人であっても、“人”と言う物には変わりないのだ。只、地位が違うだけである、だから、勿論人間を殺すのも嫌な訳であって。
聖人、闇人、人間は“命”だけが違うのだ。即ち、同じ命であっても、その材料は違う。その体に適した命で無いと拒否反応を起こし死んでしまう。人間は光、聖人は天、闇人は魔の命を持っている。これらは真神様がくれた宝物。ならば体は宝箱。そう、闇人は宝物を壊しているのだ。人としても殺すのは嫌だ、宝物としても壊すのは嫌だ。正に、罰当たりな事をしているようなものなのだ。
「さて、此処は人目も無いし、放って置けば聖人が来ますかね」
「そうだねぇ……と言うか、お腹空いた」
「そうですね。此処の、食べますか?」
闇紅は言う。此処の、と言うのは、地球の事を指している。地球の食べ物は美味しい物なのだ。流石人間、食に関しては凄い人類だ。まあ、料理を作らずに食べるだけの人間も勿論居る訳だが。
「そうする! お父様に言っておくね! 何処行く?」
「んじゃあ……ファミリーレストラン、とか」
闇紅は、人差し指を立たせながら言った。それを見た暗紅は、目を開き、喜びながら大きい声で言う。
「ファミリーレストラン! 行くよ!」
そう、暗紅は下界のファミリーレストランと言う場所が大好きなのだ。美味い、安い、選り取り見取り、と言う魅力に惹かれたのである。ただそれだけなのだが。
「下界人って、ある意味凄いですね」
「嗚呼、光だからねぇ。一番いい命だし? 発想力があるんだっけ」
暗紅は、自分の中の精一杯の知識を振り絞って言う。殆ど疑問形なのが残念だが。
「それじゃあ……真神様に感謝ですね——」
- 五話 ( No.8 )
- 日時: 2009/11/16 20:06
- 名前: 羽夜 ◆RZNKdBQtkc (ID: xYJBB/ey)
「それじゃあ、真神様に感謝ですね……」
ふいに言った闇紅の言葉。無愛想だった彼女の顔が、優しい笑顔になった。それを横で見ていた暗紅は、
「うん、下界でこんな美味しい物を作る人間を創ってくれたからね」
「何か少しずれている様な」
「いーのいーの! さ、ファミリーレストラン、行くよ!」
そして二人は五歩くらい歩いた後、空へ飛び立った。明け方の五時、遠い遠いファミリーレストランへ二人は向かう。遠いがとても美味しい、ファミリーレストラン。五時間くらい飛ぶが、とても美味しいのだ。そう、闇人、聖人御用達のレストラン、と言ってもいいであろう。
靴の音を鳴らし、空を飛んでいた闇紅と暗紅は地に着地する。そして、二人の前にある建物は、古い。今にも壊れそうでもないが、壁の白いペンキが色落ちしている。そして、看板には茶色の板に青のペンキで、『dream』と書かれている。
「夢子さん、居ますか?」
「夢姉! 居る?」
「暗紅ちゃん、闇紅ちゃん! 如何したの?」
「何って、ご飯食べに」
「レストランに来てご飯食べない馬鹿は居ないと思いますよ」
「あはは……そうね」
夢子さんと言われる人物は苦笑いしながら二人に言う。そして、すぐに厨房に戻った。
並里夢子、二十二歳だ。職業はファミリーレストランdreamのオーナー。大きい黒目に黒髪の一つ括り。そして、今日は水色のTシャツに茶色の七部丈ズボン。その上には夢子さんが愛用しているピンクのエプロンがある。そして、dreamとは、名前から取っており、そして夢子さんの夢がファミリーレストランのオーナーだったからだ。即ち、dreamとは、夢子さんの夢の結晶の様な物なのだ。ギャグ等は言っていない。しかし、人間にこのレストランはあまり人気が無い。見た目が古いから、美味しくないとでも思っているのだろう。だが、食べに来る人間は、食事した後に満足気に腹を摩りながら帰るそうだ。それくらい美味いのだ、夢子さんの料理は。だが非常に街から離れている場所にある為、客はあまり来ないが。そして、今の時間帯はまだ誰も来ないので夢子だけで働いている。朝は来る客が少ないのだ。
「出来たわよ。暗紅ちゃんはチキンカレー、闇紅ちゃんは麻婆豆腐ね」
「嗚呼、有難うございます」
「うんうん、今日もいい匂い!」
闇紅が笑いながら言う横で、暗紅が流石! と言うように言った。そして、三十分で完食した筈だが、暗紅が二回もおかわりして一時間半も掛かってしまった。
「……食べるのは遅いのに食欲があるって如何いう事でしょうね」
「んー? まあいいでしょ」
暗紅は闇紅の言葉を適当に流す。歯に掛かった食べ物を爪楊枝で取りながら。
「ご馳走様でした。どうぞ」
と闇紅は言い、お金を夢子さんに渡す。
「そんなによく来てくれるの、貴女達だけよ?」
「当たり前! 美味しいんだもん」
「……また来ると思いますよ」
「待ってるわ」
夢子さんは、満面の笑みで笑い、そう言った。
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