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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 無双
- 日時: 2009/10/29 10:01
- 名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
我の命を捨ててでも・・・
絶対に討つ。
- Re: 無双 ( No.1 )
- 日時: 2009/10/26 22:05
- 名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
第一戦 「許すことの出来ない者」
龍 「そうか・・・
分かった。」
大和ノ 龍 (やまとの りゅう)。
二十歳。
この城の若将軍。
唯「残念。」
唯(ゆい)。二十歳。
龍の奥方。
蔵伊「・・・」
蔵伊(ぞうい)。五十歳。
龍には悲しい過去があった。
十七年前・・・
龍の父、大和ノ 仁(やまとの じん)は
今も名の残る大将軍だった。
龍の母、しの は当時、
仁が闘っていた戦いの最中、
敵軍から殺されたのだ。
その敵軍の将軍、
南野 源信(みなみの げんしん)は
今も生きている。
龍は恨みをはらすべく、
源信を追っている。
今、蔵伊は龍に、
源信が病で亡くなったという情報は
誤報だったと告げた。
龍「・・・
良かった。」
蔵伊「・・・」
龍「この手で殺さねば気がすまぬ。」
蔵伊「それでは・・・」
蔵伊は部屋を出た。
龍「(死ぬでないぞ、源信。
この手で絶対に・・・)」
龍は力のはいった手を見つめた。
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