ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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暗闇に紅い薔薇が咲く
日時: 2009/10/26 21:15
名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573

どうもです、桜姫です^^現・4作目……かな?
前に消えちゃった小説の立て直しです。
未熟な文や細かい所を多少修正してあります。



               +.*CONTENS*.+
主な登場人物>>1 用語解説>>

第1章>>2




               *.+お知らせor桜姫から+.*





         *.+:;;;;:プロローグ:;;;;:+.*
—————少女は暗い闇の夢の中で薔薇を見た。



     血でできた鮮やかすぎる紅い薔薇園を


       遠い昔の記憶のソコの鮮やかな血の海を



血で固められた土壌から血でできた赤薔薇が咲いていく。
    

      幾年も幾憶も時を重ねても



——————人は何故罪を繰り返してしまうのですか?  

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Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.11 )
日時: 2009/10/26 20:49
名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573

7話 憎シミ
暗い静かな闇の中……

緋願花は森の奥へと向かっていた。

『ふふっ……久しぶりに御姉様に会えるわね……』

そうこうしているうち、緋願花は森の奥の開けた場所にある風恋達の家にたどり着いた。

玄関前で黒いロングコート姿になっていた風恋達が出迎えてくれた。

*風恋視点*
『緋願花……いつも悪いわね』

私は思わず申し訳なさそうに緋願花に視線を向けた。

『ふふっ……いいんです……御姉様のお役に立てれば……じゃあ……コレを……』

緋願花は紅いスペードと小さい黄色いハートが描かれた黒い封筒を私に手渡した。

『あぁ〜今回もリン達裏方ぁ〜??!! つまんなぁい!』

燐獄が愚痴をこぼしているが……煉獄はお構いなしに

『嫌ならリン一人で待ってれば?』

熱烈な嫌味を一発……。

ちなみにこの封筒に描かれているトランプのスートは死神を指しており、赤いスペードは私を、
 
黄色いハートは燐獄と煉獄……という風になっており、小さい模様の方が裏方作業というわけだ。

『では……御姉様……また会いましょう』

緋願花はそう言って微笑むと薔薇の花弁を残し、消え去った。

ビリッ・・・
私は黒い封筒の封を切った。

中から出てきた黒い紙にかいてあった名前は……



「北条 莱夢」


思ったとおりだ。



……さぁて、今宵も依頼遂行のため……



     死神と血の宴を始めましょう……。

                続く

Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.12 )
日時: 2009/10/26 20:53
名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573

8話 血濡レタ宴
コツッ・・・

私は暗い路地裏に降り立った。

さて……私はここで標的を待つ。

燐獄と煉獄が標的を誘き出してくれたはずだから……。

待つこと数分……


標的……いや、莱夢はやってきた。

「ったく……あら? 貴方……たしか薔薇園風恋? 何でこんなところにいるんですの?」

『貴女に答える義理立ては無いわよ? 』

この一言は唯でさえイラついていた莱夢をさらに怒らせたらしい。

「っ!! 誰に向って口聞いてるんです!? 」



そういうなりいきなり懐からスタンガンを取り出し私に襲いかかってきた。



ハァ……全く人間って愚かだわ。


死神相手に生身の人間が勝てるわけないのに……



私はため息をつき、片手に持っていた私の身長より大きい鎌を握り直し低く呟いた。

『風薔薇鎖!! 』

その瞬間、莱夢の動きが止まった。

死神だって一応魔法位使える。今の魔法は相手を風で拘束する技だ。

「なっ……なによこれ!? 私が何したっていうぉ!?」

莱夢は恐怖に震えながら私を見上げている……。

なんて酷いのかしら。

私は眼を細めると鎌で莱夢の身体を引き裂いた。真っ赤な血がビチャビチャと辺りに飛び散る。

『貴女の罪は何もしていない、ちひろさんに奴隷のような真似をさせたことよ』

私はそう言うと、顔に飛び散った返り血を袖で拭い、紙を取り出した。

『北条莱夢の魂……確かに回収しました』

紙から薄くなり消えていく北条莱夢の名前……。

『……っ 燐獄! 煉獄! 後始末は頼んだわよ! 』

私は暗闇に向かって叫んだ。

するとどこからともなく燐獄と煉獄が現れた。

『了解っ!』

『分ったよ』

今日の依頼は……これで終わりね。


————今宵も真紅の血ノ海で赤い薔薇が咲き誇る

Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.13 )
日時: 2009/10/26 20:56
名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573

9話 終末
*ちひろ目線*
翌日—————

莱夢の机の上には白い菊の花が手向けられている。

莱夢は昨日の深夜、何者かによって惨殺されたらしい。

……思い出せない。

自分が昨夜、気を失う前の行動が……。

確か屋上にいて……気がついたら自分の家にいた。

私が考え込んでいると、クラスの女の子たちが私の周りに集まってきた。

「あの……若宮さん……今までごめんなさい」

……え・・・…?

「北条さんが若宮さん虐めてるの見て見ぬふりしてて……御免なさい、
でもこれから仲良くしちゃダメ……かな? 」

自然と涙が零れ落ちた。

「ありがとうっ……」

私はこの日、初めて本当の友情を見つけたような気がする……。

昨夜、屋上で何があったかは思い出せないけど……今の私には友達もできた。

————————ーだから、大丈夫

きっと……。

*風恋目線*
……ちひろさん……きっともう大丈夫ね。

心から信じあえる友達ができたんだから……。

さて……もう帰らなくては。

きっと今夜もまた新しい依頼が来る……。

血濡れた宴は続くんだ……。

『燐……煉……行きますよ』

今宵も愚かな人間は罪を繰り返す……。

Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.14 )
日時: 2009/10/26 21:43
名前: 砂漠の薔薇 (ID: RGtt012g)
参照: http://youtube.com/watch?v=antSxpMFaSg

ああ!やっぱ桜の小説も消えてしまったか…(泣)

私も復讐屋の娘がんばるからそっちもがんばって!

Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.15 )
日時: 2009/10/26 22:07
名前: 北斗七星 (ID: wnkXBzTQ)

こんばんはんこそば!
桜姫さんも消えたんですか・・・
管理人マジ●ね!(ぉぃ
※嘘です。


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