ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 僕とコワレタさいぼーぐ。【グロ有り】
- 日時: 2009/11/14 21:36
- 名前: 氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: gqZQq2JR)
さよーなら。
- Re: 僕とコワレタさいぼーぐ。 ( No.1 )
- 日時: 2009/11/03 19:17
- 名前: 氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: gqZQq2JR)
序章 僕とコワレタさいぼーぐ。
あれ、おかしいな。
僕は確かに、あの小さいテディベアを買ったはずだ。
だけど何故だか、ヒトが送られてきた。
もっと正確に言えば
10月31日、サイボーグが僕のところに来た。
- Re: 僕とコワレタさいぼーぐ。 ( No.2 )
- 日時: 2009/11/07 19:09
- 名前: 氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: gqZQq2JR)
第一章01 最高に最悪なハジマリ
【噂の可愛いテディベア! 安くてプレゼントに最適】
そう書いてある広告をクリックする。
次にでてきたページには、テディベアの写真が載っていた。
「1500円だと……? こんな高級そうなのが?」
独り言を呟いて、購入ページに飛ぶ。今日は10月28日。あと4日後に妹の誕生日がある。僕はそのプレゼントを今日買おうと思い、ネットを歩き回っていた。
「よし、購入……っと」
*
そして4日が過ぎた。お届け日時は午前10時。あと5分だ。
「鬼咲さーん。お届け物でーす」
「来たっ」
1500円を持ってドアを開ける。ん? やたらに箱でかくね? そう思ったが、写真より少々でかく見えるのは良くある事か、なんて考えた。
「それでは、ありがとございまーす」
サインなど済ませて、配達人は帰っていった。僕は早速箱を開けてみる。けれど、そこにあったのは、テディベアじゃなかった。
「こんにちは、ご主人様っ」
ピンクの髪色をした、可愛い女の子だった。
畜生、鼻血が出る。
- Re: 僕とコワレタさいぼーぐ。 ( No.3 )
- 日時: 2009/11/03 19:18
- 名前: 氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: gqZQq2JR)
なんていうか、何が起きている? 箱を開けたら人間……というより女の子がこっちを向いて、こんにちはご主人様? あり得ない。テディベアはどこだ? いや、そういう問題じゃない。どうしようパニックだ。落ち着け、冷静になれ。とにかく、話できそうだし詳しく聞かねば!
「あ、あのさ」
「何でしょうっ? ご主人様っ」
「君の名前、は?」
「V001です。ご主人様」
完全に人の名前じゃないな。何だかロボットみたいだ。でも、こんな人そっくりのロボットが作られてたら、世界で発表してるはずなんだ。僕は色々考えながら、質問をしていった。
「それから……」
「はいっ」
「君って人? ロボット?」
「その中間、サイボーグです! そうだ、ご主人様の言う事は全て聞きますので、何なりと」
その言葉に、何となくピンときた僕は、冗談で命令をしてみた。
「じゃあさ、タメ口で話すのと、僕のことはみくって呼ぶ事と、僕の恋人になること、ってのはオッケー?」
「うん!」
「それと、君の名前は……メアリー、あ」
メアリー、なんて名前ベタだったか? でも、メアリーの目がとてもキラキラしてる。僕の言った事は全部、決定らしい。
「よろしくねっ! みく!」
笑顔でそう言った彼女に、僕は何かを感じた。彼女がここに来てしまったのは、とんでもないことだけど、僕はそれを楽しめる気がしてならなかった。