ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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HAPPY・DAYS
日時: 2010/01/06 22:08
名前: peach/ (ID: vHHAQ2w4)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_t/view.html?23973

こんにちは。いや、こんばんはかな?
えーと、小説鑑定屋さま、ありがとうございました。
自己紹介、させていただきます。
好きなもの=グロイ系・黒・モンブラン
嫌いなもの=乾いたそうめん
なんか変な自己紹介ですが。
これからも見ていってくださいねっ!
よろしくお願いします。
あと、peachはとても飽きっぽいので、誰かの感想や何かがないと、小説続けられません。
誤字脱字や感想など、何でも良いので書いてくれたらうれしいです。

話の歌詞を書いてもらいました!

peach様へ
『独り』


折れた翼では飛び立てず
ただ地面を彷徨う哀れな天使
見上げた空はまだ遠く
地面についた手は冷たく

神が下した罰と
繋がれた鎖をほどいて
恨めしげに見上げた空と
首についた堕天使の証と


耳元で聞こえた悪魔のささやき
裏切ったあなたの影と
赤く染まった道でさえ
今は私を急かすだけ

耳元で囁く魅惑の呪文
消えて失せたあの日の欠片
黒く塗りつぶした天使の絵も
今は何も見たくないの


壊して 揺らして
全て塗りつぶして
今はもう誰にも
この声を聞いて欲しくない

触れて 消えて
どこまでも行けたら
この場所すら忘れる
儚く遠い場所へ

手をさしのべたもの
それは天使か悪魔か

これの絵が↑です。
私が書いたものですからへたくそですが、見てやってください☆

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Re: HAPPY・DAYS ( No.16 )
日時: 2009/12/12 21:32
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

地球は水があり、地があり、光がある。
神もまた、この地に魅せられた一人だった。
神の中の神、というものか、そいつもその一人で。
毎日毎日その様子を観察していたものだ。
時には地球に降り、楽しんだこともある。


‘地球には哀しみがあり、喜びもある。苦しみも、楽しみもある。それが、良いと思わないか?‘


その神は、ある日妻としていたビーナスを失った。
そのとき、言ったのだ。
「私は悲しいのに、泣くことができない。というか、これが悲しいという感情なのか?自分も死にたいというこの気持ち。嗚呼、だれか助けてくれ!救ってくれ!私を自分という闇から引き出してくれ!」


その神はまた、次の日命をたった。

その孫、「カザラ」も地球にあこがれていた。
苦しみはトライアングルのように。
ぐるぐると
回っていくのだ。

Re: HAPPY・DAYS ( No.17 )
日時: 2009/12/20 22:58
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

「私は、神を憎む。」


どうして?

そう問われれば、いつも答える。

「あんな奴らに、地球を壊す権利なんてない」

そりゃあそうだ。
何世代も前から地球という星はこの世にあり続け、自分で作ったやつなどいるわけもないのだから。
なのにあいつらは壊す壊さないの議論を延々と続けている。
ばっかみたい!!
そう、言ってくれれば。

蔓は、その役目を持っているのだ。
神をとめ、美しい地球を壊さないために。

神は、馬鹿だ。
はっきりいって、人間よりも。
きっと地球を壊せばまた新しい星を作り、また壊し・・・とずっと続けることになるのだろう。

無意味、そう無意味だ。



だからこそ、私は神を憎む。


そして私がエデンの林檎を喰らい、永遠の命を手にするのだ。

Re: HAPPY・DAYS ( No.18 )
日時: 2009/12/22 22:05
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

「蔓。お願いがある」
勢いでいろいろ言われたあと、アラカはこうつづけた。
「天国へ天使として行き、地球を守ってくれ」

Re: HAPPY・DAYS ( No.19 )
日時: 2009/12/23 23:00
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

「今日からカザラ様のお世話係を勤めさせていただくことになりました、蔓です。どうぞよろしくお願いします」
そして、頭をさげる。
蔓は人に敬語など使うことは珍しく・・・苦手であった。
アラカには、自然に敬語を使っていたが。
「ああ、君が。よろしくね、蔓さん」
にこやかな笑顔。
金髪の髪。
これが「神」かと蔓は自然に緊張する。

———まずは、神に心を許させるのだ。そして、近寄る。そうすればあっちの手はこっちのものだっ

アラカの声がよみがえる。
「じゃあ、まずはそこの花を整えてくれるかな?僕、少し見た目重視でね。意外だろう?」
自然な会話。
心は・・・許されているのだろうか。
とくん、とくん
今まで感じなかったこの気持ちに
少し、戸惑った。

Re: HAPPY・DAYS ( No.20 )
日時: 2009/12/30 23:48
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

神に付くようになってから十日が経った。

なぜ?
この気持ちは。
感じてはいけないはずなのに。
感じたことなんて、ないはずなのに。

私は 恋をしていると



貴方に・・・
恋、していると。



私は地獄の側の人間であり、貴方の天使でもある。
なのに・・・なのに。
私は、貴方を裏切ってしまいます。



「蔓、さん?」
その声で、目が覚めた。
そこには同僚の姿。
たしか・・・名前は
「ナルカ・・・ですけど?」
そう、ナルカ・・・だ。

「どうしました?貴方は私の仕事仲間であり友達でもあります人間というのは心の支えがないと生きていけないと私は教えられたので私は貴方の友達としてこの天国で生きていますなので何か悩みごとでもあれば言ってくださいね」

すごいロング台詞を話す、良く分からないヤツ。

でも・・・今、とんでもないことを言ったような。

「今、なんと言った!?」

「何処のくだりから話しましょうか?私は話したことを瞬時に記憶する機能を持っているので一年前の会話でも一秒以内に思い出せます」
「・・・分からないから全部言ってくれ」
「了解です。えーっと《どうしました?貴方は私の仕事仲間であり友達でもあります人間というのは心の支えがないと生きていけないと私は教えられたので私は貴方の友達としてこの天国で生きていますなので何か悩みごとでもあれば言ってくださいね》と私は先ほど話し・・・」
「どうして知っている!!」
「私は何でも分かる天使様ですよ?たとえば貴方がカザラ様に恋心、というものを抱いていることも知っていますし、地獄からの使者であることも全部分かっています」


・・・どういうことなのだ
なぜ・・・
ナルカは知っている?


「大丈夫。先ほど申しましたとおり、貴方は私の友達でもあります。私のブレーカーが落ちるか誰かに脳内中枢を抜き取られない限り、この記憶は誰の目の前にもさらされませんので」


その瞬間を黒い人影が見ていた・・・。
というのはいつもの展開で面白くないが・・・。

この瞬間を、黒い人影が見ていた————。


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