ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- DEATHGAME〜デスゲーム〜
- 日時: 2009/12/03 18:17
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
azです。
へたくそです。pspで書いてるので文字数の限界があります。
どうか暖かい目で見て下さい。
どんどんコメント下さい。
登場人物
天野明 あまのあきら
平沢茜 ひらさわあかね
岡崎拓也 おかざきたくや
プロローグ
DEATHGAME〜デスゲーム〜
このゲームでのGAMEOVERはすなわち現実での死を意味するという恐ろしいゲーム
このゲームに巻き込まれた少年少女。その中には当然あなたも含まれております。
さて、このゲームであなたは生き残り、このゲームの謎を解くことができるのでしょうか?
幸運をお祈り致します。
- 第六話 謎の手紙 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/03 18:13
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
見慣れた自分の部屋で、明は意識を取り戻した。
(戻ってきたのか?)
あの世界には確か1時間ぐらいはいたはずだ。
ふと、明はパソコンに表示されている時計を見た。
「!?」
目を疑った。そんなはずはない。確かあのファイルをクリックしたのは午後6時
時計の時刻は
午後6時01分に なったばかりだった。
おかしい、1分しか時間がたってないなんてあり得ない。
一体なぜ? どうして? 表示が間違ってる? あの世界の時間感覚は一体どうなってる?
(・・・考えてても仕方ないか)
明はベッドに横たわる。いままでたまっていた眠気が全て襲いかかってくる。
そして、制服のまま、眠りについた。
次の日の木曜日、茜は学校に来なかった。
授業終了のチャイムが鳴る。
帰りの用意をしてると、ガサリと机の中から音がする。
(何だ?)
中から出てきたのは、白い封筒に包まれていた手紙だった。
手紙の文面には
“明日の金曜日、昼休みに屋上で待ってます。茜さんもご一緒に来て下さい。”
と、書かれていた。名前は書かれていない。
文面からしてラブレターやそういった類のものではないようだ。
明日、茜が来たら話してやろう。そう思った。
- 組織の名は・・・ ( No.11 )
- 日時: 2009/12/09 04:58
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
「明君、茜さん。来て頂いてありがとうございます」
誰もいない昼休みの屋上、自分達に言い放たれた第一声はそのことばだった。
明達は手紙の通りに屋上に来た。そこには一人の男子生徒がいた。
何かは知らないが、どうも俺達に用があるらしい。
「あの・・・あなたは?」
茜が口を開いた。
「岡崎拓也です。よろしくお願いします」
なんとも丁寧なあいさつだった。
「それで拓也君、私たちに何か?」
少し区切りをいれて
「デスゲーム。と言えば分かりますか?」
「!?」
瞬間、茜の表情が一変し、恐怖に塗りつぶされていった。
明は身をふるわせている茜をかばうように前に立った。
正直驚いていた、自分達以外にゲームのプレイヤーがいることは分かっていたが
いきなりその言葉を発せられるとは思いもしなかった。
「お前、何でそのことをしってるんだ?」
一瞬で浮かんだ疑問を口に出す
「それは、僕もプレイヤーだからですよあのゲームのとき、偶然見かけたんです」
拓也は恐ろしいほどに平常だった。
そして明の後ろでふるえている茜に少し目をやり、
「・・・どうやら貴方達は何もしらずにあのゲームに巻き込まれたのですね?」
引っかかるような言い方だった
- Re: DEATHGAME〜デスゲー ( No.12 )
- 日時: 2010/01/04 21:45
- 名前: az (ID: DOBKoJ1G)
こんにちはazです。
実は新しい小説を作成しました。
EYES〜アイズ〜
という題名です。
コメディ・ライトの一覧にあるのでよろしくお願いします。
- 組織の名は・・・ ( No.13 )
- 日時: 2010/01/04 22:22
- 名前: az (ID: DOBKoJ1G)
「その言い方だとお前は望んであのゲームに参加したみたいだな」
「望んではいませんがあのゲームがああゆうものだとは知っていました」
信じられなかった。もし自分なら考えもせずに参加を拒んだに決まってる。
「・・・理由は?」
拓也は少し考え
「実は、自分はある組織の一員何です」
組織、その言葉がでてくると何か別次元の話に成り代わっていくような気がした。
「その組織の名は『プログラム』」
「プログラム?」
「主にネット犯罪などの撲滅に関わっている組織です。主に裏で動いているので新聞やテレビなどにはとりあげられませんが」
やはり聞いたことのない言葉だ。メディアに出ないのだとすると恐らく日本でもほんの数人しか知らないだろう。
「お前の目的は?」
「このゲームの・・・」
「デスゲームの撲滅です」
その言葉には、一瞬の迷いもなかった。
それは突然の出来事だった。もうろうとする意識
まるで世界がゆれているような
屋上にいる明、茜、拓也の三人が同じ感覚に捕らわれていた。
「ーッ・・・何だ・・・これ」
「来ますよ!」
そして、死のゲームが始まる
- 第七章 ( No.14 )
- 日時: 2010/01/07 13:57
- 名前: az (ID: DOBKoJ1G)
気がつくと、そこには背の高い木々が何本も生えている森だった。
あたりを見回すと、茜、拓也が倒れている。
「おい、茜、拓也!」
二人の肩を揺らして、起きるように促す。
「ん・・・明?」
茜が意識を取り戻す。
それに続いて拓也も起き上がる。
「・・・どうやら、ゲームが始まったみたいですね」
最初はあのファイルをクリックしたことによりゲームが開始されたが、今回は急に開始された。
これからは気をつけておかないと、いつ死んでゲームオーバーになってもおかしくない。
ゲームオーバー・・・すなわち現実での死亡。
死ぬのはいやだ。誰だってそうだろう。
「とりあえず、いつあの化け物たちが来てもいいように、迎え撃つ準備をしよう」
「戦うって・・・あんな化け物たちに勝てるわけないよ」
確かにそうかもしれない
何十、何百と一気に攻められたら勝ち目は薄い
だが、生き残るためには戦うしかない
もう俺達は・・・このゲームから逃れられないのだから
そのとき
「ガァァァァァァァ!」
獣の雄たけびが森全体に響き渡った。
あまりにも凶悪な雄たけびに、森全体が揺れているような錯覚を感じる。
「どうやら、今回の相手のお出ましですよ」
拓也の声はひどく冷静だったが、その頬には汗が伝っていた。声は冷静でも、動揺は隠せない。
だが、明もすぐにその恐怖にも近い動揺を体感することとなった。
原因は、視界に見える黒い影。相手が近ずくたびに影に色がついていき、姿もはっきりと見えてくる。
ソレには翼があり、尻尾があり、前に突き出している鼻と口、胴体上部と下部に二本ずつついている手足。
そして雄たけび。
一瞬目を疑った。
だが何度見てもそれは変わることのない、
巨大な翼を羽ばたきながら飛んでくるそれは
全身が燃えるような赤い色に包まれたドラゴンだった。
「・・・う・・・ウソだろ・・・」
「ウソだと助かりますね」
こんなときまでなおも冷静を装っていられる拓也に関心すらしてしまう。
「あんなの・・・勝てるの・・・」
だが、勝たなくてはいけない。
それが、自分たちに残された、生き残るための選択なのだから・・・
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