ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

神の子と黒い天使。【一応完結!】
日時: 2010/01/02 14:31
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: WgIzNCa0)

_______私は『影だった』


〆御挨拶
まず一言、色々ごめんなさい。
こんにちは、こんばんは、おはようございます、はじめまして。
知ってる人は知っている、知らない人は知らないお馴染み阿呆の六です。
………はい。お察しの通り消えました。立て直しました。
えーと。ジャンル良く分かりません。グロは入りません。明るいのもあんまりありません。恋愛なんて六は書けません。
頑張ります。よろしくお願いします!

……荒らし?チェーンメール?帰って下さいお願いします←


〆目次

1. >>1
2. >>2
3. >>3
4. >>5
5. >>12
6. >>19
7. >>23
8. >>24
9. >>27
10。 >>29

(終)

〆寄り道

>>18 イメージ歌詞
(海美様に感謝!)

偶に一番上に台詞が出現します。
暖かい目で見てやって下さい。
※一行コメントは出来るだけ控えて下さい。感想を書くならちゃんと書いて頂けると嬉しいです。

Page:1 2 3 4 5 6 7



1. ( No.1 )
日時: 2009/12/24 17:23
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)

この部屋に、誰かがいる。
そう感じて、私は目覚めた。

_________そのひとは、黒かった。
それは、真っ白な背景に酷く不釣り合いな闇の色。
おそらくそれは、翼と呼ばれるモノで、
それを背中に生やして私の目の前にいるのは、天使、そう呼ばれるものだった。

1.

彼の事を語るには、まず私の事から話さなければならない。
私は、生まれて直ぐに「神の子」と言う名の生贄の役割を押し付けられた。
それは、生まれた場所で死を迎えられない、という意味で、
血を分けた親と共に生きる事が出来ない、と言う意味も含んでいた。
つまり私は、まだ何も考えられない頃から私の人生を勝手に決められたのである。


15歳の誕生日、私は姿を見たのも数える程しか無い育ての親に見たことも無いような真っ白な服を渡され、いつの間にか家の外にいた恐らく国の兵士であろう男達に馬に乗せられ、生贄が連れていかれる城_____真っ白な為、「空白の城」と呼ばれている_____に連れて来られた。
そして、色々な白い道や部屋を通り過ぎ、どこかも分からない真っ白な部屋に閉じ込められ、置き去りにされた。……成る程、生贄というのはこういう事か
何もない部屋で、飢えて餓死する。
神の子という生贄が何の神に捧げられた物なのか私は知らないが、
彼ら……つまり村の人間達が生贄を捧げる程崇めている、……もしくは恐れている物に生贄というのは何か得があるのだろうか?

そんな事をずっと考えている内に、何時の間にか瞼が重くなり、眠りについていた。
……………そして、冒頭に至る。
黒い翼をゆっくり羽ばたかせながら、見下すような目でその人はしばらく私を見ていたが、長い沈黙の後、やっと口を開いた。

「ハジメマシテ。俺は「冥界天使」。………お前は、この場所で死ぬ最後の生贄だ。」

〜〜〜〜〜〜〜
少し訂正してます。所々加筆してたり。

2, ( No.2 )
日時: 2010/03/10 19:13
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: f7lRTJvX)

「冥界……天使?」

私がそう言うと、目の前の黒い天使は満足そうな笑みを浮かべて、少しだけ見下すような姿勢を緩めた。

「そ、要するに死んで逝く人間を冥界むこうに連れて行く天使の事」

「それは……死神じゃないの?」

確か、死神と呼ばれるものも同じような事をしていると聞いたことがある。その事を伝えると、彼は驚いたように目を少し大きくし、その視線を少し此方に近づけて言った。

「死神ぃ?違うって。それはお前ら人間が勝手に作った偶像だろ?」

「そう…なの?」

彼は、まるで悲しんでいるようにため息を付き、その後にさもそこに椅子があるかのように空中に座るような姿勢をとった。

「そうだよ。まあ、「冥界天使」は知られてはいけない存在だから仕方ないけどな」

「知られてはいけないって……」

「ん?何なら「冥界天使」がそうなった話を聞かせてやろうか?」

私が頷くと、「冥界天使」と名乗る彼も満足げに頷き、少し考えるような間を開けてその物語の始めを口にする。

_____全ては、一人の天使が大罪を犯してしまった事から始まる______
口調を変え、目を閉じてまるで自分の体験を語るように、彼はその話を語り始めた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜
台詞多くなるなあ……


Page:1 2 3 4 5 6 7



この掲示板は過去ログ化されています。