ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 今宵 憎悪の闇月
- 日時： 2009/12/16 23:35
- 名前： 秋蓮 （ID: uel4dy6s）
ちっす 秋蓮です 特にコメントは無いけど 小説の１，２とこれは 全部関係がある（つながっている？）物語です
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.5 )
- 日時： 2009/12/21 21:56
- 名前： 秋蓮 （ID: 7CyvmYBv）
２， 闇 闇 闇 ほぼ全てが闇市のこの町 ヒトやヒトの臓器を売ったりする それ以外にも色々売っているけど こっち側の世界はヒトが主食だ ・・・オレは 食べたいだなんて思ってもいないけど 「・・・ジェノ」 肩を掴み 揺さぶる 「ジェノ 起きて ジェノ ・・・ねぇ 起きて」 「・・・ぅ ぅうん・・・」 瞼が微かに動き そして起きた 「ジェノ 傷は治しといたから 大丈夫だよ」 「・・・へ・・・？ 傷・・・？ ・・・あ ぁあ ありがとう」 ふらふらとした足取りで歩きだした ジェノは オレに振り返り 「・・・唄 詠ったのか？」 「うん」 「・・・身体 大丈夫か？ 辛くないか？」 「うん 平気」 「そっか ならいいな」 微笑んだ ・・・彼の笑顔は 好きだけど 嫌いだ 昔の思い出が 蘇ってくるから 嫌いだ でも オレの大好きな ・・・大好き だった 人に似ている だから 好きだ ーーーでも 思い出したくない あの日々を あの時の 世界をーーー
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.6 )
- 日時： 2009/12/21 22:19
- 名前： 秋蓮 （ID: 7CyvmYBv）
続き ・・・オレが まだ５歳だった頃 あの頃はまだ こんな世界じゃなかった オレは大好きだった人ーーー兄さんと一緒に暮らしてた と言っても オレと兄さんは 母親は同じでも 父親が違った さらに仲の悪い父親同士だった オレは 兄さんの家に住んでいた いつも 笑いあって いつも 泣きあって ずっと一緒にいようって 約束した でもその約束は 儚く消えた ーーーコンナ世界ジャナカッタラーーー よかった のに・・・ 戦争が次々起こり オレは悪魔軍に 兄さんは天使軍に引き取られた ーーーどうしてーーー！！？ どうしてオレと兄さんが離れなきゃいないの！？ それから オレは 騎士学校へ通わされているが ずっと黙りきっていた 今はもう 馴れてしまったから大丈夫だけど 前は 食事を一切取らずにいて 倒れてしまった覚えがある ・・・今でもあんまり食べないけど そして その時に看病してくれた人が ついでにパートナーになった それが ジェノだ ものすごく心配してくれて 嬉しかった オレが もう歩ける状態になった時の 彼の笑顔は 兄さんにそっくりだった それは もう 忘れられなかった
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.7 )
- 日時： 2009/12/22 22:57
- 名前： 秋蓮 （ID: 7CyvmYBv）
３， オレは ジェノを連れて街中をふらふらした 買い物って訳じゃ無いけど 何となく歩いているのは 楽しい 「・・・あ」 オレの好物を見つけた 「ジェノ あれ」 「ああ？ ・・・お前 またか・・・少しは自分の金で買えよ」 上目遣いで 口元に 指を置く オレの必殺技 「・・・だめ？？」 長身が 大きく仰け反る 彼の癖だ 「 そ そそそんなこと言われても き 効かないからな！！」 「・・・けちぃ」 頬を膨らまし 彼を恨めしそうに見る オレはジェノの肩に手を置き 誘うような声を出した 「オレね あれが食べたいなぁ ジェノにも分けてあげるから・・・だめ？」 顔が みるみる内に 紅く染まっていく 「・・・わ 分かった ただし 一個だけだぞ！ 分かったか？」 「うん ありがと」 買ってもらい すぐさまそれを頬張る 「ん・・・おいひいお」 ちなみにこれは モンブランケーキ ジェノに半分分けた 「んー 甘いな けっこうイイ感じだな」 また 笑った この笑顔が 消えるとき それは何時になるだろうかーーー
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.8 )
- 日時： 2009/12/24 23:51
- 名前： 秋蓮 （ID: 7CyvmYBv）
４， オレとジェノが通っている騎士学校は ちゃんと門限の時間がある ・・・丁度その前だ 「ジェノ 急ごう」 「ああ 分かったから俺の翼を引っ張るな！」 オレや ジェノの肩から生えてきている翼はこっちの世界の食べ物を少しでも食べた人に生える 色は闇色みたいな黒 兄さんの方の世界は光色みたいな白 死ぬまで消えない 贖罪の印 抗おうとしても生きるために必要な事だから 仕方ない 「ふぃ〜 危なかったぁ」 「・・・そう だね・・・」 身体が重い 着いたのはいいけど 着いた直後に気持ちが悪くなってきた 「・・・？ どうした？」 ・・・何でだろ・・・言ってることが 聞こえ な 「・・・ィ・・・！ し た・・・ レ・・・・・・」 意識が 闇に沈んだーーー
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.9 )
- 日時： 2009/12/25 00:11
- 名前： 秋蓮 （ID: 7CyvmYBv）
続き ーーー暗い 暗いよ 誰か 誰 かぁ 光 が 欲しい こ わい オレのな かで 何かが う ごめい て ーーータスケテ ダレカーーー 『コドクってもんを いっぺん味わって見ろよ』 こ わ い こわい 怖い 怖い怖い怖い怖い怖い恐い怖い怖い怖い 痛い 苦しい 染まってしまう 助けて 助けて 嘘の光でもいい 胸が痛い 何かが蝕んでいく 怖いよ ねぇ ダレカ 痛ムんだ 壊れテいく イヤだ 痛い 痛い怖い 憎い 憎い 怖 憎い 憎い憎い憎い 憎憎憎憎憎 ドウシテ？？？ ダレカ！！！！！！！！ 「ーーーーーーイ レイ！！ しっかりしろ！！ おいっ！！！」 ーーーあ 「・・・ジェ・・・ノ・・・」 「・・・はぁ よかった・・・いきなり倒れて・・・ビックリしたぞ！！」 怒ってる ・・・怖かった あの夢 永遠に覚めないだろうと思った 夢が・・・
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