ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 今宵 憎悪の闇月
- 日時: 2009/12/16 23:35
- 名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)
ちっす 秋蓮です 特にコメントは無いけど 小説の1,2とこれは 全部関係がある(つながっている?)物語です
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/16 23:48
- 名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)
プロローグ この世界 アルフィットは 光と闇 曰く天と地 曰く白と黒 という様な世界だ 敵対し 争うばかりのこの世界 ーーー天使軍と悪魔軍ーーー そういうように分かれている そしてオレは 悪魔軍の方にいる ・・・今宵の憎悪の闇月が 美しく見える方に オレはいる
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/17 00:14
- 名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)
1, 「くるくるくる からからから 回る 風車は闇の風に 揺らされ 動き出す 今宵の憎悪の闇月に 照らされて 淡い光が微かに 闇を抱く 絶望の息吹に この身 捧げよう くるくるくるからからから回る風車の様に抗うが 逃れること出来ずに ただ染まるのを待つ 哀れな 希望」 ぱちぱち 拍手をしている音が すぐ側から聞こえた 「さすがだな サレイディバル」 「・・・その名前で呼ばないでよ」 笑った 「あはは すまん レイ 何かつられたというか 何というか・・・な」 オレはため息を着いた ーーー拍手の主の名は ジェノラント 大体はジェノ と呼ばれている 「レイの唄を聴いていると落ち着くんだよなぁ」 「・・・そう ありがとう」 彼はオレのことを親友と思っているが オレは大して思っていない まぁ でも オレの親友っぽいヒトは彼しかいないから そこのところは感謝している 「・・・ジェノ」 「ん? どうした?」 「・・・何かいる」 実際 つい先ほど 闇の奥から 何かが蠢いている気がした ーーー魔物かーーー? そう思った刹那 後ろにいたジェノが 呻いた
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/17 21:51
- 名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)
続き 「ぅ ぁあっ!!」 「!?」 振り向いた ジェノが脇腹をおさえてうずくまっていた 「大丈夫!?」 急いで駆け寄り 様子を確かめた 「 っ! ・・・だ いじょうぶ 浅いから だい・・・じょ・・・」 どさ と 倒れた 「ジェノ! くそっ!!」 辺りを見回す 何かが 何処かで 蠢いている その時 ギェアァアアアァァァアァ!!!! 不気味な声が 闇に響いた 「ーーー!!」 闇の奥から 血肉の塊が空を覆った ギェエアァァァアアァアッッ ギギッッッ!!!! オレはジェノを抱え 横に向かって 跳んだ 「・・・こいつ・・・」 よくよく見れば 奴の体は 様々な人の顔や 腕 脚 胴などが 禍々しく融合していた 「・・・ぅ」 嘔吐感を抑え込み 奴の攻撃から避ける ブゥン!! 人の顔やら何やらが大量についている腕を 振り回す 「・・・哀れだね お前」 そう呟き 唄を詠う 「メルディレストは 闇を抗い 光を遮る」 奴の動きが 一瞬 止まった
- Re: 今宵 憎悪の闇月 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/21 10:33
- 名前: 秋蓮 (ID: 7CyvmYBv)
続き 「時の歯車は 闇風により動き出す」 奴は オレを掴もうとするが 避ける 「動き出した歯車に この身を捧げ メルディレストを詠おう」 奴の瞳が淡くなり 怒りの感情を浮かばせた 「ヴェ ネイラ ソツェル ディス ガ ラァ トチェ エ (天の神は地に降り 闇に包まれ足掻く)」 振り回す 避ける 「サランカ ノテ エ ワナト ケチォ レクフィイマロスォ (血を欲しがるおぞましき憎悪が来る)」 振り回す 避けようとしたが 腕を掠めた 「オシェ ツェネ ハレイ イタァソミ ネ リォナ カラナァタ マハナ ヴァレイ! ラナサハ マニカト ルテェ ロ・・・ナァタ ウェンリカ ディス ホルゥ・・・(愛おしい者に 悟る 私は贖罪の印! 嘲笑う 獣へ・・・お前は闇に沈む運命なのか・・・)」 奴は 動かなくなった 瞳は色を無くし 濁っていく オレは それをしばらくの間 見つめていた 「・・・お前は 元々闇だったんでしょ・・・?」 ジェノは 気を失ったまま 起きない はぁ と ため息を着いた そして 自分たちが住む 町へと帰って行った
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