ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編
- 日時: 2009/12/21 17:34
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
話し合えば———ケガをし
キスをすれば———病にかかり
抱きしめあえば———死にいたる
ほほえみかけられると…そこには
あなたの知らない死の世界がまっていることでしょう
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/22 18:26
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
4—仮面舞踏会マスカレード—
「ど…どなたですか?」
金子美香は仮面の下からささやいた。
細くて、綺麗な声であった。
「あ…あの……俺同じクラスの……酒井ミツルだけどさ…」
ミツルは顔を真っ赤にする。
「これっ!」
かばんの中から取り出したプリントを差し出した。
「ずっと学校来てないらしいから…さ。」
美香は少しびっくりしたようだったが
仮面の下で微笑んだ(ようなきがした)
「ありがとう…うれしい。」
美香はまるで鹿の声のように可憐な声でささやいた。
「あのさ…どうして学校こないの?」
ミツルが言った。
「…私が行くと。みんな不幸になるから……」
美香のその一言で二人は少し沈黙した。
「じゃあね。俺、待ってるから…」
「うん。あ、ミツルくん」
ミツルはが振り向く
「帰り道…気をつけてね……」
美香は静かに扉を閉めた。
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/22 18:45
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
5—青猫—
「イタタタタ……」
ミツルは唸り声をあげた。
アパートの階段の一番上から思いっきり転がり落ちたのだ。
ミツルが目を開けると、前に青い猫がちょこんと座っていた。
「これは…?」
目をこすると、視界からその猫は消えていた。
ミツルがアパートの部屋を仰ぐと
そこには少し開いた扉から
仮面の残像が見えたような気がした。
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.11 )
- 日時: 2009/12/22 19:03
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
5—青猫 続き—
ああ この大きな都会の夜にねむれるものは
ただ一疋の青い猫のかげだ
かなしい人類の歴史を語る猫のかげだ
われの求めてやまざる幸福の青い影だ。……
(萩原 朔太郎「青猫」より抜粋)
国語の教師がまた黒板に書く。
「これは、萩原朔太郎という日本を代表する作家の代表作『青猫』の一節だ」
黒板に書かれたこの文を読みながらミツルは昨日の仮面の女王のことを考えていた。
「帰り道…気をつけてね……。」
その口ぶりはまるでこれから起こることを予言したかのようだった。
そして、その後見たあの「猫」——。
興味が心の中でふつふつと沸き起こる。
「今日も。行ってみようかな」
昼休みに、ミツルがつぶやく。
「それってさ!絶対ヨチノウリョクってやつだぜ」
「ヨチノウリョク?あぁ、予知能力ね。」
「あぶねーよ。行かないほうがいいんじゃないの?」
川島が弁当の中に入っているタコウインナーを箸でつまみながらそういった。
「…でもさ。」 ミツルが言う
「ん??」
「あの声ぜったい美人だよ!」
川島が漫画のように「コケッ」っとした。
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.12 )
- 日時: 2009/12/22 19:17
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
せいさくにっき ふつかめ
こんにちは☆蠍君です♪
どうですかー?誰か読んでるかなぁ??
「グッド・バイ 編」までの構想は大体練れました。
そして「殺戮の天使 —スローターエンジェル 編」の原稿製作を始めましたぁ★
はたして完結できるのかな?
聖編だけはなんとか年内に完成させたいです。
それではみなさん
グドバーイ☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.13 )
- 日時: 2009/12/23 23:36
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆Q0lx3Fdbi2 (ID: vnhp5p3u)
別PCからの投稿なのでID違いますが
あげ。
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