ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編
- 日時: 2009/12/21 17:34
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
話し合えば———ケガをし
キスをすれば———病にかかり
抱きしめあえば———死にいたる
ほほえみかけられると…そこには
あなたの知らない死の世界がまっていることでしょう
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/21 17:38
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
1—ひとつの朝—
「吉田ぁ」
ハイ
「川島」
オィス
「高田」
ハーイ
「金子」
……
「金子は、今日も休みか……」
「酒井」
「はーい」
酒井 満(サカイミツル)はいつものようにだらしがない格好で、だらしがない返事をした。
「ミツルゥ!お前今日元気ねーな!!」
そう声をかけてきたのは友人の川島猛(カワシマタケル)だった。
「学校ダリィよ…マジで」
俺のその一言でみんなはフフフと笑う。
いつもと変わらない、毎日のように過ぎていく
ひとつの朝の風景であった。
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/21 17:45
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
「金子って、なんでいつもこねーの?」
休み時間に俺が川島に聞いた。
「うん?よくわかんねーけどさ、なんか親が小さいときに死んでいろいろ大変なんだとさ」
「ふーん」
金子 美香(カネコミカ)は入学式にも、体育祭にも、文化祭にも姿を現すことはなかった。
だから、そいつの顔を知る人はこの学校にほとんどいず、あげくのはてには先生までも金子美香の顔を知らない。
「あ、そうそう。」
川島が口を開いた。
「金子ってさ、どうやらすっげー美人らしいぜ。」
「マジで??」
女に目がない酒井は目を輝かせた。
「どんな感じ?肌白い?艶やか?ま、まさかのボインか!!!」
「バーカ」川島が笑いながらさえぎった。
「顔見たことないのに美人かどうかなんてわかんないだろ?」
「んだよ、チェッ」
酒井は顔を曇らせた。
これが、酒井満と金子美香を結ぶ第一歩なのであった。
- Re: 殺 人 少 女 は 夜 踊 る——聖編 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/21 17:50
- 名前: 南天の蠍よもしなれ ◆IBMIRRXfsU (ID: C0UsoifF)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
どうもどうも!蠍君でぇーす☆
前作「報復」ではみなさんから多大なる評価をいただき本当にうれしかったです!!
ありがとうございました!
2作目の案を練っていた中で
たくさんの案がありました。
たとえば…
「超ベタベタなファンタジー」とかww
「恋人が犬になってしまった少女の物語」とかww
「報復」の続編 とかww
「親を殺した少年の話」などなど……
そのなかでも一番気に入ったのがこの話
「触れ合うだけで人が死んでしまう少女」
グロ&切なさの禁断の融合(笑)に試してみようと思います!!
感想くださいねー☆☆
では、続きどうぞ!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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