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白き羽の騎手
日時: 2009/12/27 15:14
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 消えてしまったので、もう一度はじめます。

 下手ですけど、よろしくお願いします。

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Re: 白き羽の騎手 ( No.10 )
日時: 2009/12/29 18:10
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 部屋に着くなり、レンはベッドにダイブ。そして、そのまま、すやすやと寝息を立て始めた。
 ユイはそれをあきれ顔で見る。
 そして、部屋を見渡すと大きくため息を吐いた。

 「椅子に座って寝ろって意味なの……?」

 質素な部屋には、机と椅子、そしてベッドが一つ以外なにもない。
 大胆にベッド全体を使っているレン。
 起こすのもかわいそうだと思い、今日は椅子で寝ようと思ったユイは、それに腰掛けた。

 「光と…大地と水……」

 花を咲かす条件は全てそろっている。
 なんで、咲かない……
 何かが足りないのだろう。
 この次元の伝説。
 バレナイル、古い言葉で大地の恵み。
 歌姫……ハレイル。どういう意味だろう。
 歌姫が大地に恵みをもたらし、それで国の名前が大地の恵み……
 でも、ライヤという亭主の話だと、不毛の地の時に、もうこの国は出来ていた。
 名前はその後、付けたのか?

 「ダメだ! 情報が足りない」

 いくら情報の断片を繋げても、分からない。
 その時、控えめなノックがした。

 「どうぞ」

Re: 白き羽の騎手 ( No.11 )
日時: 2009/12/29 17:33
名前: アルフ ◆wSaCDPDEl2 (ID: ykAwvZHP)

荒らしが来てしまったようですね、お大事に
相変わらず面白いので読んでます
頑張ってください

Re: 白き羽の騎手 ( No.12 )
日時: 2009/12/29 18:01
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

アルフさん
 荒らしというよりチェンメですかね。
 まぁ、無視が一番だと思います。

 面白いなんて、もったいなお言葉です。

Re: 白き羽の騎手 ( No.13 )
日時: 2009/12/29 21:43
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 「失礼します」
 
 入ってきたのは、小さな女の子だった。見た目からして10歳、11歳だろう。
 亜麻色の髪をお下げにしている。
 とても、かわいい子だ。
 手にはお盆を持っていた。

 「夕食を運んできました」

 「ありがとう。机の上に置いといて」

 ユイが微笑みながらそう言うと、女の子は頭を下げてから、部屋に入ってきた。
 そして、お盆をユイの前に置いた。
 お盆には、大きな皿が三つ置いてあり、その二つが料理だった。
 お米の上に野菜の千切りをしいてあり、その上にタレをたっぷりつけた、焼いた肉が乗せてある。
 まだ作りたてのようで、いい香りと共に煙が立っていた。 

 「わぁ、おいしそう!」
 
 ユイは視線を三つ目の皿に映した。
 そこには、赤い鬱金香うこんこうのような形をした果物が盛ってある。
 レンが街で買ってと頼んできたのと、同じ物だ。

 「あら、これは……」

 「こちらは、ここ周辺でしか取られない果物です。旅の方にはめずらしいかも知れませんね。皮ごと食べるのが、一般的ですよ」

 女の子はユイが不思議そうな表情をしたのを見て、すかさず説明した。

 「そう、ありがとう」

 お礼を言うと、女の子は顔を真っ赤にして俯いてしまった。

 「す、すみません……いきなり、失礼ですよね」

 随分内気な子だと、内心思いながら、ユイは首を横に振った。

 「ううん。私はよくこの世界の事を知らないから、教えてくれて助かるよ。教えてくれて、ありがとう」

 背が、自分より頭が一つ分も違う女の子と目線を合わせながら、ユイは言った。

Re: 白き羽の騎手 ( No.14 )
日時: 2009/12/29 21:44
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

 ちょっと解説。

 鬱金香とはチューリップの事です。

 知っていたらすみません……


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