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- 白き羽の騎手
- 日時: 2009/12/30 17:42
- 名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
消えました……
でも私はこれからも、がんばります。
応援よろしくお願いします。
感想などを頂けたら、感激です!
目次
プロローグ
>>1
第一章 とある国のお話
1キャンバス
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>8
- Re: 白き羽の騎手 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/29 22:11
- 名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
付け足し
鬱金香とはチューリップの事です。
- Re: 白き羽の騎手 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/30 18:48
- 名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
「いえ……どういたしまして」
ユイはそれを聞くと、優しく笑って女の子の頭をクシャッと撫でた。
「お名前は?」
「ら、ランラです」
「よろしくね、ランラちゃん」
「はい、あ、あの……失礼しました」
ランラはそう言うと、慌てて部屋を出て行った。その後をぼんやりと見つめていると、不意に声がした。
「今のは失言だったね、騎手さん。この世界じゃなくて、この国だよ。ボク達の事がバレると、色々動きずらくなるんだから」
「起きてたの、レン」
ユイがベッドに視線を移すと、丁度レンが体を起こした所だった。
レンはユイと目が合うと、にっこりと笑った。
「だって、ご飯のにおいがしたから」
「はいはい、どうぞ」
ご飯が入ったお皿とはしを渡すと、レンはうれしそうにそれを受け取る。
そして、あいさつもなしに頬張った。
よほどおなかが空いていたのだろう。
彼の笑顔を見れば、すぐにそれがおいしいと分かった。
「ベッドを汚さないように気を付けてよ」
そう注意してから、ユイも肉を口に入れた。
甘辛いタレの味と共に、肉汁も口いっぱいに広がる。
確かに、とてもおいしい。
ご飯を頬張ると、これもタレがいい感じに染み込んでいて、おいしかった。
二人とも、ご飯を平らげると、ここの特産だという果物を手に取った。
「騎手さん、これ何て言う果物なの?」
「それは聞かなかったな、明日聞いて置くよ。でも、皮と一緒に食べ——」
「うえー、これ酸っぱい……」
説明している間に、レンはそれの皮を剥き、パクっと一口かじったのだ。
ユイは恐る恐る、一口食べたがそうでもなかった。
甘い皮が酸味を押えているのだ。
「だから皮ごと食べるのか……」
「それより騎手さん、なにか分かった?」
レンはそう言ってユイを見た。
若干なみだ目なのは、さっきの酸味のせいだろう。
「だめ、情報が足りないから、全然分からない」
「そうなんだ」
短く返事をすると、レンは果物を平らげ、果汁のついた指をぺロッとなめた。
そして、ベッドを降りて、窓の前に立つと、窓を開けた。
「じゃあ、ボクは出かけるよ。明日の朝には戻るからね」
「いってらっしゃい」
ユイがそう言うと、レンはにこっと笑って「行ってきます」と言った。
そして、次の瞬間レンの姿は消え、残ったのは一枚の純白の羽だけだった。
- Re: 白き羽の騎手 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/30 18:16
- 名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: W8wXq41i)
すごい・・・・。
話に引き込まれます。
あ、急にすみません。
前にコメントをいただきました、「忘れ物はなんですか?」の凪帆です。(覚えていらっしゃるでしょうか・・・。)
頑張って下さいね。
- Re: 白き羽の騎手 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/30 18:51
- 名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
凪帆さん
コメントありがとうございます。
もちろん、覚えてますよ。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
まだまだ未熟者ですが、これからもがんばろうと思ってます。
- Re: 白き羽の騎手 ( No.11 )
- 日時: 2010/01/01 00:09
- 名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
あけましておめでとうございます!
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