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     *死神と神様*     
日時: 2010/02/17 16:09
名前: ゆぅ (ID: oUY4LzoD)

   独りぼっちの死神は

          神様を闇に閉じ込めました。


       死神は独りぼっち。
  いつしか、心は歪み漆黒の闇に覆われました。
     そして死神は思いました。
  『独りぼっちなら、仲間をつくればいい』
   死神は神様を闇に閉じ込めておきました。
  永遠に死神のもとから離れないように——



□挨拶□
上のは一応プロローグです。
それでは、初めまして。
ゆぅと言います!
この物語は、戦闘系で異空間的なものが続出する感じの話です!!
って分かりませんよね…
とにかく見れば分かりますよ♪
途中話が逸れないように頑張ります!!
それでわ〜


□登場人物□

ラウド・ヴェリア ♂
L死神

セティア・クロウ ♂
L神様

アルス・ウィルバー ♀
L神様の使い(剣士)

ラビ・シェルヴェル ♂
L悪魔

セルヴィー・クロス ♀
L堕天使
  

□目次□
第1章 狂い始めた歯車 >>01>>02>>05>>12
第2章 幼き死神の過去 >>15>>24>>25
第3章 動き始める過ち
  
 

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Re:      *死神と神様*      ( No.1 )
日時: 2010/02/17 22:29
名前: ゆぅ (ID: G1Gu4SBX)

#01


「…うっうぇ」

「どーしたの?君」


この時が、僕と君の出会い。
泣いてた僕の前に現れた君。
大きな6枚の羽を広げた、この世界の——神様。

逆に言うと僕は死神。
真っ黒な鎌を持ち、天使や悪魔の魂を狩る者。


「…誰?」

「僕?僕はセティア。セティア・クロウ」

「神様!?」

「その呼び方は嫌だな。セティアでいーよ」

「セティア…?」

「うん。君は?」

「僕はラウド・ヴェリア…です」

「敬語も嫌だ。見るからには、君、死神?」

「う、うん」

「へ〜、まぁ、そんなのどーでいいや。ねぇ友達になろ?」


—友達。
独りだった僕には友達がいない。
セティアの言葉で僕は涙が止まらなかった。
嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかった。


「えっ!?何で泣くの!?なんか悪いことした!?」

「嬉しくて…」

「え?」

「嬉しくて」


もしこの時、出会わなければ。
出会わなければ君は死なずに済んだのかな?
ねぇ、教えてよ——

  

Re:      *死神と神様*      ( No.2 )
日時: 2010/02/11 12:51
名前: ゆぅ (ID: Va4IJVQE)

#02


僕とセティアは友達になった。
最初は抵抗があったけど、それよりも嬉しさが大きかった。
でも、僕達が友達になってから周りの影響が悪化した。

『神様は何を考えているのかしら?』
『まったく神はどうしたものか…』
みんな、セティアの事を悪く言うようになった。
言われる度に僕は本当にセティアが離れていく気がした。

でも、ある時——イイことを思いついた。

『セティアを閉じ込めればいいんだよ。一生僕のもとから離れないように』
と、僕の中の誰かが言った。


「セティア」

「んー?どうした」


いつも通り、遊んでいた僕とセティア。
今日の天気はやけに暗い様に見えた。


「今日ね、セティアに見て欲しいものがあるんだ」

「何?」

「来てからのお楽しみ!」

「楽しそうだね、ラウド」


うん、とっても楽しい。
嬉しくて気が狂いそうほどだよ。
この時僕は自分が犯した禁忌に気がついてなかった。


「早く、早く!!」

「走ったら転ぶぞ」

「大丈夫」

「ほら、見て!!」


暗い森。
そこは誰もが立ち寄らない処。
だから僕はここに閉じ込めろことにした。
セティアを——


「ねぇ、何もないよ?」

「セティア…——僕とセティアは友達だよね?」

「??当たり前じゃん」

「そう…それは良かった」


——ズシャッ


「…えっ?」

「ずっと一緒だよ」


セティアの身体がその場に倒れる。
そこにはとてもとても綺麗な紅い血が流れていた。

やっとだよ。
もう、悪く言われないよ。
もしセティアの事悪く言う奴が居たら、僕が許さないから。
跡形もなく殺すから。

  


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