ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 短編集(少女のお話)
- 日時: 2010/03/11 11:08
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
初めての短編集に挑戦します!上手くできるかわからないけど多くの人に読んでほしいです♪
読んだらコメくださいね。
あと、私の書いているシリアス・ダークの「積み木〜私が壊したもの〜」、シリアスダークの「堕天使」も読んでコメくれると嬉しいです!
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.10 )
- 日時: 2010/02/17 01:30
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
続き
「美奈は、あなたの妹よ。美咲。幼い頃に死んでしまったけれど、、、。」
「わ、、私知らない、、、。」
「存在をずっと隠してこうと思っていたから、、。死んだ理由を、美咲に知られたくなかったんだ。傷つくと思って、、、。」
お父さんは真剣な目で見てくる
「、、聞かせて、、、。その話、。」
「私が話すわ、、、。」
「ママ!おなかに赤ちゃんがいるの!!」
「そうよ。あなたの妹よ。」
「わーーー!!楽しみ☆」
「やだーーーーー!これ買ってよ!!」
「だめ。もうすぐお姉さんになるんでしょ?」
「かんけいないもん。」
「赤ちゃんに笑われちゃうよ?」
「、、、、、。」
「ねーー!抱っこしてよ!」
「そんな事いいから。美咲。赤ちゃんが、、おっ!蹴ってるぞ。ほら美咲も触ってみなさい。」
「、、、、、、、、。」
「生まれたぞ美咲!!!可愛いだろ?」
「抱っこ?赤ちゃんにおっぱいあげてからね?」
「赤ちゃん。抱っこするか?美咲。」
すっ
こんなの、、いなければ、、、
「可愛いだろ?美咲、、、ゆっくりだ。」
こんなの、、、、
ボトンッ
「なっ!!美奈、、!!大丈夫か?お母さん!!救急車!!泣かないぞ、、、。どうすれば、、。美咲!!何してるんだ、、!!!」
「美咲、、、。お姉ちゃんやだっ、、、。うわーーーん、パパとママはみさきのだもん。抱っこしてよ。ずるいよ!!赤ちゃんなんて!美奈なんか大っ嫌いだ!」
「み、、、美咲、、、。」
「その後、美奈が声を上げることはなかったの。」
「わ、、、私そんな事、、。」
「お前のせいじゃないよ美咲。お父さんたちが、美奈に夢中になりすぎてたんだ。」
「お姉ちゃんはずるい、、。ずるいよ、、。私はお母さんに触れる事もできない。抱っこもしてもらえない。」
「美奈、、、。」
「私は、、、、恨み続ける、、、、。許さない。」
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.11 )
- 日時: 2010/02/17 18:21
- 名前: 修也 ◆HXIbnblSOA (ID: BsB4CdF8)
わ〜
美奈ちゃん、こわいな・・
美咲と美奈の過去にそんなこと、あったんだ・・・
がんばってください!
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.12 )
- 日時: 2010/02/17 20:27
- 名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)
「許さない」
一体何がこの先起こるのか
なんか楽しみ
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.13 )
- 日時: 2010/02/18 01:49
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
これもう短編じゃない、、、ワラ、、。
「私が、、、悪かった、、、。ごめんね。美奈。」
ぽろぽろと涙が落ちる
「ふん。そうやって泣いて同情してもらって、あたしを成仏させようとしてるの?無駄だよ?あたしは恨みの塊、、、。お姉ちゃんを恨み続ける、、。」
「そんなつもりで言ったんじゃない!」
「そうじゃなくても今そうなんだから。お母さん独り占めしたり、お父さんに抱っこしてもらったり、、。楽しかったでしょうね、、。」
「美奈、、、、、。」
「そしてお姉ちゃんが忘れてたってことはそれについての罪悪感を感じてないってことでしょ?」
「、、、、、、。」
幼かった、、、。それが理由。でも、、、なぜ覚えてないんだろう、、。
「大っ嫌いだよ!お姉ちゃん。」
ふっ、、、
美奈は姿を消した
「美咲。墓参りに行こう。」
お父さんが美咲に話しかける
「、、、ううん。私の事嫌いらしいから。」
「そうか。じゃあ、お父さんたちで行ってくるな。」
「うん、、、。」
そう言って数分後、美咲は出かけた
行き先は、お墓、、、。
着くとお父さんたちが手を合わせていた
「ココから手だけ合わせて帰ろうかな、、、。」
そのとき
「美奈!!どうか美咲を恨まないでくれ!あの子を連れて行かないで、、、。」
お父さんが美奈の墓の前で叫んでいた
目の前には美奈がいた
「パパ、、、、ママ、、、。」
美奈は泣いていた。
その瞬間私がいることに美奈は涙を拭き察しにらんだ。
「何しにきたの?殺人者さん、、、。」
「美奈、、。」
「見て、、、。ママとパパはあなたを思って祈ってる。私に、、、。いいわね、、。大事にされて。一人娘だもんね、、、。」
「美奈だってお父さんたちの娘よ。」
「所詮生きてる娘と死んでる娘なら生きてる方を大事にするのよ、、、。私なんて、、、。」
そういって美奈は美咲の首に手をかけた、、、。
「もう十分生きたでしょ?お姉ちゃん。」
「、、、、いえ、、。私はまだ生きる、、。」
「殺人者が何を望んでるの、、、?」
「、、、そう、、私は殺人者、、、、。美奈を殺してる、、、。」
「だったら、今生きる事は罪でしょ!!」
ぎゅっ
「っ、、、だからこそ、、、、生きる、、。」
「、、、、、、。」
ぐっ
「生きる事が罪ならば、私は生きる、、、、。」
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.14 )
- 日時: 2010/02/18 02:06
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
「美奈の分まで、、、生きる、、、。」
すっ、、、
「私が、、、、お姉ちゃんを殺せるわけないよ。」
「美、、、、、。」
「だっておねえちゃんの事殺したら、パパとママが悲しむ、、、。」
「、、、、、。」
「それに、、、。」
美奈が光の中に包まれた
成仏する、、、、、。
「あ〜あ、、、。消えちゃう、、、。」
「美奈、、、!待って。まだ言いたい事が、、。」
「あたしは、前に言ったとおり恨みの塊なんだよ。でも、お姉ちゃんが消しちゃった、、。またお姉ちゃんに消されるんだ、、、。」
天使、、、?
そう思わせるような顔で美奈は微笑む。
「それから、お姉ちゃんの記憶はこのままもらっておくね。」
「え、、、、。」
「お姉ちゃんは、大っ嫌いだったから。一番、、。だから、もらっておく。」
「その記憶って、、、。」
私が覚えてなかった、美奈の死んだ原因の、、、あの記憶、、、?
「大っ嫌いだったから。私、、、恨んでないとここにいられないような気がしてた、、、。」
「美奈、、、。まっ、、、て、、、。」
「大っ嫌い、、、!!」
そう言って美奈は消えていった
美奈が言った「大っ嫌い、、!」の言葉は、私がこれからもらうであろう大好きの気持ちの中で一番胸の奥に届く、「大好き。」って気持ちになった、、、、。
終わりましたぁ!なんかその後のお話とかも書きたかったんですが、、、私、、、今なんと、、、
受験直前なんです!!(ひゃーーーーー!!)
という事で、一時ココに来るのは止めます!!
(とかいって来てしまいそうな私、、、。)
でも、コメントとかはバシバシして下さると光栄です!!返せないけど、、。終わったら戻ってきます。
では、一時さようなら!!
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