ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 短編集(少女のお話)
- 日時: 2010/03/11 11:08
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
初めての短編集に挑戦します!上手くできるかわからないけど多くの人に読んでほしいです♪
読んだらコメくださいね。
あと、私の書いているシリアス・ダークの「積み木〜私が壊したもの〜」、シリアスダークの「堕天使」も読んでコメくれると嬉しいです!
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.1 )
- 日時: 2010/02/13 01:47
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
ー価値ー
「美弥ちゃーん!今回のテスト、100点だったんでしょ?」
クラスがざわつき始める
「や、、、やだ!智美ちゃん。声大きいよ!」
「いいじゃん。すごい事なんだから。あたしなんてもう、この世で生きていけるのって感じ。」
「そんな事ないよ。智美ちゃんがんばってるし、一緒の高校行こうね。」
「、、美弥ちゃん、、、そんな事いってくれるの」
すっ
智美の後ろから大きい影が出てきた
「川崎くらいだよな。」
「、、、、!!翔。余計なお世話よ。」
「ふふふ、、。仲いいのね。」
「「仲良くないよ!!」」
「くすっ。息ぴったり。」
「「だから違うって」」
2人して顔を赤くしている
2人は恋人同士
「あ、今日あたし一緒に帰れないから、智美の事よろしくね。」
「ちょっ!美弥ちゃん。余計な事しないでよ!」
「ふふっ。バイバイ。」
ウザイ、、、、。
毎日努力してるあたしと、男に媚売ってる智美じゃ、一緒の高校いけるわけ無いじゃない。
馬鹿みたい。あんなかわいこぶって、、、。
あんな奴、死ねばいいのに。
「いいの!?」
「いいよ。早く写しな。」
「わーー!綺麗。ノートやばいよ。さすが秀才☆」
「そんな、、私頭良くないし、、。」
「いいじゃん!天才だよ☆」
天才、、、、?
やろうともしないあんたが、私の才能に価値を決めるなんて、辞めてよ。私が落ちそうで怖い。
「えーーー!!女子であのタイムで走るなんて!」
「そんな、あたし陸部だからだよ。」
「さすが、県の記録持ってるだけあるよね〜!」
遊んでるあんたより、あたしの方がすごいに決まってる。比べてんな、、。
本当、、世の中腐ってる
頭の悪い、能力の無い、食って寝ての繰り返しの大して価値の無い生き物が、なぜこの価値のある私と同じ空気を吸っているのか、、、。吐き気がする。
「今日テストが返されるって!もーあたしどうしよう。テンション下がるし。」
「大丈夫だよ!簡単だったし。今回。」
「あれがー?はーーー。やっぱり、美弥は天才だよ。」
当たり前、今回もどうせ私が一番
「川崎。」
「はい。」
こんなの結果が見えてるもの。もらったって、、、
「、、、、、、、え、、、、、。」
70点、、、、。
「どうだったあ?美弥ちゃん。、、、、え、、、下がったねえ、、。」
「川崎がその点数かよ。」
「嘘みたい。」
な、、、何で、、、。
「まあ、美弥ちゃん。落ち込む事ないよ。あたしなんか、悲惨で、、。」
「、、、あんたが悲惨なのはいつもの事でしょ。」
「、、、、み、、、美弥ちゃん、、、?」
あたしが、、、あの点数、、?
ありえない、、、。
夢、、、?
「比べないでよ!!!あんたとは違う。比べる価値はあんたになんか無い!!」
「そ、、、そうだよね。ゴメンネ。美弥ちゃん。だから、怒らないで、ねっ?」
「五月蝿い、、、、、、、!!」
何で私がこんな紙切れに左右されなければいけない。私は、価値のある者だ。
価値の無いものなんていらない、、、!
どんっ
あ、、、、
キキーーーーーーーーーーーーーィ
「君が、彼女を押したんだね?」
「、、、。」
なぜ、私が、、こんな、、、こんな、、、、!!!
今まで積み重ねてきたものが、、、、。
私は、こんな価値の低い所では、終われない
ぐさっ
「なっ、、、。刺された!!あの子を追え!」
「逃げたーーー!逃げたぞー!!」
私は、私の価値は、、、!
あいつ、、、あいつさえいなければ!!
くそっ、、、、!!
「署から出たぞ!あそこだ!捕まえろ!」
ここで、捕まる訳にはいかない、、、、!!
キキーーーーーーーーーーーーーィ
どんっ
川崎美弥ーーー永眠
「智美、、、。大丈夫か?」
「うん。友達だから。」
「あんなことされたのにか?」
「、、、、されるまで、彼女が苦しんでる事に助けられなかった、自分がとても憎いの。でも、お別れはちゃんとするよ。」
「自分を責めるなよ。智美。お前は悪くない。」
「、、、、。」
「誰も悪くない。ただ、忘れないでおこう。傷ついてる事を、ギリギリまで表に出さない子がいること。」
「、、、、うん、、、。」
「じゃあ、いこっか。」
「うん、、。」
ぎゅっ
「美弥ね、最後に、人の価値がどうだとか言ってたの。」
「、、価値か、、、。人それぞれ価値の考えって違うから。川崎の場合、周囲から見られるハードルがいつも高いじゃん?自分でも、それを守ろうとして、頑張ってたんだな。それを価値だと信じて。」
「うん。、、あたしは、翔がいれば、十分生きてるって価値があると実感できるよ、、。」
「、、、は、、、、何それ、、、。」
「あーー!馬鹿にしてる?」
「はははっ、、。」
美弥、あなたがこの空の上では価値を忘れて、自由に生きてくれますよう、祈っています、、、。
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.2 )
- 日時: 2010/02/13 17:50
- 名前: 修也 ◆ohF1HVPuR. (ID: BsB4CdF8)
>>naruさん
わ〜!上手いですねぇ!
あ、初めまして!修也です!
がんばってください!
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.3 )
- 日時: 2010/02/13 18:41
- 名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)
最後幸せになれる(?)タイプの話っていいですね
(結局私最後みんな不幸になって終わるタイプの話ばっか考えてしまうんです)
- Re: 短編集(少女のお話) ( No.4 )
- 日時: 2010/02/15 14:55
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
コメありがとうございます!!
うれしいです!!
修也さん→上手くなんかないです!でもありがとうございます☆
nanasiさん→書いてる本人がどうもお気楽に生き過ぎているため、なかなか不幸の考えが浮かばないんですよね(ワラ
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