ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 神に魅入られし者。
- 日時: 2010/07/10 19:36
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: WylDIAQ4)
初めまして、の方が多いと思います、はい。
HNを悠→金糸雀にしましたが、少しバグってしまいましたので戻します。
途中、少しだけ金糸雀ですが気にしないで下さい。
前は二次元で書いてましたが消えるわ、放棄するわで、そのままになってしまいました。
・・・・・・が。
今回こそ最後まで続けようと一人で勝手に誓ってます。
って事で。
どうぞ、宜しくお願い致します。
<注意>
・更新はカメ並みと言ったらカメに失礼なほど遅いです。
・グロテスク&流血表現たまに存在します。苦手な方は即Uターンをお勧めします。
・最後に、こんな駄目文な小説ですがコメをしてやって下さい。
一人でずっとやっていると虚しいッス。
(もはや、注意じゃねぇ・・)
<ストーリー>
●プロローグ >>1
●第一章 「黒神の創った者」
・第一話 >>2 ・第二話 >>3
・第三話 >>6 ・第四話 >>8
・第五話 >>12 ・第六話 >>16
・第七話 >>19 ・第八話 >>21
・第九話 >>22 ・第十話 >>23
●第二章 「エクソシスト」
・第一話 >>24 ・第二話 >>25
・第三話 >>26 ・第四話 >>27
<お客様>
・神楽様 ・空様
<お知らせ&色々>
しばらくロックいたします
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.3 )
- 日時: 2010/04/18 14:55
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第一章 「黒神の創った者」 第二話 †
「あ、あ、あぁ・・・・・・」
悲鳴をあげた後、シャルナは言葉にならない声を出していた。
部屋一面に広がる真紅のものを前に彼女は瞳に涙を浮かべながら後ずさりする。
しかし、黒いマントを羽織った人物は手を翳し開いていた扉を閉めた。
「あっ!」
逃げ道を失い彼女は声を上げ恐る恐るマントを羽織った人物を見てみた。
その人物は大きいマントを羽織り、大きい鎌を持っていた。
顔なんて部屋が暗いため分からない。
ただ、怖い。
彼女はそう思いながらも何故か冷静を保っていた。
「あ、貴方は誰ですの?」
声は自分でも分かるくらい震えていた。
しかし、相手が誰かという事が知りたかった。
相手は彼女の方に体を向けると低い声で言った。
「我は、黒神。貴様の願いを叶えよう」
「黒神・・・・・・?」
「そう、黒神。悪を縄張りに持つ神とでも言おうか」
悪。
それは、母親と家政婦を殺す事を意味したのだろうか。
瞳に溜まった涙を服で拭い黒神と名乗る者を真っ直ぐ見つめ彼女は言う。
「貴方は何故お母様と家政婦さんを殺したのですか?」
「それは、我の本望」
「では、お父様は何故ここにいないのですか?」
家政婦はずっと家にいるが、母親は仕事のはずだった。
なのにここにいるという事は黒神とやらがここに連れてきたということ。
だったら、父親もいてもおかしくはない。彼女はそう思った。
「貴様は、この二人だけを大切に思ってるのだろう?」
「なっ! ・・・・・・そんな事はありません!!」
彼女は少しだけ考えてしまっていた。
本当に父親を愛していたか。あんまり家に帰ってこない父親を。
あまり話していない父親を好きだったかと言えるのか。
「嘘だな。本当のことでも人間は否定をする。そこが面白い」
顔は分からないが、黒神は笑っていた。というより、そう見えた。
そして、何秒か経った後黒神は静かに告げた。
「我はお前を気に入った。だから、我に従うが良い」
「________はい」
続く
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.4 )
- 日時: 2010/03/07 08:38
- 名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)
プロローグだけで『面白い!!』って思えちゃう・・・
僕のやつとは大違いです^^;;とりあえず同じ「神」だけど・・・
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.5 )
- 日時: 2010/03/07 11:42
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 虎王s †
面白いだなんて・・・ありがとうございます^^
またあとで書く予定です^^
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.6 )
- 日時: 2010/04/18 14:55
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第一章 「黒神の創った者」 第三話 †
夜道を一人の青年が歩いていた。
街灯は所々壊れていて月明かりしか道を照らしていない。
レンガ造りの家には電灯の明かりはない。
青年がポツリと呟いた。
「本当にここに人が住んでたのかよ」
この街には、人の気配が全く感じられない。
唯一、この街にきて気配というものを感じたのは邪悪な気配だけ。
青年の隣に浮いている白い仮面をつけマントを羽織った白神(はくがみ)は笑いながら言った。
「そりゃ、街があるんだから人はいただろうな」
「・・・・・・それは分かってる」
「でもよ、本当にいると思うか?」
白神は青年の方を向き聞いた。
青年は何がいるかを少し考えてから言った。
、、、、、
「_______魔女か」
この世界には魔法というものは存在していない。
すなわち、魔法を使う女=魔女は存在はしていないはずなのだ。
しかし、この街は〝魔女がいて街の住民を魔法で殺した〟と周辺の街から言われていた。
魔女の名はシャルナ・フェリーフ。この街の市長の娘のお嬢様。
家は街の一番奥の屋敷。家族構成は父親と母親。あとは家政婦が住み込みでいた。
「でも、まだ子供だよな?」
青年はシャルナが写った写真を見ながら言った。
整った顔立ちをしてはいるが彼女はまだ十四歳だった。
「お前もまだ餓鬼だろ」
「五月蝿い!」
白神の言葉を青年はすぐさま遮った。
「まぁいい。さっさと魔女とやらを祓滅(ふつめつ)させに行くか」
続く
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.7 )
- 日時: 2010/03/07 22:14
- 名前: 虎王 ◆iq8llSWq9g (ID: TAPuOKlQ)
カキコありがとうっす^^v
え・・・は、白神!?黒神と正反対ですね・・・ふ、祓滅??気になるっ!