ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 神に魅入られし者。
- 日時： 2010/07/10 19:36
- 名前： 悠 ◆FXzmrZiArI （ID: WylDIAQ4）
初めまして、の方が多いと思います、はい。
HNを悠→金糸雀にしましたが、少しバグってしまいましたので戻します。
途中、少しだけ金糸雀ですが気にしないで下さい。
前は二次元で書いてましたが消えるわ、放棄するわで、そのままになってしまいました。
・・・・・・が。
今回こそ最後まで続けようと一人で勝手に誓ってます。
って事で。
どうぞ、宜しくお願い致します。
<注意>
・更新はカメ並みと言ったらカメに失礼なほど遅いです。
・グロテスク＆流血表現たまに存在します。苦手な方は即Uターンをお勧めします。
・最後に、こんな駄目文な小説ですがコメをしてやって下さい。
一人でずっとやっていると虚しいッス。
（もはや、注意じゃねぇ・・）
<ストーリー>
●プロローグ >>1
●第一章 「黒神の創った者」
・第一話 >>2 ・第二話 >>3
・第三話 >>6 ・第四話 >>8
・第五話 >>12 ・第六話 >>16
・第七話 >>19 ・第八話 >>21
・第九話 >>22 ・第十話 >>23
●第二章 「エクソシスト」
・第一話 >>24 ・第二話 >>25
・第三話 >>26 ・第四話 >>27
<お客様>
・神楽様 ・空様
<お知らせ&色々>
しばらくロックいたします
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.1 )
- 日時： 2010/02/20 19:55
- 名前： 悠 ◆FXzmrZiArI （ID: w3Re2V0V）
† プロローグ †
神は、少年に言った。
「お前を気に入った。だから、オレと一緒に来い」
いきなりの言葉に少年は唖然とし、黙った。
言葉の意味をゆっくりと考え、意味が分かるともう一度聞きなおした。
「だから、一緒に行こうって言ったんだよ」
優しく、神は言った。
神なんて者の口調ではなくいたら兄貴のような存在か。
ただ、何故自分は神なんかと一緒に行かねばならないか分からなかった。
「オレは見た通り神だ。そして、お前は神に魅入られし者。
つまり、お前は
＿＿＿＿＿＿＿エクソシストだ」
「＿＿＿＿＿え？」
少年は驚きのあまりもう一度聞きなおそうかと思った。
「何で僕がエクソシストなんかにならなきゃいけないんだ！」
「・・・・・・馬鹿だな、お前は。周りを見てみな」
、、、、、、
そう言って神が示す所は街があったところ。
〝黒神（こくがみ）〟によって破壊されたこの少年の生まれた街。
「お前には家族はいない。だから、オレと一緒に来い」
そうして少年はエクソシストになった。
黒神は白神（はくがみ）と呼ばれる神を裏切った神だった。
黒神は世界を滅ぼす悪魔。
それを倒すの神に魅入られしエクソシスト。
「おい、行くぞ」
- Re: 神に魅入られし者。 ( No.2 )
- 日時： 2010/04/18 14:54
- 名前： 悠 ◆FXzmrZiArI （ID: w3Re2V0V）
† 第一章 「黒神の創った者」 第一話 †
その日は冬だからなのか、雪が降っていた。
街に買い物に来たのはいいが、人通りはあまりなく寂しい雰囲気が流れていた。
店を構える人たちは暇そうに店番をしている。
そして、彼女を見かけると楽しいそうに笑いかけてきた。
彼女の名は、シャルナ・フェリーフ。この街の市長のお嬢様だった。
クリーム色の綺麗な長髪に同じような色の瞳。
整った顔立ちは誰から見ても美人と言えるほど美しく、綺麗。
ただ、お嬢様と言ってもこの小さな街では関係は無く、皆と同等の様に暮らしていた。
「あとは・・・・・・お野菜だけか」
母親に渡されたメモを見ながらそう呟く。
凛としたそのソプラノの声は実年齢よりも大人に見える。
さっさとそのメモに書かれた野菜を買って彼女は走って家に戻った。
他の家より少しだけ大きい門を開け、雪が薄っすら積もった庭を横切り玄関を開ける。
「あれ・・・・・・？」
扉を開けて彼女は不思議に思った。
彼女の家には一人だけ家政婦がいる。
何時もならいち早く出迎えてくれるはずなのに今日はいなかった。
それだけではない。彼女が行くときに玄関の電気を付けておいたはずなのに消えている。
「ただいまー」
恐る恐る玄関を上がってすぐ隣のリビングを開ける。案の定、そこには誰もいない。
しかし、テーブルの上にあったコップが割られているのを彼女は見逃さなかった。
「これ、お母様が大事にしてたコップ・・・・・・」
＿＿＿＿＿＿＿＿ガタッ！
「＿＿＿＿！！」
突然、隣の部屋で物音がした。何か重いものが落ちるような・・・・・・。
隣は両親の部屋。しかし、夕方のこの時間帯から両親が帰ってるとは思わない。
彼女は誰がいるのか、という不安と恐怖に怯えながらも扉に向かって足を進める。
母親か、家政婦か、それとも父親か。
すっかり震えてしまっている足を無理矢理動かし、震える手で扉を開けた。
「＿＿＿！！」
、、、、、、、、、、、、、
そこに広がったのは白かったはずの壁が真っ赤に染まっていた。
そして、次に目が移ったのは足元に転がった首。
目線を上げると黒いマントを羽織った人影と母親の胴体。
次の瞬間。
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
彼女は自分でもびっくりするぐらいに悲鳴をあげていた。
続く