ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ウイルス兵器 ○☆十九話更新しました▲■
日時: 2010/08/23 16:37
名前: チョコ (ID: YGE8ENnO)

はじめまして☆ チョコです!

今回、S・D小説初挑戦ですが、頑張ります!

▲△注意事項▽▼
Ⅰ.グロイ表現を書くつもりです

Ⅱ.実在する銃器が出てきます

Ⅲ.バ○オっぽくなっても許して下さい

Ⅳ.意見コメントは大歓迎です

Ⅴ.荒しと上記Ⅳつを許せない人は回れ右!

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Re: ウイルス兵器 ○☆参照三百突破!▲■ ( No.73 )
日時: 2010/08/06 14:49
名前: チョコ (ID: 6fRH7Ess)

第十六話

 —— バンッ ——

一際大きな銃声が響き、ケリーの首筋に噛み付いていた感染者の頭を吹っ飛ばした。

ケリーは衝撃で地面に倒れた。

「ケリー!」

そして、ケリーが驚いて声の方を振り向くと、そこには氷野がいた。

「クリア…どうして…」

「アンタが無駄にトリガーばっか引いてるから、心配して来たの。感謝しなさいよ。」

「あぁ…ありがとう…」

「……」

氷野はケリーの傷を見てすぐに悟った。

 —— もう間に合わない ——

傷口はすでに変色して、周りの皮膚も目に見えて悪化し始めている。

「…もう駄目なんだろ?」

ケリーが氷野に質問する。

いや、確認と言った方が正しいかもしれない。

「…えぇ。…もう無理ね。」

氷野も隠さずに正直に言う。

「ハハハ…本当にお前は…きついよな…」

「そんなの最初から知ってたでしょ?」

「あぁ、…知ってたさ。」

「…何か出来る事は?」

「引継ぎの隊長を頼んでも良いか?」

「問題ないわ。…他は?」

「一つだけある。……俺を殺してくれ。」

「……。」

Re: ウイルス兵器 ○☆十六話更新しました▲■ ( No.74 )
日時: 2010/08/06 15:42
名前: シュルル (ID: saz7BosX)
参照: 地味に更新が早いのがとりえ!

チョコsを見習ってボクも小説書きました!よろしくおねがいします!!

Re: ウイルス兵器 ○☆十六話更新しました▲■ ( No.75 )
日時: 2010/08/07 11:37
名前: チョコ (ID: 6fRH7Ess)

シュルル さん

見に行きました!
自分の話より展開が速くて良いと思います!
お互い頑張りましょう☆

Re: ウイルス兵器 ○☆十六話更新しました▲■ ( No.76 )
日時: 2010/08/07 11:40
名前: シュルル (ID: saz7BosX)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

お互い・・・頑張りましょう!

Re: ウイルス兵器 ○☆十六話更新しました▲■ ( No.77 )
日時: 2010/08/07 12:07
名前: チョコ (ID: 6fRH7Ess)

第十七話

ケリーは氷野の瞳(め)を見る。

氷野もケリーの瞳から逃げたりはしない。

その瞳が冗談ではなく、本気だという事を示していた。

「クリア…頼む…」

「……」

「感染者と呼ばれる奴らに噛まれたんだ…俺も感染者になるしかない。……だったら死んだ方がましだ。」

「……」

「頼む……俺は最後まで…人間でいたいんだ…」

「……分かったわ。」

氷野は立ち上がり、手にしているカスタム銃の銃口をケリーの頭に向ける。

ケリーは目を閉じて言う。

「Danke,mein freund.(ありがとう、私の友よ。)」

ドイツ語。

氷野は少し考えてから、こう言った。

「Keine ursache,mein freund.(どういたしまして、私の友よ。)」

ケリーはそれを聞いて微笑んだ。

そして、氷野はトリガーを引いた。

 —— バンッ ——

音が響いて少ししてから、氷野は無線機を取って、αチームに連絡する。

「こちらβ。α応答しなさい。」

『こちらα!誰だ?』

αチームの隊長の声から焦りが感じられる。

何かが向こうでも起きているのだろう。

「クリアースティよ。」

『クリア?ケリーはどうした?』

「ケリーはさっき死んだわ。」

いいえ、私が殺したようなもの。

氷野の胸が少し痛んだ。

『死んだ?!何故?』

「感染者に殺されたの。」

『クソッ!それで何のようだ?』

「感染者の抹殺方法が分かったのよ。」

氷野は自分の考えをαチームの隊長に伝え、無線を切る。

そして、ケリーの死体から少しの間、離れられなかった。


……END……

βチームの話はとりあえずここで終わりです。

次からαチームの話に戻ります☆

引き続き『ウイルス兵器』をよろしくお願いします♪


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