ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 赤い吐息
- 日時: 2010/03/21 23:05
- 名前: Lebo (ID: lxWybX4m)
指摘/感想大歓迎です
初心者なんでお手柔らかにお願いします
- Re: 赤い吐息 ( No.19 )
- 日時: 2010/03/13 22:58
- 名前: Lebo (ID: sxKEM2AA)
小学校の社会見学のときに一度だけ裁判所(こんなに大きくないけれど)を見たことがある
あのときは、班のメンバーだけだったからイスに座ってキャイキャイ騒いでいた
しかし、人が入っているだけで妙な威圧感
雰囲気がまるでオペラを見ている観客のようだった
そして、私に突き刺さるのは冷たい視線だった
被害者の遺族を初めて見た、私を睨んでいる
中学生相手に容赦ないな、無実だっていうのに
私は、柄にもなく緊張していた
ほら、手が震えている、足が竦みそうだ
急に変わった周りの環境といのもあるが、今回の裁判で人生が決まるんだ
慎重に、心して言葉を選ばなければならない
そう、決して疑いが見える行動は絶対しない、堂々といるんだ
- Re: 赤い吐息 ( No.20 )
- 日時: 2010/03/13 23:16
- 名前: Lebo (ID: sxKEM2AA)
強気で無実を主張していたことが裏目に出た
”精神に少々異常有り”
本当に無実ならば、普通はこんなに折れないでいることはできないそうだ
畜生、あの弁護士役立たずじゃないの
一昨日の判決を下されたんだ、今更言ったって何にも変わらない
関東女子少年院というところに私は送検されるらしい
というよりも現在車にゆらゆらと揺られながら向かっている
3人もの警備員に監視されながら私は高いフェンスの扉をくぐり抜けた
施設に踏み入れたとき、まず思った
私の想像いたよりも綺麗だった
設備も充実していて、これからの生活に少し安心した
- Re: 赤い吐息 ( No.23 )
- 日時: 2010/03/21 19:42
- 名前: Lebo (ID: lxWybX4m)
とりあえず横に並ばされたのは、私とその他の女の子4人だった
チャラい同い年っぽい子と他は高校生らしかった
そういえばこの少年院は女の子しかいないんだった、どうみたって人間関係が厳しそうじゃないか
なにしろ犯罪者ばかりなのだ、どうしようもなく不安になった
そんな私の前にいるのが、筋肉の付きがよい体格のがっちりした男の看守だった
- Re: 赤い吐息 ( No.24 )
- 日時: 2010/04/11 16:19
- 名前: Lebo (ID: Eda/8EBL)
成人するまでの期間、更正を目的としたここ関東女子少年院
施設外の両親や友人との手紙や面会もよし
少し規律が多い他は何と不自由のない生活が送れる
ただし、それは建前だけで実際収容されてみるとまあキツイものがある
- Re: 赤い吐息 ( No.25 )
- 日時: 2010/07/14 19:56
- 名前: Lebo (ID: E0t3qTZk)
私は他の3人とは別々の部屋になった。
ひんやりとした床に、さっき履き替えた囚人用の靴を鳴らして部屋まで向かう。
(どうしてこんな不幸なんだろう)
冤罪なのに、誰にも理解されない。信じてくれない。
きっと世界一不幸なのは私だ、そう言い聞かせて心を静めているうちに指定された部屋、1027号室に着いた
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