ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- つくられもの
- 日時: 2010/04/11 09:54
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: YdFp2cHe)
どうも、はじめましての人もいますね。九龍と申します。
今回は、クローン人間が主人公のお話を書こうと思います。
あ、この小説を読む前に、注意書き読んでください。お願いします。
注意書き
・え? 僕の事嫌いですか? じゃあ、ここに来る必要な……あ、何でもありません。でも、帰った方が……。
・え? 荒らし? チェーンメール? ……あぁ、御引き取り願いますね。
・パクリ? いや、ナイナイ!! 御引き取り願います。
・文才……? 解りません。ゴメンナサイ……。
え? これでも残ってくださるんですか……?
残ってくださった方は、小説を見てくれると嬉しいです。
目次
登場人物>>1
第1話>>2 第2話>>3
第3話>>10 第4話>>13
湊のキャラ絵>>27
お客様
朝架様、海鼠様
- Re: つくられもの ( No.23 )
- 日時: 2010/04/07 20:39
- 名前: nanasi (ID: lerfPl9x)
お・ひ・さ
妨害屋としか思えないような感じもするが、相変わらずのnanasiデス(覚えてない? あっはいそうですか……)
またまたお話読ませていただきました→こちらも相変わらず面白かったです〜
て言うか私KY炸裂だな。
- Re: つくられもの ( No.24 )
- 日時: 2010/04/07 20:46
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: dTsoj7JH)
nanasi様へ
覚えてますよ〜。宝探し屋の時、コメントくれましたよね!
……僕の、小説が面白いなんて……感激です!
僕の方が、空気は読みません。むしろ、嫌な空気はぶち壊そうと思っています。
- Re: つくられもの ( No.25 )
- 日時: 2010/04/07 20:55
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: dTsoj7JH)
第6話『……見られた』
「……あの、ここ、何処?」
湊は、二人にそう聞いた。
湊達は、今、神社の前にいる。
「え? 神社でしょ?」
グレンがそう言って、苦笑いする。
いや、そういう事じゃなくて、ここにいる理由が聞きたいんだが……。
湊はそう思ったが、自分の聞き方が悪かったか、と、諦めかけて思った。
もう、この二人には何を言っても無駄である。
「じゃ、行くぞ」
幽美がそう言って、神社の戸を開け、湊と中に入る。
グレンは後から入って、人が入ったと思われないよう、戸を閉めた。
幽美とグレンは、神社の奥までずかずかと入り込む。何処までも罰当たりな連中だ。
湊はそんな二人の行動について行けず、ただ、呆然とその場で立っていることしかできなかった。
「……確か、この下に……」
グレンと幽美は、そんな湊は全然気にせず、畳を取る。
こんな事をしているグレンと幽美は、きっといつか罰が当たると、湊は思った。神社に土足で入り込んでいるあたり、湊も相当罰当たりだが。
「おーい、階段あったぞ。地下遺跡につながる階段!」
幽美がそう言って、湊の方を向き、手招きする。
幽美とグレンの方に行ってみると、石で出来た階段。
……なんで、ここに遺跡があるのだろうか。
三人は、そう思った。
「……あの、君達、なにしてるの?」
背後から声が聞こえて、湊は心臓が飛び出そうになった。
恐る恐る、後ろを見ると、温室で出会った少年が、三人を見つめていた。
「お、雅じゃん! お前こそ、こんなとこでなにしてんだよ?」
幽美がそう言って、少年に笑いかける。
少年は、ため息をついて
「僕が散歩してて、神社の方見たら、神社の戸が開いてたの。で、泥棒かと思って入ってみたら……」
三人がいた、と。
グレンは少年の言葉を聞き、首をかしげた。
……確かに、僕は……。
そう思いかけたが、グレンは、このような事を気にしていてはきりがない、と思って、首を振る。
「……あ、湊君も来てたの? 皆、罰が当たるよ……」
少年がそう言って、苦笑する。
少年にとっては、その程度の軽い事かもしれないが、湊からしたら、罰なんてどうでもよかった。
人に見られた、この姿を。
手には、銃。服の上には、アルサベルト。そして、頭には暗視ゴーグル。
こんな恰好を見たら、誰もが変質者か何かだと思うだろう。
ヘタをしたら、警察に通報されるのだろう……。
「……イヤ、その、俺は……うん」
「ま、この事は、学校で話すから!」
湊の代わりに、グレンがそういう。
少年はコクコクと頷き、神社から出ようとしたが、入り口前で立ち止まって、湊の方を向いた。
「湊君……。僕、まだ名前教えてなかったね。黒羽 雅。僕の名前……、よろしくね」
雅はそう言ってほほ笑んで、神社から出ていった。
幽美とグレンは、雅を笑顔で見送る。
雅の姿が見えなくなってから、三人は思った。
さて、明日、どうやってこの事を誤魔化そうか……?
- Re: つくられもの ( No.26 )
- 日時: 2010/04/08 20:15
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: 0Sb7QHNJ)
第7話『仲間、だよね?』
「……で、君達、一体何なの……?」
雅が、花に水をやりながらそう聞く。
今、三人は、温室で、雅に昨晩の事を話している。
とりあえず、三人が泥棒ではない事は雅には解った。でも、悪人じゃないとは限らない。
「……え? み、密猟者?」
「密猟者がなんでここにいるの? 通報するよ?」
グレンが慌ててそう答えたが、それでは悪人ではないか。
雅は、それを聞いて、携帯電話を学ランのポケットから取り出す。
「いや、俺達は……そう! 豚カツ屋さん!」
「ハイ? 豚カツ屋さんがあんな格好しないでしょ?」
雅からそう言われ、幽美は肩を落とす。
幽美は落ちついているように見えるが、内心かなり動揺しているらしい。
なので、誤魔化す事もまともにできないようだ。
湊は、二人がなにを言っても無駄だと思って、
「俺達は、宝探し屋。遺跡に潜入して、秘宝を奪い……回収する奴等」
と言った。
幽美は、湊と同じく、何もかもあきらめたらしい。日本に来た理由。何故、神社に入り込んだのか。
すべて、すべて話した。
雅は、湊が奪うといいかけた事は気にせずに、じょうろを置いて、幽美の話を聞いた。
「……ふぅん。それは大変だね」
雅がそう言って、苦笑いする。
グレンは、ため息をついて、笑う。
「……ねぇ、君達について行ってもいい?」
雅が三人にそう聞く。
三人は、考えた。
多分、駄目って言ったら凄く落ち込むんだろうな……。この子、気が弱いから……。
三人には、もう、拒否権なんてなかった。
「……うん、いいけど、なにするの? 遺跡で……」
「え? だって、日本の遺跡なんて、どんなものか見てみたいと思うもの」
あぁ、古墳とかみたいなのだと思ってんだろうな。と、幽美は思った。
グレンと湊は、雅の身が心配で、そんなことは考えられなかったが。
そんな三人を見て、雅は少し悲しそうに笑う。
多分、いや、絶対に無理をしている。
今夜の遺跡探索のメンバーは、気弱少年、クローン人間、腹黒フランス人、天然お人よし少年と……。
世にも珍しい、4人組が集まったのだった。
- Re: つくられもの ( No.27 )
- 日時: 2010/04/11 14:03
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: YdFp2cHe)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_l/view.html?39385
湊のキャラ絵を描いてみました。
良かったら見てください。
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