ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- つくられもの
- 日時: 2010/04/11 09:54
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: YdFp2cHe)
どうも、はじめましての人もいますね。九龍と申します。
今回は、クローン人間が主人公のお話を書こうと思います。
あ、この小説を読む前に、注意書き読んでください。お願いします。
注意書き
・え? 僕の事嫌いですか? じゃあ、ここに来る必要な……あ、何でもありません。でも、帰った方が……。
・え? 荒らし? チェーンメール? ……あぁ、御引き取り願いますね。
・パクリ? いや、ナイナイ!! 御引き取り願います。
・文才……? 解りません。ゴメンナサイ……。
え? これでも残ってくださるんですか……?
残ってくださった方は、小説を見てくれると嬉しいです。
目次
登場人物>>1
第1話>>2 第2話>>3
第3話>>10 第4話>>13
湊のキャラ絵>>27
お客様
朝架様、海鼠様
- Re: つくられもの ( No.13 )
- 日時: 2010/04/06 19:12
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: Fi5I.X3D)
第4話『自分の事より、人の方を』
「……えー、今日は、転校生を紹介します」
教室から、教師の声が聞こえる。
湊は、ため息をつきながら思った。
なんで、俺、こんなところにいるんだろうと。
湊は、学校で習うようなことは、博士に教わったが……。
組織の人間としか話した事がないので、普通の人と同じように生活できかどうかはわからないが……結構無理があるだろう。
湊は、ただ、悩むことしかできなかった。
「ほら、君の番だよ。えっと……笹塚君?」
グレンがそう言って、湊の肩を叩く。
いつの間にか、二人は自己紹介を終えていたらしい。
湊はあわてて
「笹塚 湊です。よろしくお願いします!」
と言って、頭を下げた。
その後、三人は席に着き、授業……は受けたが……。
幽美は窓の外を眺めているし、グレンは机に絵を描くしで、真面目には授業は受けていなかった。
教師からの注意は気にしない。
それに、生徒の視線も気にする気はない。
と、いうか、何も気にする気はなさそうだ。
そんな二人の姿を見て、湊は思った。
俺より、この二人の方が心配だな。
と。
湊が心配している事など、二人は知らず、いつ注意されてもおかしくない授業態度で、授業を終えた。
湊は、思った。
博士、俺、帰りたいです! と……。
- Re: つくられもの ( No.14 )
- 日時: 2010/04/06 20:02
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: LTX6Bi5r)
キリスト信者なんですか……!
俺も身分制度あるようなのよりは人類皆平等のほうが好きですけどね^^
なんか……窓の外眺めてる、って言うの幽美らしくて良いですねー^^
なんか、うん、幽美が出てるの嬉しいです^^←
- Re: つくられもの ( No.15 )
- 日時: 2010/04/06 20:09
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: Fi5I.X3D)
朝架様へ
人類平等が一番ですよ。それなら、虐めなし! 人権あり! 差別なし!
……外ばっか眺めて、何も聞きません。1年たっても全然変わってないんです……。
僕も、なんか、彼が出せるの嬉しいです。
- Re: つくられもの ( No.16 )
- 日時: 2010/04/06 20:32
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: LTX6Bi5r)
そしたら……世界平和ですねえ^^虐め差別なし……それはいい!^^
俺なんて落書きばっかりしてて聞いてません^p^
そうですか! じゃあいっぱいだしてください、楽しみにしてます!^^
- Re: つくられもの ( No.17 )
- 日時: 2010/04/06 20:48
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: Fi5I.X3D)
第5話『温室とあの人と』
ま、そんなわけで授業は終わった。
二人は、最後まで、湊に心配されて終わった。
放課後、時間があったので、湊は行きたい場所があった。
「……ねぇ、兄貴、グレンさん、温室……行ってもいい?」
そう、温室だ。
湊は、温室で花を眺めて、笑っている。そんな時間が、大好きだった。
この学校にも温室があると知って、是非行ってみたいと思ったので、二人に聞いてみた。
「ウン、良いよ。じゃ、僕達は、玄関前で待ってるから!」
「5時くらいには戻ってこいよ!」
二人の答えを聞いて、湊は、嬉しそうに微笑みながら、温室へ向かった。
温室のドアを開けると、そこには、じょうろを持っている少年。
多分、花に水をやっていたのだろう。
「あ、君……。笹塚……君?」
少年が、そう言って、湊に近づいてきた。
……ん? 何だ? この香り。
少年から、華やかで、やわらかい、湊が好きな花の香りがしました。
湊の好きな、カトレアの……香り。
「ね、君、カトレア、好きなの?」
湊は、少年にそう聞いてみました。
突然の事に少年は戸惑いましたが、やわらかく微笑んで、答えました。
「……ウン。好き。でも、どうしてわかったの?」
「なんか、カトレアの香りがした。それだけ」
「……あぁ、ホワイトカトレアの香水の……」
湊は少年の答えを聞いて、笑いながら聞いた。
「ねぇ、ここには、どんな花があるの?」
少年は湊の問いに、楽しそうに答えた。
「えっと、ドラセナ、アナナス、アラマンダ、エピデンドルム、月下美人……」
少年の話を、湊はコクコクと頷きながら聞く。
「パイナップル、アロエ、カカオ……」
「え? 後半から食物形になってるんだけど?」
湊がそう言うと、少年は、クスクスと笑った。
ってか、パイナップル、育つの? 育つと思ったから植えてるの?
この学校は、一体どうなっているのだろうと、湊は疑問に思った。
その時、幽美から言われていた事を思い出した。
5時くらいには、戻ってこい、と……。
心配になって、時計を見ていると……。
5時まで、あと数分という状態になっていた。
湊は、これはヤバいと思って、温室のドアを開けて、玄関まで走って行った。
これは、湊が玄関に向かっている時に気付いた事なのだが……。
そういえば、俺、あいつの名前、聞いてなかった。
まぁ、またあったときに聞けばいいと思いながら、湊は走って行った。
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