ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- /操り人形 .
- 日時: 2010/04/17 14:57
- 名前: 小夜 ◆XJXbtjB8eQ (ID: 34QCmT3k)
名前を変えて再登場の小夜でございます-p-
背筋がゾッとする恐怖系より、
精神的にじわじわ来るような小説を好物とします(
なのでちょっと物足りない方もいるかも?
しかし、私の気分次第では
いくらでも危ない方向に行っちゃいそうなんで、
その時はストップかけてください(笑
行き詰まったときは勝手に独り言をry←
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プロローグ>>1
第 一 章 、 音 色
01>>2 02>>3 03>>10 04>>11
- Re: /操り人形 . ( No.8 )
- 日時: 2010/04/11 20:39
- 名前: はるか、 ◆iF2YFA4/ws (ID: XkXzKb57)
はじめまして! はるか、と申します★、
私も小夜さまと同じような小説が好きですノ←
私もピアノを習っているのですが、母はあまり興味がないらしく、ほっぽってくれてますw
なので主人公の辛さは少々わからないですが、とても面白そうだなと思いました。
どうでもいいのですが、私もつい最近まで小学生でしたが、とても面白いと思いますよ∀
なので、更新がんばってください!、
それでは。
- Re: /操り人形 . ( No.9 )
- 日時: 2010/04/17 13:55
- 名前: 小夜 ◆XJXbtjB8eQ (ID: 34QCmT3k)
まさかこんなにコメントをいただけるとはΣ
感動して泣きそうです!
狂乱さん、スペシャルさん、りんさん、はるか、さん
ありがとうございます!(
まだまだ未熟ですが、
これからも頑張ります^p^@
- Re: /操り人形 . ( No.10 )
- 日時: 2010/04/17 14:29
- 名前: 小夜 ◆XJXbtjB8eQ (ID: 34QCmT3k)
「綾香、何をしているの、もう10分前よ」
そう言う母の声で我に返る。
急いで制服に着替える私を、母は何の感情も無い瞳で、ただ見つめていた。
推薦が決まった、全国的に有名な音楽学校への入学式の日。
母はそれをどんな気持ちで迎えたのかは知らないし、知りたくもないが、私は決して楽しみでもなく、誇らしくもなかった。
制服一式に身を包む。心なしか、それはひんやりと、冷たく私の身を包んだ。
クローゼット内の気温が低かったからだ、と思う気にはなれない。
これから私を支配し続ける、『欲望と執念』に、
『人形の洋服』に袖を通したからだろう。
「———東條、綾香」
人形の洋服に身を包んだ私は、人形の如く入学証書を受け取り、人形の如く一礼をする。
私と目があった校長の顔が、一瞬不可解な物でも見るかのような顔になったのは、気のせいだろうか。
全ての生徒が入学証書を授与し終わると、校長が、学校のシステムについて話し始めた。
この学校は、ピアノ科、声楽科、管弦楽科に分かれていて、その生徒の能力の向上に合わせてクラスが変わっていくものらしい。
初期段階のクラスは、新入生実力試験で判断される。そして、欠席日数があまりにも多く、授業、試験等で基準値以上の成績が取れなかった場合は、留年・留学、場合によっては強制退学もあるらしい。
保護者席にいる母と悠が見えた。
悠が、悲しそうな顔をして俯いている。
でも母は————笑っていた。
きっと嬉しいのだろう。
自分の子供の能力を、周囲に知らしめることができるのが。
———自分の玩具を見せびらかすことができるのが。
また頭痛が始まって、落ち着けるために息を深く吸うと、周囲の雰囲気に浸食されそうな気がして、恐ろしかった。
- Re: /操り人形 . ( No.11 )
- 日時: 2010/04/17 14:54
- 名前: 小夜 ◆XJXbtjB8eQ (ID: 34QCmT3k)
疲れた身体をベッドに投げ出すと、すぐに全身を包む眠気。
指も足も脳も、全てがボロボロになったかのような感じに襲われている。
———入学式から帰ってきてすぐに、私は練習室へ連れて行かれた。
「実力試験は筆記に加えて、ピアノもあるの。これでまず綾香の実力が試されるのよ。いいわね?私も、入学したてにこの試験を受けたわ。もちろんトップで、始めからSクラスよ。貴方もそうじゃなきゃ駄目なの。私よりも、ずっと上のレベルになりなさい。誰かに劣ろうなんて事があったら、その時は終わりだと思ってなさいね」
最後まで聞かないうちに、吐き気がした。
耐えられなくて下を向くと、母はさらに私に近づいて、こう言った。
「貴方がこの学校でトップの成績を収め、世間に名を広げれば、いずれ将来も楽よ。私の名を借りて、いくらでも有名になれる。それどころか、私にまで名誉があるんだから、これ以上の嬉しい話は無いと思うけど——?」
「っ・・・!!」
嫌だ。嫌だ。嫌だ。
そんなの私は望んでない。
目の前にいる人間を、自分の母だと思いたくなかった。
これは悪魔だ。私を騙し、幻覚を見せて苦しませようとしているんだ。
悪夢。悪夢。これは現実じゃないんだ—————
「綺麗な月・・・」
カーテンの隙間から見える月に、思わず見とれてしまう。地獄の様な世界を、しばし忘れることができる時間。
「いっそのこと、星になりたい」
もっと月に近づいて、いつまでも眺めていられればいいのに。刹那よりも短い時間で燃え尽きる星でもいい。青々とした孤独な星でもいい。
———この世界から、解放されるなら。
涙で滲む月なんて見たくないと思い、私は急いで目を閉じて眠りについた。
- Re: /操り人形 . ( No.12 )
- 日時: 2010/04/17 15:17
- 名前: 小夜 ◆XJXbtjB8eQ (ID: 34QCmT3k)
眠い(
執筆できんっ
あ、そうだ
この小説で新人賞に応募しようかと思ってるのですが、
どうでしょうか?
まあそんな甘いレベルではないと思いますが(
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