ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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†Against Death† 【オリキャラ求む!!】
日時: 2010/05/07 19:19
名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)

ども。
毎度おなじみの暮破さんです。(馬鹿

今回の小説のテーマは
『死に抗う』というものになっています。
理不尽に命を奪われた少年達が
神や運命に逆らい抗う様子を描いていけたらと……。

前作と同時進行で行かせていただこうかなと思っているところです。

毎回言いますが、
駄文でホントすいません!!
でも、これが暮破なのです(なんか偉そう

ルールはいつも通り。
後々書きますね。

では、†Against Death† お楽しみ下せぃ。

†Against Death†

オリキャラ用紙 >>05

Opening...  >>01

第一話 「Live」 >>02
第二話 「Hot」 >>04
第三話 「disquieting」 >>08
第四話 「memory」 >>12
第五話 「why」 >>13
第六話 「advance」 >>18
第七話 「comfort」 >>19
第八話 「critical」 >>26
第九話 「homicide」 >>31
第十話 「a vicious circle」 >>36



†お客様†
◆邪狼様◆とりもち様◆金平糖様◆牙暁様◆
◆teech様◆シリア様◆不如帰様◆アドレス様◆
◆バーセンター様◆禰音 鏡幻様◆
†お知らせ†
4/22 オリキャラ用紙完成and募集開始



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Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.9 )
日時: 2010/04/23 22:07
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: fh.wbL8r)

■オリキャラ用紙■
名前:瑞口 白秋 読み方:ミズグチ ハクシュウ
性別:男 年齢:15
性格:基本静かで、あまり喋らない。のんびり屋さん。
   本を読んだりするのが好き。
   好きな人がいるが、話しかける事ができない。
   基本は普通の高校生。
容姿:黒ぶちめがね。髪は茶髪で、首まで。
   目が普通と違い琥珀色。
普通の人間。
武器:(なるべく分かりやすいものを...基本使わず、頭を使ってトラップとかを作ったりする。
その他:普通の人間なのだが、死神とかが見えてしまう人間。
    本当は数年前には死んでいたのだが、死神が見えるので、逃げたり、戦ったり。
    死神に怪我をさせたりしている。

Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.10 )
日時: 2010/04/23 22:15
名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)

■オリキャラ用紙■
名前:嘉神 雅焔 読み方:カガミ ガエン
性別:女 年齢:14
性格:好奇心旺盛だが長続きしない。物事を突詰めて考えるのが苦手。
容姿:亜麻色の髪の長髪。瞳は紺碧。黒い洋服を着用。身長141cm
死神
武器:黒い錬(が無理なら刀で
その他:極度の甘党で常にお菓子を携帯。一人称は僕。
    身長が小さい為、小学生に間違えられる。

Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.11 )
日時: 2010/04/24 19:24
名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)

お二人共、あんがとです。
これで僕の小説がなんとか保てます(ホッ

では、更新します!!

Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.12 )
日時: 2010/04/24 19:54
名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)

第四話 「memory」

茶髪の少年には見覚えがあった。
何処で、何時……それは思い出せないが。
「俺に、用?」
日向先輩の嫌悪感のある話し方からして仲間、という訳ではなさそうだ。
警戒心は強まるばかりだった。
「そうそう。アンタ、柴崎 梓都だろ?」
俺が返事をしないままでいると、彼らはのん気に言った。
「あー自己紹介してなかったな」
なんかこの会話は二回目な気がする。
「俺は西澤 稀緒(ニシザワ キオ)だ。そして隣で飴食ってる奴が龍本 黒斗(リュウモト コクト)」
西澤、稀緒。
その名前にはやはり聞き覚えがある。
俺の中に分からないもどかしさが広がっていく。

「西澤、稀、緒……」
その名を口にした時だった。
急にひどい頭痛に襲われた俺は頭を抱え込む。
「っ、う……あ……」
その頭痛は生半可なものなんかじゃなくて、ハンマーか何かで頭を殴られているようなそんな痛み。
「梓都ちゃん!?」
突然の事態に日向先輩が俺の元へ駆け寄る。
驚いているのは日向先輩だけじゃなく、死神を名乗る二人も俺達の様子を見ている。
「なぁ、稀緒。お前、あの子に何かしたの?」
飴を舐めながら黒斗がそう尋ねる。
「いや、なんもしてねぇけど。俺が原因なのは確かみたい」
そう言う奴の表情は何故か嬉しそうに見えた。

「貴方達!! そこで何してるの!?」
聞こえたのは夕日の声。
ひどい頭痛のせいで視界がぼやけ、夕日なのかはっきり分かるわけではないけど。
「チッ……。五対二はさすがにキツイな。退散するか」
そう言って西澤は姿を消す。
「ちょっ、俺を置いてくなよ!!」
続いて龍本も姿を消した。
未だに続く頭痛は痛みを増すばかりだった。
そんな状況ではっきりとは聞こえなかったが、奴の、西澤の口は確かにこう言っていた。

『次、会う時を楽しみにしてるぜ』

それが何を意味しているのか分からない。
でも奴と俺の間に何か関係があるのは確かだ。
それにこの頭痛。
だんだんと痛みのせいか意識が遠のいていく。
駆け寄ってきた夕日、霧島さん、椛の姿も既に見えなくなってきていた。
そんな時、四人の後ろに見たのは……

「父さ、ん……?」

俺と似た髪色、そして全てを見透かしたような黄金色の瞳。
それは今まで思い出せなかった父親の姿だった。

そこで俺の意識は薄れ、支えのなくなった身体は地面へと崩れていく。
寸前で霧島さんが受け止めたのを最後に

意識を繋ぐ糸は完全に切れた——

Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.13 )
日時: 2010/04/25 19:18
名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)

第五話 「why」

夢を見ていた。
意識が途切れた後、俺はあの時、つまり見知らぬ男によって命を奪われた時と同じ状況だった。
ただ眠っているような感覚。
意識がなくなるとこうなるんだな、なんてのん気な事を考えながら俺はただ目を閉じていた。
『おいで、梓都』
何故今まで忘れてしまっていたのだろう。
その声は大好きだった父さんのものだった。
ふと目を開けば真っ白な背景に俺と父さんだけが浮かんでいる。
これは俺の精神内なのだろうか。
よく分からないが、今自分のいる状況が普通ではないのは確かだった。
『やっと思い出してくれたね、梓都』
父さんは静かに優しく微笑みそう呟く。
『俺の事、そして“奴”の事も……』
奴、西澤 稀緒の事だろうか。
でも俺はまだ、西澤の事を何も知らない、いや何も思い出せてはいない。
「父さん、俺は——」
俺が父さんに向けて奴の事を尋ねようとした時だった。
父さんは俺の口をそっと閉じさせ、スッと消えた。
最後にこう一言残して。

『また、会える』

そこで真っ白な世界は割れたガラスのように飛び散り崩れる。
「父さん!!」
名を呼んでも父親の姿が現れる事はない。

崩れた世界の変わりに耳に入るのは俺の名を呼ぶ声。
「—と、梓都!! おい!!」
その声は日向先輩のものだった。
ハッと目を開く。
目の前には、夕日に日向先輩、霧島さん、椛、それに見た事のない同い年ぐらいの少年。
「お、れは……」
起き上がろうとすれば、茶髪で眼鏡のその少年に「まだ起きないほうがいい」と寝ていたソファーに戻された。
「梓都、何があったのよ?」
夕日が心配そうな瞳で俺を見つめた。
確か、二人の死神が現れて、俺に用があると言って……。
西澤の名を呟いた瞬間にひどい頭痛に襲われ、そのまま意識を手放した。
夕日にそう説明すれば、気難しい顔をして悩みこんでしまた。
「そう。分かったわ。説明ありがとう」
夕日はその表情のままそう言って寮の一部屋から出ていった。
「あ、それで、あの……アンタは?」
俺は茶髪の少年にそう尋ねる。
「あ、僕は瑞口 白秋(ミズグチ ハクシュウ)君と同じ高二だよ。あーでも死んだのは三年前だから、一応僕のほうが先輩になるね」
俺が「よろしく、お願いします」と言えば、彼は頷いた。
「僕の事は白秋って呼んでくれればいいから」
そう言って目を本へと移した。

父さんの事、何故今まで忘れていたのか。
それだけがどうしても分からない。
あんなに仲が良くて、ずっと一緒にいた人なのに。

何故、
何故、
何故……——

その言葉が頭の中で回り俺を混沌へと落としていく。


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