ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- †Against Death† 【オリキャラ求む!!】
- 日時: 2010/05/07 19:19
- 名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)
ども。
毎度おなじみの暮破さんです。(馬鹿
今回の小説のテーマは
『死に抗う』というものになっています。
理不尽に命を奪われた少年達が
神や運命に逆らい抗う様子を描いていけたらと……。
前作と同時進行で行かせていただこうかなと思っているところです。
毎回言いますが、
駄文でホントすいません!!
でも、これが暮破なのです(なんか偉そう
ルールはいつも通り。
後々書きますね。
では、†Against Death† お楽しみ下せぃ。
†Against Death†
オリキャラ用紙 >>05
Opening... >>01
第一話 「Live」 >>02
第二話 「Hot」 >>04
第三話 「disquieting」 >>08
第四話 「memory」 >>12
第五話 「why」 >>13
第六話 「advance」 >>18
第七話 「comfort」 >>19
第八話 「critical」 >>26
第九話 「homicide」 >>31
第十話 「a vicious circle」 >>36
†お客様†
◆邪狼様◆とりもち様◆金平糖様◆牙暁様◆
◆teech様◆シリア様◆不如帰様◆アドレス様◆
◆バーセンター様◆禰音 鏡幻様◆
†お知らせ†
4/22 オリキャラ用紙完成and募集開始
- Re: †Against Death† ( No.4 )
- 日時: 2010/04/21 18:59
- 名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)
第二話 「Hot」
「はい。貴方の新しい制服よ」
新しく渡された黒が基調のブレーザー。
正直ありがたかった。
こんな血塗れの制服なんて着て歩けないからな。
「ん。ありがとう」
俺はそう言って制服を受け取った。
「あと、これも渡しておくわ」
そう言って彼女が取り出したのは銀に光る小さなエンブレム。
表には十字架を背負った蝶が描かれていた。
「これ、は?」
俺が問えば、夕日は頷きながら話し出す。
「これは、生徒会の役員に渡されるエンブレムよ……表向きはね」
まず生徒会役員のエンブレムを渡された事に驚きたいが、俺は表向きといういかにも訳ありそうな言葉に引っかかった。
「表向き、ってどういうことだ?」
「そのままよ。私を筆頭とした生徒会は表向きの姿。もう一つ、この学園には“対死神部隊”というものがあるの。それが裏の生徒会」
なんだかよく漫画やアニメなんかである展開だ。
俺は今、夢でも見ているんじゃないだろうか。
そう思わずにはいられなかった。
しかも、それに入れと言わんばかりにエンブレムを押し付けられる。
出来れば受け取りたくはないのだが。
「受け取りなさい。じゃなきゃ……」
俺の頭に小型の拳銃が突きつけられる。
「殺すわよ?」
爽やかな笑顔でひどい脅迫を受けた。
なんで女の子がこんな危ない凶器を常に装備してあるんだよ。
そう言いたかったが、今はエンブレムを受け取る事が先のようだ。
「ありがたく受け取らせていただきます」
俺は泣く泣くエンブレムを受け取ることとなった。
彼女はその爽やかな笑顔のまま続ける。
「受け取ったわね? これで貴方はこの黒羽学園生徒会役員、そして対死神部隊の一員となったわ!!
仲間達の紹介をしておかなくちゃね」
そう言って後ろに立っていた面々達を紹介し始めた。
「この金髪尻軽が梶 日向(カジ ヒュウガ)よ。学年は貴方の一つ上の三年生。
男女関係なしに襲ってくるから気を付けなさい」
さっきソファーに座っていた彼だった。
「よろしく。梓都ちゃん」
ちゃん付けをされ額に青筋が立った事、俺だけの秘密にしておく。
「で、こっちの眼鏡が霧島 現(キリシマ ウツツ)。彼も三年生よ。頭は良いけどなんだか性格が歪んでるわ」
霧島、さんはチラッと俺を見てすぐに視線を本へと戻す。
ここまで黒髪の似合う人がいるのかと違う方面で感心した。
「そして、安藤 椛(アンドウ モミジ)。学年は貴方と同じ二年で銃を持たせたら一瞬で学園が破滅するわ。それぐらいの腕の持ち主よ」
椛と呼ばれた彼女は愛銃であろう二つの拳銃を念入りに磨いている最中だった。
「……よろしく」
一言返され、俺も慌てて挨拶をした。
「まぁ、まだまだメンバーはいるけど今日いるのは私を含めこの四人よ。
改めて、黒羽学園生徒会へようこそ。私達は貴方を大歓迎するわ」
そう言って差し伸べられた手。
俺は少し躊躇しながらもその華奢な手を取った。
「えっと……よろしく」
俺がそう言えば彼女達は微笑んで頷いた。
なんだか温かいものを感じて涙腺が緩む。
「あー梓都ちゃん、泣いちゃう?」そんな事を梶に言われ、俺は違うと一喝した。
楽しい時間はそう長くは続かない。
自分という存在を思い知らされる時は
もうすぐ後ろまで 迫っていた——
- Re: †Against Death† ( No.5 )
- 日時: 2010/04/22 15:13
- 名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)
次の話からキャラがたくさん必要になってくるんですよォ(泣
能無しの暮破には考えられません(甘
てわけで、
オリキャラ募集をいたしますっ!!
■オリキャラ用紙■
名前: 読み方:
性別: 年齢:
性格:
容姿:
死んでいるor死神or普通の人間
武器:(なるべく分かりやすいものを...
その他:
- Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.6 )
- 日時: 2010/04/22 17:24
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: EUGuRcEV)
えと、初めまして!
邪狼と言うものですww
お上手ですねぇwwその文才、僕にも分けていただきたい((
早速オリキャラをだしてしまおうかなと←
■オリキャラ用紙■
名前:龍本 黒斗 読み方:りゅうもと こくと
性別:♂ 年齢:15ぐらい
性格:ものすごく子供っぽい性格。何もかもが遊び。
容姿:肩より少し上まである黒髪に黒い瞳。フード着用。
死神
武器:銃
その他:飴が大好き。常に舐めている。
- Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.7 )
- 日時: 2010/04/22 19:14
- 名前: とりもち (ID: O9GTNW/u)
小説読みましたー
発想が凄いですね!
私も見習いたいです。
名前:不知火 暦 読み方:しらぬい こよみ
性別:女 年齢:外見は15歳程
性格:他人をからかうのが好きな、おどけた性格。
容姿:古風な黒のセーラー服。おかっぱの黒髪。赤い瞳。
死神
武器:十字槍
その他:死神なのに生き物の命を奪わない変わり者。その為、他の死神からは嫌われている。
- Re: †Against Death† 【オリキャラ求む!!】 ( No.8 )
- 日時: 2010/04/23 19:46
- 名前: 獅堂 暮破 ◆iJvTprGbUU (ID: D0RCrsH7)
第三話 「disquieting」
まだ説明が足りないところは多くあるが、時刻は午後十時。
「そろそろ寮に戻ったほうがいいな」
霧島さんがそう呟く。
全員その意見に賛成なのか、帰宅準備をし始めた。
「え、寮って……」
俺はまたも話についていけない状態だ。
「……貴方、生き返ったとは言っても一度死んでいるのよ? ……言いにくいんだけど」
夕日がそこで一度口を閉じる。
言いにくそうに俺の顔を見ながらポツリと呟いた。
「今まで関わってきた人達に、貴方という人間の記憶はないの」
一瞬のうちに空気が冷たくなる。
皆同じ事を経験してきたのだろう。
悲しいような辛いような、複雑な表情を浮かべていた。
こんな状況で何だかんだ訊く事は出来ないと俺は判断した。
「あ、ああ。そうなのか。じゃぁ、家になんか帰れないよな」
表面上は笑っていても心は歪み乱されていた。
多分、俺は今笑えていない。
そう自分でも分かってしまうほど俺は混乱していた。
「……ごめんなさい」
夕日が俯きながら言う。
「謝るなよ。アンタのせいじゃねぇし」
俺はその歪な笑顔のまま夕日の肩へ手を置いた。
夕日は一瞬びっくりしたように目を見開いたが、すぐにあの偉そうな笑顔を浮かべた。
周りの空気も和らぎつつある。
「じゃ、寮へ行くわよ!! 私達が直々に案内してあげるんだから光栄に思いなさい」
俺は「へいへい」と適当な返事を返し彼女らの背中を追った。
*
「あれが柴崎 梓都? なんか、あまり強そうじゃないねぇ」
黒髪の少年が学園の門の上でそう呟く。
歳は十五ぐらいだろうか。
フードを被っているせいでよく顔が見えない。
「……なんかあの顔、見た事あるんだよな」
その隣で茶髪の少年がボソッと呟く。
手を顎に当てながら何か考えているかのように唸っている。
「んだよ、稀緒。知り合いだったりすんの?」
「んー……。分かんねぇ。顔に見覚えがあったからさ」
気のせいかな、彼はそう思い考えるのを止めた。
*
何だか視線を感じ、振り向いてみる。
だがそこには誰もいない。
俺は今、日向達と寮の前に立っていた。
忘れ物をしたという夕日に加え、椛と霧島さんはコンビニへ買出し。
現在、日向と共に三人を待っているところだった。
「ねぇー梓都ちゃんって髪の色、珍しいよね」
そんな呟きを落とす日向。
確かに俺の髪の色は珍しいかもしれない。
銀色のような白のような色。
「しかもサラサラだし」
日向は俺の髪を指で軽く梳いた。
「あー……確かに珍しいかもな。てか触んなよ」
俺がそう言うと日向は「ひどい!! 俺一応先輩なのに」なんて叫んでいた。
コイツ……一応、日向先輩はなんだか年上のような気がしない。
だからか案外すぐに打ち解けられた。
先輩というよりは友人のような打ち解けやすさだった。
「これから、よろしく……」
小さく漏れたその言葉に、日向先輩は嬉しそうに頷いた。
その時だった。
「あー和み中悪いんだけど、死神でーす」
背後から聞こえた声に俺達は振り返る。
少し前から感じていた同じ視線に俺は警戒心を強めた。
「チッ。今は夕日ちゃんいませんよ? 死神さん」
日向先輩の言葉には嫌悪感があった。
「相変わらずつれないねぇ。日向」
「今日の用は、アンタの隣の子だよ」
そう言うのは歳は同じくらいに見える茶髪と黒髪の二人の少年だった。
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