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- 無くしたキオク。
- 日時: 2010/09/04 23:42
- 名前: クゥ (ID: NdLDblhC)
登場人物
名前
桜井 隼人(さくらい はやと)
性別
男
とある高校の普通の二年生。幼い頃に両親を亡くし、親戚の家で暮らしている。小学の時に交通事故に巻き込まれ、一部記憶を無くしている。後に特別な能力を持っていることに気づく。大人しくて何事にもやる気を見せない。
名前
桐島 紗雪(きりじま さゆき)
性別
女
隼人と同じ高校に通う二年生。過去に誰にも言えない事件に遭い、とある場所には一切近づかないようにしている。元気で前向きに物事を考える。
名前
朝倉 久遠(あさくら くおん)
性別
男
隼人と同じ高校の二年生。隼人の交通事故のことを知っていて、隼人の親友。お人好しでお節介。
以下は名前だけにします。
高波 朔夜(たかなみ さくや)
秋山 蓮(あきやま れん)
響 寧(ひびき れい)
嘉神 雅焔(かがみ えん):パートナー・・・旭戯
妖は今のところ9匹です。
狛狐(はっこ)
化猫(ばけねこ)
麟鳥(りんちょう)
哭龍(こくりゅう)
旭戯(あさぎ)
露紅(ろうこう)
終(おわり)
カルセオラリア
火比(ほころ)
・・・すみません。やり方がイマイチ分からなくて;
;次から始まります。
- Re: 無くしたキオク。 ( No.1 )
- 日時: 2010/05/30 15:07
- 名前: クゥ (ID: NdLDblhC)
「パパ?ママ・・・?」
_痛い。苦しい。
「生きてるの?」
_見たくない・・・
「僕も、このまま」
_死ぬのかな・・・?
「っ!!はぁっ・・・またか・・・」
俺は桜井隼人。ここらじゃ有名な高校に通っている。
今日から二年生になるという日なのに昔の事の夢を見てしまった。
朝から背中が汗だくになってしまった。
俺は制服に着替えながらため息をついた。
夢の事で、ではなく学校のことで、だ。
「はぁ・・アイツとは一緒になりたくねぇな・・・去年みたいにされたら困るし;;」
ぶつぶつと文句を言いながら一階に下り、作ってある朝食をゆっくり食べ、時間になるまでテレビを見た。
見ながらふと思った。
「ホントの日常って、こんなモノなのかな・・・いや。それはないか」
だってこれが日常なら、多くの子供が親を亡くすのだから。そう考えただけでゾッとする。
俺はテレビを消し、早々に玄関から外へ出る。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい。隼人くん」
それまでその場にいなかったのに、俺が外に出るときはいつもそこにいる。
俺は振り向かずに学校へ向かった。
何故なら返事を返したのは___
続きは考えていますが、更新は不定期です;;
近いうちに続きを書きますので、感想を頂けると嬉しいです^^
それでは。
- Re: 無くしたキオク。 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/30 18:33
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
妖ものですか!いいですね〜。
私は妖とか大好きなので、只今興奮しています。
続き、楽しみにしています☆頑張って下さい!
- Re: 無くしたキオク。 ( No.3 )
- 日時: 2010/06/01 16:29
- 名前: クゥ (ID: NdLDblhC)
ども。暇が出来たので続きを書きにきました^^
神無月さん、感想ありがとうございます!!
神無月さんも妖好きですか^^私もとっても好きなので、趣味に合うような話を作っていきたいと思います。
あ、登場人物に多少変更がありますので、よく確認していただければと思います;;
では続きをどうぞ。
- Re: 無くしたキオク。 ( No.4 )
- 日時: 2010/06/01 17:40
- 名前: クゥ (ID: NdLDblhC)
朝。俺はあの後学校へ登校し、クラス替えの紙を見に行った。
「さて・・・俺のクラスは・・・お。A組だ」
俺はすぐに自分の名前を見つけた。他にも前のクラスメイトが載っていたので、これなら上手くやっていけそうだと思った。
しかし、その淡い期待は一瞬にして消え去った。
何故ならば。
「は〜や〜とっ!」
「ぅわっ!?なっ・・・紗雪・・・っ」
トラウマになりつつある桐島紗雪が一緒なのだ。一年生の時に嫌な思い出を作らされた人物で、幼馴染でもある。
俺は極力目を合わせないようにして紗雪と会話をする。
「また一緒だね♪隼人」
「あ、ああ・・・」
「今年は何しようかな〜♪」
「っ!?・・・も、勝手にしろ;;」
紗雪は好き勝手に俺をイジメる計画を立て始めた。俺は半ば諦めて会話を続けた。
と、話をしながら教室に向かっていると、右の視界の隅に黒いモノが入った。俺は咄嗟にソレを掴んだ。
紗雪は俺の異変に気が付き、問う。
「ん?どうしたの?」
「いや・・・先に教室に行っててくれ」
「あ、ちょっと!」
俺は紗雪が大声で俺を呼んでいるのを無視して、誰もいない男子トイレへ走って行った。
「はぁ・・・朝早くから居るのか・・・」
「離せっ!このっ・・・」
俺が先刻掴んだモノ。それは<妖>という生物。
妖は視える者しかその存在を確かめることが出来ない。
俺は交通事件に遭った後から視えるようになった。但し、妖を退治する力は皆無に等しい。
手の中にいる妖は小さく、身体は漆黒の黒色で、鼠に似た体形をしていた。このくらいなら名前はついていないはずだ。
俺はため息をついて妖に問う。
「お前・・・学校に何しに来た」
「力が無いヤツに関係ないだろ」
「でも握り潰すことは出来るぞ?ほら」
「痛てててっ!やめろっ!」
妖は俺の問いに全く答えなかった。ムカついた俺は除々に手に力を入れていく。妖は目に涙を溜め、小さな悲鳴をあげる。俺は力を緩め、再び問う。
「もう一度いう。何しに来た」
「・・・ただ、遊びに来ただけだ」
「本当か?」
「ああ。何にせよ、朝のうちは思うように外に出れないからな」
「・・・じゃあ、危害は加えないんだな?」
「当たり前だ」
「・・・分かった」
俺は半信半疑で繰り返し問うと、妖はまっすぐ俺を見た。俺は妖を信じ、手から離す。妖はすぐにその場から消え去った。
俺はすっきりしないまま教室へ向かった。
今日はここまでです。文章がおかしくなければいいのですが・・・;;
今回はあまりシリアスでなかったような;;次回は暗くしたいと思います。
それでは。
- Re: 無くしたキオク。 ( No.5 )
- 日時: 2010/06/01 23:38
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
いや〜 文章力ありまくりですね!!
妖を見ることができるのっていいですよね・・・。
霊感ほしい!!!・・・すみません、興奮してしまいましたorz
次はシリアスな展開になるんですか!
楽しみにしてます☆
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