ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Midsummer BattleField
日時: 2010/05/30 20:13
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
参照: コメディで活動中の、絵磨だす((

少女達の楽しい夏休みは——。


一気に、残酷な夏休みへと変わって行った。




作者の名前一覧*
絵磨◆VRtMSlYWsU
舞尋◆VRtMSlYWsU
↑どっちかにコロコロ変わります(ぇ

シリアスではお久しぶりです^^*
主にコメディで活躍してます♪
今回は、まぁ挫折しないように頑張っていきたいです!

Midsummer BattleField
『真夏のバトルフィールド』
更に訳すると、
『真夏の戦場』

※グロ場面が多少あるかもしれません;
※荒らしや中傷お断り
※更新ペース亀です
※コメ返し出来ない時もあります;

それでもいい方は、どうぞ〜っ♪

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Re: Midsummer BattleField ( No.16 )
日時: 2010/05/30 22:03
名前: 香織 ◆H9YqiiQtJw (ID: ZclW4bYA)


>>15

舞尋に便乗して(ぇ
戦ロミ更新してみたww

麗紗超こええ(・ω・;)
なんか凛子みt(ry

あ、あのお方(ぇ
また名前かえてたよ(ぇ

Re: Midsummer BattleField ( No.17 )
日時: 2010/05/30 22:04
名前: 舞尋 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
参照: コメディで活動中の、絵磨だす((

第九話


*舞南華目線に戻ります*


「あっつ〜……。さすが夏」
「耐えらんね……。志都美、もっかい風呂入っていい?」
「うん、いいよ」
「さんきゅ」


夜——。
私たちは、大きな寝室で寝転がっていた。
今は夏だし、ここは島なのですごく暑い。
沙理奈はお風呂に行っちゃったし……。


「よくここの島の人たちは大丈夫だね」
「うん」
「あたしなら、熱くて溶けちまうよ」


稀李が「あははっ」と笑った。
確かに、稀李の言うとおり熱くて溶けちゃいそう……。


「……ま、まぁ朝方は少し涼しくなるから。明日は海水浴に行こ?」
「海水浴!?」
「おぉ、ナイスアイディア!!」
「志都美様〜!!」
「ちょ、三人ともぉ〜」


私たちは、大声で笑った。
本当にこのメンバー、楽しいなぁ……。


「暑っ! 志都美に抱きついたら暑っ」
「そりゃそうだよ〜」
「冷たいお茶でも入れる? 志都美、冷蔵庫開けるね」
「メアが家政婦に見える」
「やだぁ、稀李ったら」


私たちは更に暑くなり、窓を全開に開けた。
メアは冷たいお茶入れてくれるし……。
これで涼しくなればいいけど。


「——あー、いい風呂であった」
「ちょ、沙理奈早ぇよ!!」
「だってシャワーだけだもん、悪いかよ」
「はいはーい、お茶が入りました〜」


濡れた髪の毛を乱暴にタオルで拭く沙理奈。
メアはそんな沙理奈の横のテーブルに、五つのお茶を置いた。


「はい、これで暑い夜を快適にしましょ〜」
「ん、お茶冷て〜」
「あがががが、頭がキンキンするぅ……」
「沙理奈、一気に飲みすぎ〜!!」


私たちは笑いながら、お茶を飲んだ。
平和なところで仲間と笑い合う——。
とても素敵なことだよね。








このひと時が、ずっと続けばいいのに——……。


Re: Midsummer BattleField ( No.18 )
日時: 2010/05/30 22:06
名前: 舞尋 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
参照: コメディで活動中の、絵磨だす((

>>16
おおおwwww
早速コメしに行くwwww

麗沙怖いよね、うひょ(ぇ
確かに、なんか凛子に似てるかもしれない((
でも、多分麗沙の方が色んな意味で怖いかもしれぬ(ぇ
でも麗沙より、衣織の方が怖かったr(ry

まじか∑
そういえば、メール返信してない0Д0
ごめんよぉぉぉぉおぉぉぉぉ><


Re: Midsummer BattleField ( No.19 )
日時: 2010/05/30 22:09
名前: 香織 ◆H9YqiiQtJw (ID: ZclW4bYA)


>>18

あんがとぅっすっ(ぇ

皆怖いぞよ((
なんか、凛子と麗紗あわせたら
意気投合しそうな……(ぇ

大丈夫だべさ(ぇ
なんかさーあのお方の小説
いっつも、同じパターン(ぇ

Re: Midsummer BattleField ( No.20 )
日時: 2010/05/30 22:41
名前: 舞尋 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
参照: さぁ、ショータイムの幕開けだ!(誰

第十話


平和って、突然崩れるものなの?


ねぇ、なんで?


さっきまで、あんなに楽しかったのに——。


**


「——美お姉ちゃん!! ——都美お姉ちゃん!!」


突然声が聞こえた。
——あれ、私たちいつの間にか寝てたんだ……。
皆で騒いでたから、疲れちゃったのかな……?


私は目を擦りながら、起き上がった。


「……っあ、舞南華さん……!!」
「……まひゅみひゃん?」


起きたばっかりなので、なんか呂律がおかしい。
私は暗闇の中、目を凝らした。


「舞南華さん、皆と一緒に……!! 早く逃げてください!」
「へ? なんで?」
「いいから!! 志都美お姉ちゃん、起きて!」


なんか、真澄ちゃんが慌てているのは確かだ。
私はボーッとする頭で近くにあった携帯を開いた。


「今、何時……?」


見れば、夜中の一時五十八分だった。
なんでこんな夜中に……?
真澄ちゃん、寝ぼけてるのかな……?


「……ん……。真澄……?」
「お姉ちゃん! 早く起きて」
「どうしたの……? まだ夜中じゃない……」
「ふぇ……?」
「一体何事〜?」
「眠ぃ〜!」


志都美が起きると同時に、メアと稀李と沙理奈も起き上がった。
真澄ちゃんは「あぁ、もう時間がない……」と呟いている。


私が再び携帯を見ると、一時五十九分だった。


「どうしたの? 一体」
「……信じられないかも知れないんですけど……、




       私の親が、襲ってきます」




「「「「「……え?」」」」」


私たち五人は、声を揃えた。
志都美の親が、襲いに——?


「……何それ?」
「そんな訳ないじゃない。お母さんとお父さんが……。真澄、寝ぼけてるの?」
「違うよ、お姉ちゃん!! とにかく早く逃げて! 私たち、殺されちゃう!! 二時にお母さん達が捕まえに来るの!!」


真澄ちゃんが、必死に私たちに伝えた。
二時に捕まえに来る——?


「そんな馬鹿な、」
「信じて!! 私、聴いちゃったの!!」
「なんて?」


志都美が、真澄ちゃんの方を掴んで呟いた。
真澄ちゃんは、息を整えながら話そうとする。


もしも、本当に二時に志都美の親が捕まえにくるとしたら——……。
私は、携帯の時計をもう一度見た。


私が見たと同時に、


「お母さんとお父さんが二人で——……」



        二 時 に な っ た



「真澄、志都美!!!」
「!?」


志都美のお父さんが、ドアを勢いよく破ってきた。
そして、真澄ちゃんの腕を掴む。


「いやぁっ!! やめてぇ、お父さっ……」
「……っ許してくれ、真澄……っ」
「うっ——……」


お父さんは、真澄ちゃんの首を絞めた。
真澄ちゃんは、その場に倒れる。


「真澄!! ——お父さん、何するのよぉ!!!」
「ごめんな、志都美……。今はまだ殺しはしない。ただ気絶させるだけだ」
「殺しはしない……って——!!」


志都美は、目を丸くした。
身体は、小刻みに震えている。
私たちは、ただ呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。


「大丈夫よ、志都美……。少し、眠ってもらうだけだから」
「嫌っ! 嫌よ、お母さんまで……!! 何をするの!?」
「睡眠ガスよ。死にはしないから」


志都美のお母さんが、銃っぽいものを構えた。
暗くてよく見えないけど、中身は睡眠ガスだろう——。
そう思ってると、


「うりゃあ!!!」
「!?」
「沙理奈!!」


沙理奈が、志都美のお母さんの手を押さえた。
志都美のお母さんは軽く怯む。


「……っ今のうちに早く逃げろ!!」
「で、でも沙理奈が」
「いいから早く!!」


私たちは、ドアに向かって走り出す。
しかし、お父さんに止められた。


「志都美、いけないなぁ……。あまりに抵抗すると、お友達が死んじゃうよ?」
「!?」


お父さんが、志都美の肩を掴んだ。
そして、何かナイフらしきものを取り出す。


向けた方向は、沙理奈——。


「やだっ……やめて! 沙理奈、逃げてぇ!!」
「え?」
「……このっ……離せ!!」
「沙理奈!!」


沙理奈は、志都美のお母さんに頭を殴られた。
沙理奈は床に倒れこむ。


「……っ」
「沙理奈ちゃん、あまり手荒い真似をすると、もっと酷い目に合わせるからね?」
「……うるせぇよ」


沙理奈は、小さく呟いた。
それと同時に志都美の母親は立ち上がり、銃らしきものを構えた。


「……じゃあ、許してね。皆——」
「!!!」


奇妙な音と同時に、辺りはたちまち煙に包まれた。
次第に酷い睡魔が襲ってくる。
ダ、ダメだ……。
立っていられない——……!!


「——……、恨むなら——……」


志都美のお父さんが、何かを呟いている。
私は必死に耳を傾けた。


「——……れで咲桜さんの、儀式が始められる——……」


サキザクラサンノ 


   ギシキ——……?











遠のく意識の中、それだけがはっきりと聴こえた。











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